戸建バルコニーウッドデッキの取り外し&再設置~柏市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, マンション大規模修繕時サービス, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年9月11日

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10年前に戸建2階バルコニーへウッドデッキを施工させていただきましたお客様からお電話をいただきました。
「10年前に建てた家のメンテナンスを行う予定ですので、バルコニーの防水工事の為、取り外しと工事終了後の再設置をお願いします。」

このブログで何度も紹介してますマンションベランダウッドデッキやルーフバルバルコニーウッドデッキの大規模修繕時の取り外し・保管・再設置と同じように、戸建バルコニーのウッドデッキの同作業を承っています。

ただし自社で施工した天然木のウッドデッキだけですが。
———–昨日も人工木でマンションベランダを施工されたお客様(当社施工ではありませんが)から、大規模修繕時のこの取り外し・保管・再設置のご依頼の電話をいただいたのですが、人工木の場合は腐っていなくても取り外した後に下の写真のようになる場合があります。(メーカーにもよるのかもしれませんが、取り外し直後から反るのもあれば、夏場の保管中に大きくねじれるのを経験しています)

 

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こんな風になってしまうと、もう元の状態に再設置する事は不可能。それで説明させていただいたんですが、現状設置されている状態だけ見るとなかなかご理解いただけなくて———

さて話は今回に戻りましてマンションの大規模修繕工事と違い、家のメンテナンスは短期間で終わりますので保管の必要がありませんが、今回お客様は塗装する事をお望みでしたので、一時的に工場へ持ち帰り塗装して再設置の運びとなりました。

今回取り外し時の写真が撮れなかったので、代わりに10年前の施工後の写真で。

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下2枚の写真を見ればお分かりのようにフェンスもイペ製で当社が施工しています。
これは家の完成後に取り付けたのではなく床はウッドデッキ、フェンス部もイペフェンスでというお客様の強いご希望で設計段階から工務店と打ち合わせして施工した経緯があります。

 

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当時の施工中の写真です。

 

それでは、今回メンテナンスのバルコニー防水工事が終了してのウッドデッキ再設置後の写真を。

 

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ご覧のように再設置が終わると、メンテナンス用の足場が待ってましたとばかりにすぐ組まれました。
メンテナンス工事会社は防水層の上に直接足場を載せられないので、ウッドデッキの再設置を待っていたようです。

 

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経年変化したイペに塗装したら、どんな色合いになりますか?と質問をいただく事がありますが、初めの無塗装の写真と10年経過して塗装したイペの色合いを比較してみてください。

今回は塗装する時に点検もさせていただきました。全く腐朽や傷みもなく10年保証はきれましたが、次回の家のメンテナンスまで充分使用に耐えうる状態でした。

このようにマンションと同じく戸建のバルコニーウッドデッキも、メンテナンス時の一時取り外し&再設置を承っています。
今まで当社で施工されたお客様は、メンテナンスの計画がもちあがりましたらご一報を。過去施工の資料・図面を残していますので、1日以内に見積もりさせていただきます。

では次回はマンションのベランダウッドデッキを。

2軒並んだウッドデッキの取り替え~世田谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2017年9月6日

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「HPを見てご連絡させて頂いております。
8年程前に世田谷区で施工したウッドデッキ(レッドシダー使用)が反り・束の沈下などにより、撤去後再施工をするのですが、お見積りを御願い出来ますでしょうか。
(2棟分あります、同時期施工可能です)」

と、不動産販売会社様から写真と図面を送付いただきました。

写真はこちら。

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この完成時の写真といただきました図面から概算見積もりをしまして、ご予算内ということで現地調査へ。

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塗装を毎年されていたそうで、床板やフェンスの横板は、そんなに目立った腐朽はみられませんが・・・・・・・・

床に乗るとふかふかした感じがするのと、ご覧のようにフェンス支柱がかなり倒れ掛かっています。
これは、床下の構造部が相当腐ってきている証拠です。

レッドシーダーや防腐注入木材では、「毎年防腐塗料を塗れば長持ちしますよ」と過去に宣伝していたけれど、毎年毎年、床板を剥がして構造部分まで塗るなんて出来ないですもんね。

今回のこのウッドデッキは、くわえて大工さんが施工したようで”やっちゃいけいない木組み”をあちこちでしていました。これでは尚更、構造部分が早く腐ってしまいます。
耐腐朽性の高いイペでも、間違った施工をしてしまいますと腐朽を早めてしまいます。

「ウッドデッキの耐久性は、材料50%、施工の木組み30%、構造設計20%で決まる」は、当社の持論です。

—–先日打ち合わせしたお客様からの質問。「ウッドデッキも構造計算必要なんですか?」——
何年か経って、構造部で強度不足があるとその部分がへたり水が溜って腐ってきます。今までに腐朽したウッドデッキの解体で何度も目にしています。今回もそんな中のひとつでした。

今回ご注文いただきました不動産販売会社様は、このトラブルが2度と起きないようにとの事でウッドデッキの材料、施工実績・施工方法を調査され10年保証付きのイペのウッドデッキをご指名いただきました。

それではイペウッドデッキに生まれ変わった2軒の写真を。

 

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擁壁の上に建つウッドデッキ2ヵ所が完成。

 

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どちらも台形ですが、大きさは違います。ただ基本的に不動産販売会社様の補償工事でしたので元の大きさからは変えていません。

最後にお住まいのお客様宛の10年保証書をお渡しして今回の工事は終了。
保証は10年ですが、実際は当社今年で創業22年目になり創業年に施工したイペのウッドデッキは今も健在で使用されています。というか、イペのウッドデッキだけは未だ1ヵ所も腐ったという報告はありません。

次回は、10年前に当社が施工しましたイペの戸建2階のベランダウッドデッキ、どうなってる?を紹介します。