今回も江東区のタワーマンションのバルコニーウッドデッキです。
こちらはタワーマンションだけあって戸数も半端ではありません。実際の戸数は判りませんが。
今回のお客様も昨年の夏、購入された時点でお問い合わせと、図面による見積もりご依頼をいただいていました。
ご注文は早々にいただいていたのですが、ゆっくり入居されるという事で鍵引き渡し日からしばらくしての施工です。
大規模マンションの場合、引き渡し直後の引っ越しの混み具合はすごいですからね。引越し業者の幹事会社が仕切っていますが、それでも・・・・大変です。
ウッドデッキの施工よりも、この材料搬入をどうするかで勝負が決まります。まぁ、今までに数百か所以上やってきたおかげで、この搬入に関するノウハウもできましたが。
それでは、いつものように内覧会時に調査採寸したときの写真から。
同じマンションなので全てバルコニーの造りが同じかというと、間取りの違いによる大きさの違いだけではなく、このベランダからサッシの枠までの高さも微妙に違います。
テクノグリーンのバルコニーデッキは工場でフルオーダーのサイズに製作していく工法ですので、この高さ関係とサイズをしっかり採寸しておかないと現場で大変な事になってしまいます。
こちらのバルコニーは前2回に施工しましたところより横幅が長く、10m以上あります。
そして同じく2段積みの室外機は設置済。ドレンパイプが後ろに見えます。
排水溝までパイプを設置していますとバルコニーの床が濡れずにすみますので清潔ですよね。
当社の高さ調整のAタイプのウッドデッキですと二重床構造ですので、このパイプがデッキ下になるように施工できます。
こちらの壁部分にもう1台の室外機を設置予定との事。それにはイペ製の室外機カバーをご希望でしたので、ご購入予定のエアコン機種をお聞きして工場で事前にオーダーメイド製作。
それでは、引っ越しのピークも過ぎた頃に施工しました写真から。
まずは室内から。東京湾が眺望できます。いい感じですね。
動かせませんので2段式室外機部分はくり抜きです。
こちらが、追加されました室外機。
ウッドデッキの施工前に設置されていましたが、お客様と打ち合わせの上、ウッドデッキの上に載っています。こちらは室外機を動かせれるように設置してもらいました。
室外機カバーも柱端部にピッタリと納まっています。・・・・・・これはオーダーならではですネ!
これらの写真は施工直後、職人が撮った写真ですが・・・・・・
お客様のアンケートでは、テクノグリーンのウッドデッキに決められた理由は「床とフラットに仕上がる、スキマがない施工、ビスが表面にあまり出ないこと。」だったそうですが、感想では
「とってもキレイに仕上げていただいたので満足です。
個人的にはイペ材の色があまり好きではないと思ったのですが、ワックスを塗ったり水拭きしたりとアフターメンテナンスの事を教えていただいたので大切に使っていきたいと思いました。
使い込むにつれ、イペの色も好きになると思います」
と書かれていたので、ちょっと色に関しては心配していたのですが、
昨日、お客様から電話いただいて
「塗装しようと思うのですが、何色がいいですか?」
あ~、やっぱり色に関しては好きになってもらえなかったか?と心配していたら
「今の色が大変気に入っているので、この色を保ちたいのでクリアの塗装を考えています。」
よくよく、お話を聞いてみると一週間に1~2度水拭きしているそうで、良い感じの色なのでこれをこのまま保ちたい!とのお話でした。
この手入れをされるのなら塗装の必要なし!
実は、この方法が木肌がきめ細かいイペにとってはベストの方法なんですが、ノーメンテナンスでも腐朽に対しては問題ないので「ここまで手入れしてください」とは言えませんので・・・
でも、週に1~2回の手入れが苦にならない方には、絶対お奨め。
前例がありますから。
この2枚の写真は施工3年経ってからの写真です。
ウッドデッキ施工3年後に、フェンスと特製室外機カバー、シンクカバーを追加ご注文いただいた時の写真です。
もちろん塗装はしていません。フローリングと一緒に週に1~2回の乾拭きだけです。
退色していないどころか、新品時より以上に味が出てました!!
乾拭きだけで、このように艶がでるんですね。私もこの時まで知りませんでした。・・・・恐るべしイペ。
で、今回のお客様は塗装する事はヤメにして、今まで通り水拭きをされる事になりました。天然の木の手入れが楽しいらしいです。
ちなみに、お客様はリフォーム関係のお仕事をされているそうですが、ウッドデッキだけは専門の当社へご依頼いただきました。
さて、今回はこれで終了ですが次回は逆にバルコニーデッキの塗装のお話。