ワンコの為?の崖地デッキ~印西市~後編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, ウッドフェンス, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年2月15日

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前回の続きで印西市の崖地ウッドデッキ施工完了の紹介です。

既設のアルミデッキを解体する前にまず基礎工事。

基礎工時用の丁張

基礎工時用の丁張

 

通常は解体してから基礎工事をするのですが、既設デッキを解体してしまうと新設のウッドデッキが出来るまでの長期間、危険な状況で使えなくなります。
そこで基礎工事を先に行い基礎の養生期間は既設のウッドデッキを使えるようにしました。

当然設計の段階から、柱位置は既設の柱とかぶらないようにしています。

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お客様も気にしていた構造部の中でも一番重要な基礎と柱。

こういう崖地や駐車場上のデッキ、二階建ウッドバルコニーのハイデッキは基礎と柱とそれを繋ぐ金物をどうするかで全体の安全性が決まります。

完成後、お客様から「どうして柱金物は、こんな形状をしているの?下まで上と同じ太さでいいんじゃないの?」と、ご質問。

「良いご質問です!」実際に見て触っていただき、その理由を説明させていただきました。
強度施工性柱の耐久性までも考慮して設計したものなのですが、実物を見て触っていただかないと説明するがなかなか難しいくらい細部にこだわっています。

この柱の建てた後、上部のウッドデッキが全て完了。その写真を。

下から見た全景

下から見た全景

 

内側から見たウッドデッキ

内側から見たウッドデッキ

 

写真に全体が収まらいほど、横幅があります。約10m。
お客様から二番目のご質問。「この床板で、どのくらいの重量ですか?」
「床板だけで、約600Kg、フェンスや構造部も入れると総重量で1800kgになります。構造計算する時はこれに人が乗る荷重も入れますので、この数倍にて計算しています。」
「それで、太い梁や柱、丈夫な基礎が必要なんですね。」と、ご納得いただけました。
近所のお知り合いにからは「ドッグランに使えそうですね。」と、言われるくらい広いです。

で、そのワンコ、ラブラドールレトリバーの「ラッキー」と「ハッピー」

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頭が写ってないので、どっちがどっちやら。
ワンコの写真を撮るのは本当に難しいですよね。それも2匹一緒となると。
ましてヤンチャな犬は、カメラを向けるとそれを遊び道具と勘違いして寄ってきますから。

それにしても、前のデッキには乗らなかったハッピーも、天然木材のウッドデッキには、このように簡単に乗るようになりました。よかったですね!
犬も違いが判るんですネ。というか、ワンコの方が違いが判るのかも。

 

 

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ようやく、「ラッキー」の写真だけがまともに撮れました。10枚以上撮ったんですけど、あとは使い物にならずボツ。・・・写真を撮るのが下手なだけも。

ワンコの話はこのくらいにしてと思ったんですが、工事が始まる前にお客様から「うちには大型犬が二匹いるんですが、職人さん達は大丈夫かしら・・・・・」
と、心配されていましたが、私は違う心配をしていました。

 

・・・・・「工事そっちのけで、ワンコと遊んでばっかりじゃない?」と・・・・・当たっていました。

 

タープ用のフレーム

タープ用のフレーム

 

こちらはウッドッキの1/3に付けたタープ用の柱とフレーム。夕方は西日がきついので武庫川二向けて斜めにタープを掛ける予定です。
フェンスのデザインは施工写真集から気にりましたのを見つけ、広幅と狭幅を組み合わせたボーダー、すきまは20mm。

 

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お客様の「物干し竿を掛けたい!」との要望で、フレームを強化して掛けれるように。

テーブルとイス

テーブルとイス

 

これも、追加ご注文いただきましたコーヒテーブルとイス。さっそくこのテーブルでいただいたコーヒーカップが。・・・・・・私がいただいたコーヒーですが・・・・

最後に表庭の・・・・・

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取り替えましたウッドフェンスとベンチ座板。これらもイペ製ですので、10年保証付き。
フェンスのデザインはウッドデッキに合わせて同じに。

お客様からアンケートで、
「期待通りの素晴らしいウッドデッキが出来ました。ありがとうございました。
これから脱色して灰色になるのを楽しみに見届けます。
ウッドデッキを活用出来るこれからの季節の到来が待ち遠しいです。」

寒さに弱い私も同感です。春が待ち遠しいです。その前の花粉が心配だけど・・・・。

 

それでは、今回の紹介は終了。次回は戸建住宅の庭ウッドデッキを紹介します。

 

 

 

人工木の駐車場上デッキを解体して~横浜市~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2015年1月25日

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前回の続きで横浜市の駐車場上ウッドデッキ。
人工木材デッキの解体が終わり、イペ材でのウッドデッキが新たに完成しました。

 

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車の入れる正面側から。手摺支柱を上に伸ばしフレームを廻してタープ用の金物を取り付けています。
これで夏の日除け対策もバッチリ!

 

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隣家側のフェンス高さは1.1m。正面と道路に面した側面は高さ1.5mの横板フェンスとし、通行人の視線も気にせずに過ごせます。

 

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ウッドデッキ内部から。
物干し金物をウッドフェンスに取り付け。15mの高さがあるので洗濯物も安心して干せます。

 

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今までは玄関前の散水栓からホースを引っぱてきてお花に水遣りをしていたそうですが、ウッドデッキ上に立水栓を新設。
これでガーデニングが思う存分楽しめます。

これは事前に無料送付していました写真集の中から見つけられ、「是非、同じ物を!」と。

 

裏側の階段画像

裏側の階段

 

こちらは、裏へつづく通路へ降りる階段。4段あります。

 

 

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掃出し窓前のウッドデッキ。内部に3段の階段を作り駐車場上のウッドデッキに上がれるようにしています。

 

通路部施工前

通路部施工前

 

通路部施工後

通路部施工後

 

玄関側からは、この狭い通路を使ってウッドデッキに往き来していたそうですが、狭い上に危ない!と感じ、このような提案をさせていただきました。

ブロックの上も木製通路とした上に、転落しないように手摺も。

これで、玄関側からの出入りはスムーズに。

 

ウッドデッキの大きさは基本的には、ほとんど変えていませんんが使いやすく機能もいろいろと盛り込んだ「新設ウッドデッキ」となりました。

お客様から、
「短期間でとても良いものを造って頂き有難うございました。
大変満足しております」
と、メールをいただきました。

 

今回の紹介はこれで終了しますが前回の投稿の後に、ぐにゃぐにゃに曲がった人工木材の写真を見て「大雪が積もるとあんなになってしまうんですか?」と、電話をいただいたお客様がいらっしゃいますが、通常はメーカーの施工基準内で施工すれば、あんな風にはならない?・・・はずです。

今回のように駐車場上に造るハイデッキでは、それに対応する部材が無い為、無理をするとあのような結果となってしまいます。

材料自体の特性と多様な断面サイズが無い為、設計の自由度が非常に小さいといえるでしょう。

テクノグリーンで、あまり人工木材を使わない理由のひとつでもありますが・・・・・・

さて次回はまたマンションのベランダウッドデッキ。イペ製でのウッドデッキをご指名のお客様、その理由とは?・・・・お楽しみに。

タイルかウッドデッキか?ルーフバルコニー~目黒区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ルーフバルコニーウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年1月12日

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今回の紹介は、マリンライトを付けましたルーフバルコニーウッドデッキ。

東京都目黒区の新築マンションをご購入しましたお客様からサンプルと資料請求をいただきました。
奥様はインテリアオプション販売会でご覧になった「タイルバルコニー」をご希望だったそうですが、ご主人がウッドデッキ派。

ご主人からは、奥様も納得できるような資料や写真はありませんか?
当社では10年ほど前に一度ルーフバルコニーへタイルを施工したのだけれど、夏場熱くて1年でウッドデッキに施工し直したお客様のビフォ・アフの写真がありましたので、それを送らさせていただきました。

タイル取り外し中

タイル取り外し中

 

ウッドデッキ施工後

ウッドデッキ施工後

 

通常のベランダだと上に庇があり、そうでもないんですけどルーフバルコニーは陽が当たり放題。タイルは焼けてあっちっちになる上、蓄熱します。・・・・夜になっても熱い。
そんなこんなで、「夏場にルーフバルコニーが使えない」というお客様がウッドデッキにし直した施工例が上の写真。

それ以外にもウッドデッキにすれば可能な事がいっぱいあります。
ご主人からは、マリンライトを付けたい!タープ用の柱も付けたいと。

で、内覧会時に同行させていただき打ち合わせを。

 

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外側両サイドへマリンライトを。

 

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窓前全面にタープを掛けれるようにとのご希望。

で、引っ越し前の引き渡し日翌日にウッドデッキの施工へと。

 

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お客様の御要望で塗装しています。
テクノグリーンでの塗装は標準ではシッケンズの色はナチュラル(一番顔料が少ない)なのですが、今回お客様は室内フローリングに合わせ濃いブラウンをご希望でしたので「チーク色」にて塗装しています。

工場で2回塗装し、現場で仕上げタッチアップの都合3回塗装としています。
この塗装を含めてもウッドデッキそのものは工場で製作してきていますので1日で施工完了。

 

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室内から見たルーフバルコニーです。

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室内から見た時、邪魔にならない位置へのタープ用柱とフレーム。フレームには8個のタープ用金物を取り付け。

ところで、このタープ用柱を建てるのは見た目より難しいんです。
少し前にもお客様からデッキに上に載せる形で柱を建てる相談を受けましたが、相当難易度の高い工事になるのと、見た目がごっつい工事になることを説明させていただきました。

マンションではいろんな制約がありますので、庭に柱を建てるのとはちょっと訳が違うんです。
アヒルの水かきと同様に水面下ではなく、ウッドデッキの下の部分でいろんな工夫が必要となります。
風が吹いても倒れないようにするには。・・・・・・・ただ形だけ柱を建てるのは簡単なんですが。

建てる位置や条件によっては、ウッドデッキ本体工事より設計に多くの時間が掛かります。

今回のお客様は、その辺のところを理解していただき、「安全第一」の設計・施工となっています。

 

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点灯したマリンライト。

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室内から見たライトに照らしだされたルーフバルコニー。幻想的な感じさえします。

実は今回施工後の写真は全て、お客様が撮影されてお送りいただいたものです。

施工の翌日、お客様から以下のメールと共にいただきました。

 

「昨日は、たいへんお世話になりました。
とても感激しております。

取り急ぎ、写真を送ります。

今後とも、よろしくお願い致します。」

 

こちらこそ、写真をたくさんお送りいただきありがとうございました。
今度の夏、タープを付けられたらその写真もまた送付いただけるそうですので、その時はまたブログで紹介させていただきます。
楽しみにお待ちください。