人工木デッキが反ってきたので~港区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, マンション専用庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2018年8月24日

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東京都港区のマンションへお住まいのお客様から資料請求と同時に専用庭の図面を送付いただき概算見積もりを。
その後、周囲をウッドフェンスにする予定ということで、現地調査と打ち合わせにお伺い。

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室内から見た専用庭、マンションの庭とは思えない広さです。

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一部はタイルテラスと人工木のデッキが敷かれています。

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専用庭といえどもマンションの場合は共有部分になりますので、ベランダやルーフバルコーと同じく1本の釘も使えませんし穴を開ける事も出来ません。
つまり下の根太もコンクリートに留める事ができないので、置くだけですのでこのように人工木のウッドデッキは根太も一緒に持ち上げてしまうくらい反ってしまいます。(今回測ってみたら最大で15mmくらい浮き上がっていました)・・・・・これが当社で人工木でのデッキ施工をやめた理由のひとつです。
今年の夏の暑さで特にマンションでの人工木デッキでは相当この現象が起きているみたいです。

人工木は熱で反り、天然木では乾燥で反りが発生します。天然木の反りは人工木と比較すると小さいですが、天然木で大きく反るのはセランガンバツですが、ここまでは・・・・・・似たようなもんかな?と、いうわけで当社ではセランガンバツ製のウッドデッキも施工していません。

そんな訳ででこれを撤去して、お客様ご希望のイペの”すき間無し施工”となりました。他社からは安いハードウッドのすき間あり施工の見積もりがでていたそうですが、下にゴミが溜るのは避けたいと・・・・・

 

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この手摺壁も隠すように周囲全面は縦格子のウッドフェンスを施工します。また既存のレンガ花壇は同材のイペでカバーして木製花壇へと。

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こちらにある給湯器、室外機やエアコンホースは隠したいとの事で、サイズを念入りに測ります。

全ての採寸と仕様の打ち合わせを終了し最終見積後、ご注文いただき工場製作を経て施工へ。

 

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マンションですが1階ですのでエレベーター、室内を通さず搬入出来ましたので最大3.6mの長尺すき間無しパネルで製作しています。
ウッドフェンスの縦格子は狭幅5cm、すきま2cm、高さ1.5mの仕様です。

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隣接している建物が見える部分は、広幅板ですき間無し高さ2mのフェンスで覆い隠しました。

 

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レンガの花壇が木製花壇へ変身!

 

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この部分は外部への避難通路として指定されいる所なのでフェンスと同デザインで扉加工。

 

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超大型の室外機カバーと給湯器カバー。

この室外機カバーを納入時にご覧になったお客様が大変気に入り、別部屋のベランダウッドデッキと室外機カバーを追加でご注文いただきました。
ウッドデッキ材と同材での室外機カバーってしっくりくるんですよね!

これで見せたくないものは全て天然木で隠し、ウッディな庭の出来上がり。
近々に友人・知人を招待しガーデンパーティーをされるとか、楽しみですね。

それではマンション専用庭のウッドデッキ&ウッドフェンスの紹介は終了。次回は戸建住宅の庭ウッドデッキを。

5年で取り替え工事~白井市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2018年7月15日

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千葉県白井市にお住まいのお客様が、ご自宅の図面とウッドデッキの現況を撮ったスマホをお持ちになりご来社いただきました。

お話では5年前に今の分譲住宅を購入されたそうです。
ウッドデッキが付いていたのが、購入した理由のひとつだったそうです・・・・・・・・それが2年ほど前から腐っている部分が見つかり、今では使えないくらいに・・・・・

お住まいの分譲地内では、同じ住宅販売会社によりウッドデッキ付の家を販売していて、同じように腐ってきたため既にウッドデッキを腐り取り壊したところが数軒あるとの事でした。
まだあるんですね。住宅を売る為の手段として安価なウッドデッキを付けて販売している会社が。。。。。。。。。。
10年以上前には、そんな会社から購入した家のウッドデッキの取り替え工事を何度も経験しましたが。

お客様はそこで今度は耐久性が高く保証があるウッドデッキをネットで捜され、当社へ資料請求をいただいていました。
それで実際に10年以上経った当社のイペウッドデッキを見学するのも目的でご来社。じっくりご覧になり驚かれていました。(10年以上経っていますが腐朽どころか全く傷んでいません)
次は打ち合わせルームで大きさやフェンスデザイン等の打ち合わせ。

その後、見積もりもご予算内という事で施工へ。

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解体前のウッドデッキ。見える部分では主に手摺と階段が腐っているようですが・・・・・

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幕板を剥がしてみると案の定、根太の腐れが甚大。一番腐りやすいSPF材を使っています。
束を見てみると今や素人のDIYでも使わない鋼製束。どんだけ手抜きしたウッドデッキじゃ!

——–当社の職人も笑うしかない作り。これを作った大工さんは住宅会社から”安く作るように相当プレッシャーを掛けられて施工したんだろうな”と同情。——-

 

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簡単に作れるウッドデッキは簡単に壊せます。道具を使わず人力だけでも壊せそうですが。。。。。。

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床板は根太に留めている所以外は、このように大丈夫です。特にお客様は販売会社から毎年塗装すれば大丈夫と言われ実行していたそうですから。塗装の防腐効果は表面だけです。
いつも書いていますように理論上からも数十ケ所以上の解体経験からも、ウッドデッキは見えない床下の構造部分から腐ってきます。

解体終了後、そのまま施工へ。

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解体日に施工も完了。
当社は工場で製作していきますので、このくらいの規模ですと解体と施工を併せても1日で完了します。

 

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奥行きは今までと同じに。今回、手摺フェンスはシンプルな幅狭の横板に変更。

 

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階段の位置は正面から、お客様の動線を考えて横に。

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今までになかった床下収納用の蓋も付けて。

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こちらも今までになかった物干し金物を取り付けました。今まで2階まで上がってベランダで干していた洗濯物も1階で干せるので楽になりそう!

施工完了後アンケートでお客様から、

「先日はありがとうございました。
お蔭で安心して使用することができています。
お話を伺った時に木材のヒビ割れから水が入り傷んでくるということでしたが、1ヵ所床の部分にヒビがあり
梅雨に入り、どうなるのか心配しています。それ以外ではとてもいい状態です。」

ご安心ください。ひび割れから水が入って腐りる他の木材と違い、イペは腐朽に強い成分を元々もっていますので、ひび割れから入るくらいの水では腐りません。
その証拠に、ご来社いただいたときにご覧になりました当社のイペデッキにもひび割れは入っていますが、10年以上経っても腐っていません。

ノーメンテナンスで10年保証していますので、塗装からも解放されます。

これで庭ウッドデッキの交換工事を終了。次回はマンション大規模修繕時サービスの紹介です。

 

 

コーナーには手摺を~流山市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2018年6月30日

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流山市の戸建住宅へお住まいのお客様から、作りたいウッドデッキの大きさを電話で連絡いただき概算見積もりを。

その見積もりが、ご予算内とのことで打ち合わせへ。

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新築されて1年くらいになるそうですが、庭は手つかずの状態でまずはメインとなるウッドデッキを作りその後DIYで庭作りをする予定のようです。

当初は人工木材で検討していたようですが、人工木材がメーカー保証は2年しか付いていないのが判り人工木材より耐腐朽性が高いイペをお選びになりました。
・・・・・・・当社へお問い合わせいただくお客様の大半の方も、人工木材は腐さらないと思っていますが大手のメーカーは2年しか材料保証をしていません。

ネットで工事込みで人工木デッキを10年保証してネット販売している会社は、工事は10年補償、商品は2年保証のW保証?と書いていますので3年後に材料に問題があった場合は・・・・残念ながら保証対象にはなりません。まぁ2年で腐る事はないと思いますが。

またここで云う”補償”とは工事に瑕疵があり、これに起因する財物の損害や人への損傷に対しての補償で、自動車の対物・対人保険みたいなものでけっしてウッドデッキそのものを補償している訳ではありません。通常工事会社が保険会社と契約している工事保険の1種です。もちろん当社も契約加入していますが。。。。。。

ちなみに当社ではイペ製のウッドデッキだけは”工事”も”材料”も正真正銘の10年”保証”です。腐朽やシロアリで使えなくなった場合は無償で交換させていただいています。

 

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さて打ち合わせでタープの柱とフレームを付けたいという事になり、柱をこの窓枠と窓枠の間に建てることになり間隔を採寸をします。

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そしてこちら側の前コーナー部分にはフェンスでなく手摺をご所望。
このようにタープ用柱だとか手摺だとかを希望通り作ることが出来るのも天然木ウッドデッキのいいところ。設計の自由度が高いですが、人工木ではなかなかこうはいきません。

それでは完成しました写真を。

 

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タープ柱は邪魔にならないように窓枠の間にすっぽり納まっています。庭のウッドデッキもイペ製ですのですき間無し施工に仕上げました。
庭ウッドデッキでも、やっぱりすき間無しは仕上がりが綺麗ですね。

 

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タープ用のフレームを4面廻すと、ちょっと違った空間に生まれ変わります。

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アクセントになるコーナーの手摺。
初めは横板フェンスで検討していましたが、事前に送付していました写真集の中から手摺タイプの写真を見つけられこのデザインへ。

 

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ウッドデッキ下とその周りには防草シートをオプションでご注文いただきました。デッキ完成後、お客様がお好みの砂利を敷かれる予定です。

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最後に奥様から追加でご注文いただいた物干し金物を取り付けて完了。

これで手摺をワンポイントアクセントで付けました庭ウッドデッキの紹介は終了。次回はマンションのベランダウッドデッキを。