千葉県四街道市へお住まいのお客様から、お問い合わせいただきました。
「築10年以上のウッドデッキです。2階のベランダから雨が降ると雨水がデッキの上部の板に当たり、朽ちています。同じような外観での、ウッドデッキの施工を希望しています。
概算見積もりをお願いします。おおよその寸法ですが、横幅3m60㎝、出幅1mです。
フェンスデザインは、レンガの門柱に合わせていきたいので、同じデザイン(ラチスデザイン?)で
見積り願いたいと思います。よろしくお願いします。」
と、下の写真を添付いただきました。


この写真といただきました寸法から概算見積書を作成し、資料・写真集・イペ材のサンプルと一緒に送付。
初めてイペをご覧になったお客様から、是非このイペで施工していただきたい!とご依頼を受けてお伺い。
——-一度ウッドデッキを腐らせた経験のあるお客様は、たいてい10年保証付きのイペをお選びになります。何故なら腐朽試験のデータをみれば断トツの性能ですから。


フェンス手すりも床板もかなり危険な状態までくさっていました。材質はレッドシダーでしたが、ここまで持てば上等の方かも。
フェンスデザインはご希望のラチスフェンスでしたが、持参しました写真集の中にあるラチスと横板の組み合わせが気に入られ一部変更に。
ちょうど家外壁の塗り替えを予定しているとの事で、まず当社がデッキを解体しその後に塗装、それの終了を待って新ウッドデッキの施工というスケジュールで打ち合わせ。


ウッドデッキの完成、お客様の御希望で塗装タイプに仕上げています。


ご覧のように正面はラチス、両側面は幅狭のボーダーフェンスです。

夕日の日差しがラチスにあたり床へ斜め格子の影を作っています。
ラチスフェンスの製作は久しぶり。10数年前はウッドデッキのフェンスの半数はこのラチスだったのでなつかしい!
・・・・・・イペ材のラチスフェンスは丈夫で長持ちし格子がバラバラにはなりませんが、その代わり作るのに手間が掛かるので他のデザインよりは少々高くなります。
お客様からアンケートで
「イメージどおりのウッドデッキの仕上がりに大変満足しています。
遠方より2度にわたってお越しいただきお手数をおかけしました。
ありがとうございました。」
それでは久々のラチスフェンス付ウッドデッキの紹介は終了し、次回は戸建ベランダへのウッドデッキを。
さいたま市にお住まいのお客様から、現況の中庭写真と家の図面を添付の上お問い合わせいただきました。

送付いただきました中庭の写真。
図面では4.5m×3.6mの長方形の中庭となっています。
メールには、
「概算見積もりをお願いします。(とりあえずイペ材で)
中庭にウッドデッキを設置希望です。
●仮設で設置してあるウッドデッキの解体処分からお願いします。
●中庭部分全面 フラットでの設置(屋内床と同じ高さで)
●既存の径500mmの鉢植えを設置後も置きたいのでその部分を空ける。
●雨水排水を砂利敷きの部分で(添付写真参照)浸透させているので、砂利敷きのままにしたいです。既存デッキの下は土間コンクリート打ちです。
天然木のウッドデッキで裸足で歩くのは難しいでしょうか?また、全面ウッドできとすると、虫の発生と、湿気の心配があるかなと思うのですが如何でしょう?」
今までの中庭ウッドデッキの施工経験からご質問への回答と一緒に見積書を送付しますと、ご予算内との事でお伺いを。


中庭のサイズを測りますと図面通り。この鉢部分をくり抜いて施工するために位置と大きさも測って採寸は終了。

DIYで作られた既設のウッドデッキは束は鋼製束、根太はアルミのハット金物を使用し床の杉板は留めていませんでした。
全面をウドオデッキにしたいのと、これからの耐久性を考えてこの際、腐る前に10年保証付きのイペウッドデッキへの取り替え工事を考えられたようです。
最近はお客様方も、ウッドデッキ材の耐久性をいろいろと調べた上でイペを選ばれますが、ハードウッドの中でもイペは特に施工難度が高くDIYにはちょっと向かないかも・・・・・
といことで、今回は当社に施工ご依頼をいただき施工へ。

床板は短手の3.6m方向に1枚板で。

鉢の植え替ええおできるように、少々大き目にくり抜いています。

4面を窓に囲まれていますので、今回は板間すき間を5mm開けています。通常の庭デッキではイペの場合、すき間なしで施工します。

くり抜いた横には下を点検できるようにとお客様の希望で蓋加工。

玄関から見た中庭ウッドデッキ。
施工終了後、お客様がアンケートで
「テクノグリーンさんにお願いして本当に良かったです。ありがとうございました。」
こちらのお客様は、中庭の採寸が終わった時に「外庭の外構フェンスも欲しいんですけど・・・・・・」と。
一緒に採寸してきましたので、その施工の紹介は別の機会に。
我孫子市で一戸建を新築中のお客様から、お電話をいただきました。
「これから伺ってよろしいでしょうか?」
当社の近くにお仕事で来られていたお客様は、間もなく見えられさっそく当社エントランスのイペ製ウッドデッキをご覧になられました。
家を建ててる工務店からは人工木デッキを提案されているが、いまいちピンとこないのでイペのウッドデッキを直接みてみたいとの事。
ご希望のウッドデッキの大きさをお聞きしまして、概算見積もりを。
翌週に奥様と一緒に、再来訪いただきました。(奥様は天然木は腐りやすいと心配されているので、実物を見せたいとの理由で)
奥様も10年以上経っても全く腐っていないウッドデッキを見てびっくり!
また打ち合わせルームで腐朽試験のデータや人工木のカタログをご覧になって、さらにびっくり!
——–工務店から提案されている人工木大手メーカーカタログの最後に記載されている「商品保証」のページには保証期間2年と書かれています。
一般のお客様は、たいていこの事を知らず人工木は腐らないと思っている方がほとんどですが——-
これを見て「樹脂は腐らないんじゃないですか?」と、ご質問いただきましたが、主流の人工木は約50%の木粉が入っていて理論的には半分の木粉は腐る可能性があります。
・・・・・・・・当社が人工木のデッキを扱わなくなった理由のひとつは、このメーカーが”2年しか保証”していない事によります・・・・・・
それでは、竣工のお知らせを受けて現地調査へ。

広~い庭です。写真の手前側には、これから倉庫が建てられるそうです。

ウッドデッキの高さは、いつものように掃出し窓サッシ下まで。
打ち合わせも終了し、1週間後には施工。

正面からの写真。出幅違い、一部フェンス付、階段2ケ所の仕様です。

目隠しは全くいらないシチュエーションでしたのでフェンス高さ1m、幅5cmのボーダーですき間5cmとしました。

雨水桝をまたぐように階段を設置。あんまり雨水桝は開ける事もありませんが、万が一開ける必要が出た場合は簡単に階段は外せるように作っています。

今回のこちらのウッドデッキを作るにあたりサイズの制約がありませんでしたので、出幅は90cmと180cm、横幅は240cmと360cmというように材料寸法に合わせ、ロスが全くでない寸法に作っています。
天然木の風合いが気に入っていたけど、腐れが心配で人工木しかないとあきらめていたお客様。
10年保証付きのイペウッドデッキがある事が判りご注文いただき、完成後すぐにメールで
「この度はありがとうございました。家族共々大変喜んでおります。また何かありましたらよろしくお願い致します。」
これで戸建庭ウッドデッキの紹介は終了。次回はコーポラティブハウスのバルコニーデッキ交換工事です。