前の持ち主のDIYウッドデッキを解体して~松戸市~調査・打ち合わせ編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2013年7月6日

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今回もまた、腐ったウッドデッキを解体して新たにウッドデッキを新設しました紹介となります。

千葉県松戸市のお客様からご依頼があり、お伺いしますと、

季節ウッドデッキの全体画像

季節ウッドデッキの全体

外からのちょっと見には、それほどでもという感じですが・・・・・

バラバラになったラチスフェンス画像

バラバラになったラチスフェンス

ホームセンターで売られているラチスフェンスは驚くほど安いのですが、腐る以前にこのようにバラバラになってしまう事の方が多いようです。作りをみたらその原因もすぐわかるのですが、価格が価格だけにしょうがないかという感じです。

腐ったウッドデッキ床板画像

腐ったウッドデッキ床板

こちら床板も写真では大丈夫そうに見えますが、歩く場所を選ばなければ危険というほど、あちこちに腐朽がみられました。

お客様にお聞きすると、昨年中古でこのお家を購入されたそうですが、前の持ち主がホームセンターから材料を購入してDIYでこのウッドデッキを作られていたようです。

10㎡くらいの正方形が二つ繋がったような形で、けっこう大きいウッドデッキでした。・・・・・ソフトウッドといえ、これだけの大きさをDIYで作るとなると、かなりの時間をかけて作ったんだろうなと感心してしまいました。・・・・・釘一本、まともに打てない不器用な私にとっては、特に。
そんな人間がお客様のウッドデッキを作ってるんかい?という疑念をお持ちになる方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。私は施工には一切関わりません。すべて職人が行います。

一見すると大丈夫そうにみえますが、

腐った床板の画像

腐った床板

このように床板のあちこちで腐っています。調査するにも足元を見ながらの作業となりました。床板でこのくらい腐ってるとなると、根太や束は推して知るべしでしょうね。

お客様と作り変えのウッドデッキ大きさと、フェンスデザイン等を打ち合わせをした帰り際に、こちらも一緒に見積もりを・・・・。

樹脂製の擬木フェンス

昔それなりに流行った通称「プラ擬木」。これで道路との境界フェンスを作られていました。木粉入りの人工木材と違い腐ってはいませんが、すっかり色褪せていかにもプラスチックという感じになっていたので、一緒に交換依頼いただきました。

いよいよ解体と新しいウッドデッキの作り替えの写真は次回、解体・施工編で!

中庭のような戸建2階のバルコニー~千葉市~前編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ | 投稿日:2013年4月27日

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「戸建2階のバルコニーなんですが、丁度8畳の広さで正方形をしています。いくらぐらいでしょうか?」と、事前に資料・サンプル・写真集を送らさせていただいた千葉市のお客様からお電話が。

概算見積で仮ご注文いただき採寸へ。

解放されたコーナー写真

解放されたコーナー

なんと、このコーナーの1ヶ所が外へ向かって解放されているだけで、残りの面は4面全て部屋に囲まれています。

文章で説明しても難しいので、外からの写真を。

外から見たバルコニー写真

外から見たバルコニー

こんな感じです。

4面建物に囲まれています。建物の中心にバルコニーがあるんです。今まで某ハウスメーカーの設計士のお客様宅でインナーバルコニーは施工したことがありますが、この中心にあるのは初めてです。まるで中庭のようです。

これってすごくないですか?私は断然気に入りました。当然リビングも2階にありますが、バルコニーを中心に廻りに各部屋が配置されているので、使い勝手が良いだけではなくバルコニーの利用頻度は上がるし、いろいろな場面で活躍しそうです。

こういう重要なスペースを防水層を剥き出しのままでいいはずがありません・・・・・と、お客様は考えたのでしょう。いやいや、始めからウッドデッキの敷設を考えて建てられたと思います。それもタイルや人工木材ではなく家族団らんの場にふさわしい天然の木材のウッドデッキを。・・・・・・・勝手に推測しています。スミマセン。

リビング前は開き戸の画像

リビング前は開き戸

リビング前の戸は開き戸。これも開放感充分。

出入り窓は引き戸の画像

この部屋の出入り窓は引き戸

低い腰窓

と、いろいろな窓が目的に合わせて取り付けられています。

バルコニーからサッシまでの高さの写真

バルコニーからサッシまでの高さ

木造住宅のバルコニー(ベランダ)の防水層の立ち上がりは、建築基準法では決められてないようですが、(財)住宅保証機構の設計施工基準の(バルコニー防水)では開口サッシ側は120mm以上となっています。今回の採寸でも120mm丁度。防水層はFRPの塗膜防水でした。

同じく水勾配は水下の排水溝へ向かって1/50となっています。とういうことは1辺3.6mの正方形ですので、最大70mmくらいの勾配がついている計算となります。雨漏りの事を考えるとこの立ち上がりが大きく勾配がきつい方が良いのですが、実際の使用を考えると、?????となります。

これだけ勾配がありますと、何を置いても傾いてしまいます。テーブルを置いて食事をするにも落ち着きません。歩くにも傾きながら歩いてしまいそうです。・・・・そんな事はないか?

お客様の一番の要望も「平らに設置して欲しい」・・・・当然です。せっかくのバルコニーなんですから。

概算見積もりで8畳の正方形を3.6m×3.6mで計算していたのですが、測ってみるとほぼピッタリ。正式見積もりも、ほぼ概算見積もりと同じで、ご注文をいただき施工へ。・・・・・施工完了の後編は次回で。

ウッドデッキの木材で迷っているんですが~守谷市~前編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ | 投稿日:2013年2月27日

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今回のご紹介は、茨城県守谷市へお住まいのお客様の庭用ウッドデッキです。

お電話で「戸建の庭へウッドデッキを検討しています。他社からイタウバを勧められてサンプルをいただいたのですが、他の木材とも比較してみたいのですが?」と、お問い合わせをいただき、次の日曜日にご家族でご来社いただきました。

話がそれますが、当社の住所は柏市なのですが、松戸市と隣接している上、一方通行や行き止まりが無茶苦茶多い地域です。なんと松戸市側の道路からしかたどり着けません。ついでに目印なるような物もありません。

先日もマンションのベランダデッキで打ち合わせにいらしたお客様がカーナビを頼りに来て「近くまで来てるんですが、たどり着けません!」と電話でSOSを送ってきました。

カーナビの種類によっては、どうも行き止まりの道を行けるかのように案内するようです。今まで半数以上の方が途中でギブアップで電話をいただいてます。

今回のお客様は、途中で少し迷われたようですが、目の前まで来て「途中、道路工事中で行けません」

いろいろあるもんです。その日は、たまたま道路の舗装時工事中でした。当社の駐車場へ入れることが出来ず。

まぁ~、なんとか周辺に駐車をしていただき、ようやく打ち合わせルームへ。でもこちらへは、守谷市から思っていたより近くて4~50分でこれたようです。

話は戻りまして、さっそくウッドデッキ用木材選びに。

ハードウッド6種

ハードウッド6種

この6種類のハードウッドは現在、当社がウッドデッキ施工に使用している木材です。

写真の撮り方も悪いんですが、写真じゃなかなか判別がつかいなと思います。施工しているプロでも。

イペ、クマル、マサランドゥーバ、ウリン、イタウバ、セランガンバツの6樹種なのですが、素人の方には「何がなんやら」という感じでしょうね。そこで、樹種を教えないで実際に見て触って舐めて(冗談です)いただき、お好みの木材を選んでいただくときもあります。お選び後に、それぞれの特徴を説明させていたています。

イタウバは他社からサンプルをいただいていたので、判ったようです。

お選びになった樹種は「イペ」でした。

樹種に迷ってご来社される大多数のお客様は、同じように「イペ」を選択されるので、当社で施工するウッドデッキはやっぱりイペ製が多くなってしまいます。

何が違うのか?って。

ハードウッド木口断面の画像

ハードウッド木口断面

ん~。これも写真では判りにくい。

実際、手にとって触っていただくと、この切断面の感触がイペだけは断然違い、繊維が緻密であることがよ~くお判りいただけます。そしてズッシリくる重さで、重厚感も一番です。

さて、木材も決まりサイズを打ち合わせて次の日曜日に現場での調査と採寸することに。

防草シートが敷かれた庭

防草シートが敷かれた庭

ご主人が庭全体へ防草シート敷設済みでした。テクノグリーンでは、この防草シートの敷設は少しでもコストが掛からないようにDIYでやられるようお勧めしています。この作業は素人もプロも出来上がりに差は出ませんので。

この掃出窓前にウッドデッキ

この掃出窓前にウッドデッキ

決定したサイズは、この窓を中心に間口3m、出幅を2.7mに決定しました。通常のウッドデッキ木材はどの断面サイズも長さが30cm刻み寸法で輸入されていますので、30cmの倍数の寸法で作るのがロスなく㎡単価が安くなる方法です。今回も、周りの障害物を気にしないで作れたので、ご希望する大きさからこのサイズをアドバイスさせていただきました。

これからサイズをご検討の方は、是非、ご参考に。

それでは、施工後の写真は次回で。