道路2面に面したウッドデッキ~印西市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年2月28日

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昨年、新築中の家の図面を持ってご家族でご来社いただいたお客様。

初めにお問い合わせいただいた時は、庭の周囲をウッドフェンスで囲い半分ほどウッドデッキにし、残りを芝生にするプランでした。

道路境界も入った敷地図面を見ながらの相談しました結果、角地の敷地で2面とも通行が多そうな道路に面しているので、家の中からしか出入りできないウッドデッキにプランを変更。
フェンスも通常より少し高めの1.2mで、すき間は10mmに。
家・敷地図面を見ると道路高さは敷地よりかなり低くなっているので、1.2mの高さでも室内からは十分な目隠しになる事が判ります。

打ち合わせも終了し、後は新築中の外壁が張り終わるのを待ちます。

2か月後に外壁終了の連絡をいただいて採寸へ。

 

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あいにくの雨模様でしたが採寸開始。本当は足場も取れているはずだったんですが、何とか測れそう。

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ウッドデッキの高さはこの窓枠下に。人工木のように熱膨張が起こりませんので床板は壁まですき間無しに張ります。人工木ですと5~10mmのすき間が必要となります。

今回もお客様からイペ材指定のウッドデッキでしたので、板間すき間も無しでの施工にしました。
——–天然の木材は長さ方向では熱膨張も湿潤膨張も起こる心配はありませんが、幅方向ではイペ以外の天然木は湿潤膨張を起こしますのですき間を開けて施工しなければなりません——-

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この前庭の駐車場部分と玄関アプローチを除いた部分が、ウッドフェンス3面に囲まれたウッドデッキとなります。
その境界となるラインを墨出しして、外構工事屋さんに土間コンクリートをウッドデッキ施工前に打ってもらう事に。

この1か月後に無事家の引き渡しをうけて、ウッドデッキの施工に。

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3面フェンスに囲まれてリビングにつながっています。約9畳の広さがありますので第二のリビングです。すき間無しに張られた床板はフローリングと同じなので、ますますリビングのような感じ!
家壁の両サイドには照明も付いていますので、夜も活用されること請け合いですネ!

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次に写真の左側フェンス下部に注目を。造り付けベンチになっているのがわかると思います。
これは、お客様がご来社いただいたときに、当社のウッドデッキのフェンス部分が、このように浅い腰掛け状になっているのをご覧になって気に入りプランにいれました。
・・・・・・・・当社のウッドデッキはベンチとして設計したものではなく、たまたま構造上そうなってしまっただけなんですが・・・・・・「こんな風にも使えるか!」と教えられました。

下の写真がお客様がご覧になったテクノグリーン展示場のフェンス部分。ちょっと腰掛けれるくらいの幅しかありませんが。。。。。

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ご覧の通り道路からだとフェンスの高さは約2m近くとなりますので、目隠しとしては十分です。
ウッドデッキも地面から、それなりに高くなっていますのでお客様の御希望で幕板150mm幅4枚を使い下まで囲っています。

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こちらは駐車場側から見たところですが、すっかり家と一体化しています。

それではこれで庭ウッドデッキの紹介は終了し、次回は庭は庭でも中庭へのウッドデッキ施工例を紹介します。

ワンコの為?の崖地デッキ~印西市~後編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, ウッドフェンス, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年2月15日

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前回の続きで印西市の崖地ウッドデッキ施工完了の紹介です。

既設のアルミデッキを解体する前にまず基礎工事。

基礎工時用の丁張

基礎工時用の丁張

 

通常は解体してから基礎工事をするのですが、既設デッキを解体してしまうと新設のウッドデッキが出来るまでの長期間、危険な状況で使えなくなります。
そこで基礎工事を先に行い基礎の養生期間は既設のウッドデッキを使えるようにしました。

当然設計の段階から、柱位置は既設の柱とかぶらないようにしています。

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お客様も気にしていた構造部の中でも一番重要な基礎と柱。

こういう崖地や駐車場上のデッキ、二階建ウッドバルコニーのハイデッキは基礎と柱とそれを繋ぐ金物をどうするかで全体の安全性が決まります。

完成後、お客様から「どうして柱金物は、こんな形状をしているの?下まで上と同じ太さでいいんじゃないの?」と、ご質問。

「良いご質問です!」実際に見て触っていただき、その理由を説明させていただきました。
強度施工性柱の耐久性までも考慮して設計したものなのですが、実物を見て触っていただかないと説明するがなかなか難しいくらい細部にこだわっています。

この柱の建てた後、上部のウッドデッキが全て完了。その写真を。

下から見た全景

下から見た全景

 

内側から見たウッドデッキ

内側から見たウッドデッキ

 

写真に全体が収まらいほど、横幅があります。約10m。
お客様から二番目のご質問。「この床板で、どのくらいの重量ですか?」
「床板だけで、約600Kg、フェンスや構造部も入れると総重量で1800kgになります。構造計算する時はこれに人が乗る荷重も入れますので、この数倍にて計算しています。」
「それで、太い梁や柱、丈夫な基礎が必要なんですね。」と、ご納得いただけました。
近所のお知り合いにからは「ドッグランに使えそうですね。」と、言われるくらい広いです。

で、そのワンコ、ラブラドールレトリバーの「ラッキー」と「ハッピー」

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頭が写ってないので、どっちがどっちやら。
ワンコの写真を撮るのは本当に難しいですよね。それも2匹一緒となると。
ましてヤンチャな犬は、カメラを向けるとそれを遊び道具と勘違いして寄ってきますから。

それにしても、前のデッキには乗らなかったハッピーも、天然木材のウッドデッキには、このように簡単に乗るようになりました。よかったですね!
犬も違いが判るんですネ。というか、ワンコの方が違いが判るのかも。

 

 

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ようやく、「ラッキー」の写真だけがまともに撮れました。10枚以上撮ったんですけど、あとは使い物にならずボツ。・・・写真を撮るのが下手なだけも。

ワンコの話はこのくらいにしてと思ったんですが、工事が始まる前にお客様から「うちには大型犬が二匹いるんですが、職人さん達は大丈夫かしら・・・・・」
と、心配されていましたが、私は違う心配をしていました。

 

・・・・・「工事そっちのけで、ワンコと遊んでばっかりじゃない?」と・・・・・当たっていました。

 

タープ用のフレーム

タープ用のフレーム

 

こちらはウッドッキの1/3に付けたタープ用の柱とフレーム。夕方は西日がきついので武庫川二向けて斜めにタープを掛ける予定です。
フェンスのデザインは施工写真集から気にりましたのを見つけ、広幅と狭幅を組み合わせたボーダー、すきまは20mm。

 

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お客様の「物干し竿を掛けたい!」との要望で、フレームを強化して掛けれるように。

テーブルとイス

テーブルとイス

 

これも、追加ご注文いただきましたコーヒテーブルとイス。さっそくこのテーブルでいただいたコーヒーカップが。・・・・・・私がいただいたコーヒーですが・・・・

最後に表庭の・・・・・

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取り替えましたウッドフェンスとベンチ座板。これらもイペ製ですので、10年保証付き。
フェンスのデザインはウッドデッキに合わせて同じに。

お客様からアンケートで、
「期待通りの素晴らしいウッドデッキが出来ました。ありがとうございました。
これから脱色して灰色になるのを楽しみに見届けます。
ウッドデッキを活用出来るこれからの季節の到来が待ち遠しいです。」

寒さに弱い私も同感です。春が待ち遠しいです。その前の花粉が心配だけど・・・・。

 

それでは、今回の紹介は終了。次回は戸建住宅の庭ウッドデッキを紹介します。

 

 

 

ワンコの為?の崖地デッキ~印西市~前編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2015年2月13日

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今回の紹介は千葉県印西市での崖地ウッドデッキです。

お客様から「現在あるデッキの交換工事をしたい!」と、お電話をいただきお伺いさせていただきました。印西市は会社から近くて車で30分ほどで行けます。

さっそく既設のデッキを拝見。

樹脂デッキ画像

既設の樹脂デッキ

 

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昔、流行ったアルミ製の構造にに樹脂製の床を張ったものです。当然ながら腐ってはいません。

それで先端へ行って下をみると、

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崖地のアルミデッキ

崖地のアルミデッキ

 

なんと崖下へ張り出した崖地のデッキだったんです~~~。電話ではお聞きしていなかったので、ビックリ!
高さは4m弱もあります。

家の敷地の裏側は、こんな崖地になっていたんです。裏庭に廻るまで気がつきませんでした。

5mの横幅ですが、これを倍の10mほどの、それも天然木の”ウッドデッキ”にしたいとのご希望。
その理由は、このデッキは以前住まわれてた方がDIYされた物だそうで、基礎がしっかりしていないのと、同居のワンコ2匹のうち1匹きが、どうしても嫌がってこのデッキに乗らないそうです。

木粉入りの樹脂デッキも滑りやすく、熱くなるのでワンコによっては乗りたがらない話を聞きますが、この塩ビ製のデッキはそれ以上ですもんね。

他にも数社から違う木材で見積もり依頼をしているが、テクノグリーンからは”イペ”製での見積もりをご希望でした。
事前に送付していました資料や写真集、サンプルをご覧になって、すっかりイペを気に入られたようです。・・・・・・でも、イペは一番高いですよ・・・・

 

ウッドデッキの打ち合わせも終わり、表の庭へきたところで、

腐ったラチスフェンス

腐ったラチスフェンス

 

腐ったベンチの座板

腐ったベンチの座板

 

これらは10年ほど前に外構工事屋さんに工事をしてもらったそうです。
ウエスタンレッドシーダー製。10年前頃はレッドシーダーが大流行で、ウッドデッキもこの材でたくさん作られてました。
あちこちで腐ってきたので、大手のエクステリアメーカーも、いつの間にか販売中止。代わりに人工木をせっせと販売していますが、これも10年後どうなるやら・・・・・・2年しか保証してませんので。

 

で、これらも一緒にイペで交換したいと。

これらを含めた見積もり後、間もなくご注文をいただきました。
高さのあるウッドデッキなので、しっかりした柱基礎や計算された構造部分が決め手だったそうです。イペも気に入っていましたし。

 

話はそれますが、お客様からウッドデッキ用木材についてご質問いただきますが、どうもハードウッドは耐久性も強度も、みな同じと勘違いされているようです。
樹種よって、木材強度も30%以上の差があります。従って根太・梁・柱の間隔や使用する断面の大きさを変えないと望む安全性が得られません。

という事は同じハードウッドでも樹種により、構造部分が全く違ってきます。これは庭用のウッドデッキも、マンションベランダのウッドデッキでも同様です。

この辺のところを、お客様は理解されてご注文いただいたようです。

 

それでは完成した写真の紹介といきたいところですが、ワンコも含めた紹介写真は次回で。