ログハウスのウッドデッキが腐ってきて~小美玉市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 戸建てベランダウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2014年6月3日

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今回の紹介は茨城県小美玉市のお客様。ログハウスを建てられた時に一緒に作ってもらったウッドデッキの取り替え工事です。

築10年ちょっととか。木材は防腐注入された材料を使用していて、家と同様に手入れをしていたようですが、数年前から床板が抜け落ち交換もしていましたが、フェンス部分も腐り始めて・・・・。
そこで今回は使用する木材を充分に検討して、耐久性に優れたイペ材で。

そういえば、この頃お客様から「ハードウッドは全部同じように耐久性が高いんでしょ?」と聞かれますが、答えは「ノー!」です。
正解は「ハードウッドの中には非常に耐腐朽性が高い樹種がある」です。

特に「海外で何十年も腐らず使用されているから大丈夫」な~んて情報で、耐久性があると思っていると大間違い。海外では50年腐らないはずの木で作った木橋が10年もしないで落橋した例もありますし・・・・。
気候風土が違う日本では、日本のJIS試験方法に則った試験と10年以上の実証結果で判断するのがベストと思いますが・・・・・・。

テクノグリーンでも、数種のハードウッドでデッキを施工していますが、上の2つをクリアしたイペ製のウッドデッキのみ、10年保証しています。
実際にJISの腐朽試験を行ったそのデータと、創業から18年間、施工してきた経験を基にした10年保証です。

 

話がそれましたので、戻しまして現地調査・打ち合わせ時の写真から。

 

 

広い庭のウッドデッキ

広い庭のウッドデッキ

 

先々月このブログで紹介しました同じ茨城県笠間市のお客様と同様に広~い庭にデッキがあります。

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一見すると、まだまだ大丈夫?

 

床板の腐れ画像

床板の腐れ

 

防腐注入材でもこのように腐っています。やっぱり木口が弱いですね~。

 

フェンスの腐り

フェンスの腐り

実はこの縦格子フェンス、横桟と格子材はテクノグリーンで行う留め方と全く同じ方法で雨水を抜けやすく製作してあったので、この部分は腐っていませんでした。
・・・・・・・ただ残念ながらフェンス笠木は面で雨を受ける関係から水が溜りやすく・・・・・・防腐注入木材の限界か?

お客様との打ち合わせで、ウッドデッキ、フェンスデザインは今までと一緒。一部フェンスの取り付け位置と、階段をステップへ変更。
ログハウスに住まわれているくらいですから日曜大工、DIYはおてのもの。
道具もお持ちのようで解体撤去は、お客様が担当。施工に入る前週の休日に「完了」しました!」と、写真添付のメールでご連絡いただきました。

 

いただいた写真が下2枚。

ウッドデッキ撤去後の全体

ウッドデッキ撤去後の全体

 

残った束石

残った束石

 

隅の束石だけは、家基礎と一体化していて撤去できなかったそうです。・・・・こうして事前に連絡いただきましたので、対処が楽になりました。

 

いざ、こちらの施工の出番です!

 

施工途中?ハシゴ?

施工途中?ハシゴ?

 

なんで庭デッキなのにハシゴが要るんだ?

 

2階ベランダ

2階ベランダ

 

実は、2階ベランダの床材も同じ防腐注入木材を使用していた為、イペ材での交換を追加ご注文いただいてました。

縦格子フェンス付デッキ画像

以前と同じ縦格子のフェンスデザインです。高さは1m。これも全く一緒。

1段ステップ

1段ステップ

ささら階段をステップへ変更。
階段も作り方を間違えると腐りやすい部分のひとつです。

 

縦張の床板

縦張の床板

 

板張り方向は横張りだったのを縦張へ変更。出幅が3.3mでしたので長尺の1枚板で。

 

という事で、今回は縦格子フェンス付ウッドデッキの紹介でした。

次回は目隠しウッドフェンスをメインとした工事の紹介です。もちろんウッドデッキもあります。お楽しみに。

 

 

動物愛護団体のワンコウッドデッキ~葛飾区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ | 投稿日:2013年9月5日

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今回の紹介は個人邸の庭ウッドデッキではなく、非営利の動物愛護団体「一般社団法人アルマ」様が運営する東京都葛飾区にあります「アルマ東京ティアハイム」という動物シェルターでのウッドデッキです。

実はこのブログで以前紹介しました、習志野市の駐車場上ウッドデッキのお客様が、こちらでワンコの里親になりました縁が始まりです。
同団体の代表がこちらの「里親」様へお伺いした時、このウッドデッキを見て気に入り、お電話をいただきました。「すぐにでも見積もりにきてくださ~い」・・・・代表は決断も行動も早いようです。

他のお客様との打ち合わせ後、直行で行ってみますと、

広い庭

ひろ~い庭です。奥の方は横にも十分な広さ。

掃出し窓前

このように掃出し窓前は、コンクリートテラスと沓石が置かれている状態ですので、部屋から出入りさせるには何匹もの大型犬や小型犬といろいろいますので大変なようです、とういうより出来ないでいるようです。・・・・・ハイ、当社にもヤンチャなワンコ社員が二匹いますが、二匹でも手に余ってるので・・・・・・こちらの団体の皆様の活動は本当に大変です。(是非、こちららもご覧になりご協力を)

奥川から見た庭

この広い庭をワンコの為に有効利用したい!一部ドッグランを考えた芝生にし、残りをウッドデッキにしてワンコの遊び場兼、里親希望の方とここで触れ合える場所にしたい!というご希望を叶えるべく大きさや設置位置、フェンス高さ・デザインを打ち合わせの後、何度かの電話・FAXでの打ち合わせ後にいよいよ施工。

ワンコ用ウッドデッキ画像

完成したワンコ用ウッドデッキ

この広さは42㎡となります。横幅10m強、奥行きは4.2m。
4.2mの長尺板を床板に使っていますので継ぎ目無し。ワンコの爪が引っかからない為の配慮から、板と板とのすき間も開けずに施工しています。これは水に浸けた時の膨張試験から、導き出されたイペ材だけが可能な施工方法です。これはワンコ用ウッドデッキには必須の工法と考えています。

ウッドデッキと縦格子フェンスの画像

ウッドデッキと縦格子フェンス

扉付ウッドデッキ画像

扉付です

上の写真は扉が閉まっている写真。下が扉が開いている写真となります。室内からは玄関を通らずウッドデッキから散歩にも出られるようにしています。

奥側のフェンスと扉

奥の方はウッドデッキにせず、これから芝生なんかにして、ドッグランも楽しめるのかな?

今回は小型犬の逃走防止も考え、縦格子フェンスのすき間は通常より狭くしています。

と、ウッドデッキは完了したのですが、代表から「ウッドデッキと反対側の通路にも逃走防止用の扉が必要」

通路の扉画像

通路の扉

はい、こちらは当社からの寄付という事で無償で施工。

ウッドデッキが出来上がってからの利用状況はアルマ様のブログで! ワンコ達の嬉しそうな写真がたくさん見れますよ!

車庫上デッキの木部交換工事~中野区~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ガレージデッキ(車庫上ウッドデッキ), 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2013年6月17日

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前回の続きで中野区の車庫上のウッドデッキ施工完了編です。
今までのウッドフェンスは前の持ち主がデザインされたものでしたが、今回取り替えにあたり、基本は同じでデザインを少々変更しました。

隣家側のボーダーフェンスは高さ1.8m、上部はすき間10mm下部は30mmと少し広めに。これで目隠しフェンスとしては完璧です。
道路側のフェンスは既存のは高さ1mしかありませんでしたので、転落防止の基準の1.1mで縦バーを横板にぶつけて留めているだけのものでしたが、このデザインはカントリー風の感じで、都会の雰囲気ではちょっと気になるので、縦格子フェンスへ。

標準では格子幅を60mmで設計することがおおいのですが、今回はお客様のご希望で50mmと少しスマートにデザインしました。

それでは、比較の為に以前の写真から。

既存の縦バーフェンス

内側から見た縦バーフェンス。ご覧のように横桟に表側からぶつけて留めただけです。これはこれで周辺の環境や建物によってはいいデザインなのですが、今回は縦の格子パネルフェンスへ変更へ。

ただこの格子パネルは普通に作ってしまうと水が抜けにくい構造となるので、フェンスデザインのなかではクロスフェンスと同様に腐朽の観点からは、ひと工夫が必要となります。

それでは施工完了後の写真から。

縦格子フェンス画像

縦格子フェンス

縦格子フェンスは道路と庭に面した側へ取り付け。フェンス支柱は鉄骨の車庫に溶接している既存の金具を使用。

隣家側フェンス

隣家側と一部道路から見られる方向は、高さ1.8mのボーダー目隠しフェンスへと変身。

上から見たウッドデッキとフェンス

上から撮ってみました。それぞれのフェンスの配置がお判りと思います。

家の出入り口から

家側から撮るとこんな感じ。

逆側から

ウッドデッキの先端から撮りますと、このようになっています。

そうそう今回は、床板間隔は5mm開けています。通常イペ材で車庫上に施工するときは、すき間無しにするのですが、下に鋼材で出来たしっかりとした屋根がある上、夏場にプール遊びをするので、流した水が周りから落ちないようにするため、すき間を開けました。

道路から見上げたフェンス

下の桟に水が溜まらない構造になっている縦格子フェンス。これを現場で施工すると、時間がとんでもなく掛かるので、テクノグリーンでは1枚づつ図面から起こし、工場でパネル製作して現場では取り付けるだけにしています。ハイ、私が一枚ごとの図面を書きました。私の仕事は今回これだけ。・・・・いや、ボーダーフェンスのすき間の感じを理解していただくために、お客様向けのデザイン画も描いて喜んでいただけました。

ということで、今回のレッドシーダーデッキの取替え工事を紹介しましたが、レッドシーダーのウッドデッキは全部が全部このように5~6年で腐ってしまう訳ではありません。環境や施工の仕方によっては10年でも大丈夫なのもありますが、イペと比べると耐久性は、かな~り落ちます。

数年前まで「耐久性は抜群」とバンバン販売していた大手のエクステリア資材メーカーは現在、ほとんど販売をやめているようですが、その代わりに今度は同じ謳い文句で人工木材のウッドデッキをバンバン販売しているみたいですが・・・。

で、次回もまた庭のウッドデッキですが、レッドシーダー製ウッドデッキ取替え工事の紹介となります。