今回の紹介は東京都品川区の新築マンションのベランダウッドデッキです。
内覧会時に採寸で同行させていただいたのですが、既に室外機は設置されていました。たまに標準で設置されている所があるんです。
ただ、あと2台のエアコンは追加で付けられるようで、これらは鍵引き渡し後に設置されるとの事。
多くご質問いただくのが、「ウッドデッキ施工と室外機設置、どちらが先か?」
このご質問への回答は、ウッドデッキ施工が先。
何故かといいますと、室外機はホース固定されている場合が多いので基本的には動かせません。従ってその部分をくり抜いての施工となり、どうしても室外機下部分が施工できず空いてしまいます。
ベランダを這っているパイプ
ベランダの端っこになりますが、なんだか判らんパイプが這わさっています。これがまたウッドデッキより高い位置にありますので、この部分もくり抜き施工となります。
パイプ廻りのくり抜き
パイプ廻りのくり抜きと、これまた判らないのですが配線の束。黒く見えるのはこの配線用のカバーです。ウッドデッキの施工が終わり次第、元に戻します。
室外機のくり抜き
先に設置されていた室外機部分のくり抜き施工。
穴2ケ所
ウッドデッキの上に置いたらドレン排水はどうなるの?ウッドデッキが排水でビチャビチャ?2番目に多い質問です。
ベランダのウッドデッキは、2重床構造となっていますのでドレンホースを排水溝まで配管します。これでベランダそのものも濡れずに済みます。下がジメジメしているのは、いやですもんね!
2台分の室外機から出るドレンホース用の穴2か所。この下にはドレンホースを外側の排水溝まで敷設?・・・・してないじゃないか!
この日は写真撮影時まで、すっかり敷設するのを忘れてこの後に敷設しました。スンマセン!
網戸とウッドデッキ
避難ハッチへ蓋をする為、ウッドデッキの高さがある程度必要となります。そうしますと網戸の下端部より上への仕上がり高さになってしまいます。
網戸の開け閉めが出来るように、このくらいのすき間が・・・・・・。
完成たウッドデッキ全体
完成したウッドデッキ全体の写真も最後に1枚載せて、今回の紹介は終了。
今回のように予め設置された室外機は動かせないので仕方がありませんが、室外機はウッドデッキ施工後に設置された方が綺麗にすき間なくウッドデッキを施工できますのでお勧めです。
これからご検討の方は、一考を。
マンションベランダウッドデッキの詳しい資料・写真集はこちらから。今回使用していますイペ材サンプルも一緒に同封しています。地域限定となりますが、もちろん無料で!
今回も「L字型のフラットウッドデッキ~千葉市」で紹介させていただいたのと同様に「会社の同僚に紹介されました」と、資料請求いただきました。
この同僚のお客様は5年前に世田谷区成城のマンションのルーフバルコニーウッドデッキをご注文いただきました。
そのときの写真はこちら。
施工前のルーフバルコニー
初めは小さな鉢から何気に始まったそうですが、いつのまにかベランダガーデニングに嵌ったそうで、このような大きな鉢から小さなものまでたくさんの鉢植えが置いてありました。
ただ、バルコニーがこのような塗防水の下地なので、いまいち雰囲気がでない!という理由でウッドデッキを計画。
ウッドデッキ施工完了
広いルーフバルコニーの全てをウッドデッキに、そして丸く埋め込まれているのは?
ウッドデッキの夜景
(上の写真は工事完成後に、お客様が撮って送っていただきました写真です。)
あの丸いものは埋め込み式のライトだったんです。確か全部で17個あったと思います。
それも今流行のウッドデッキ用ソーラーライトではなく100V電源からの、おおきなワット数のライトです。公共事業やビルの周辺で歩道に埋め込まれているような。・・・・もちろん完全防水ですし、上にのっかてもびくともしない上、電球の交換が簡単にできるという優れものです。・・・・・ハイ、お客様が見つけてきてテクノグリーンの工場へ直送いただき、工場でユニットパネルへ組み込みました。(元々コンクリートの中へ埋め込んで使われ物で、施工現場ではとても取り付けれる商品ではありませんでしたので・・・)
この時、大変ご満足いただいていたので、会社の同僚である音階のお客様にご紹介してくれたようです。・・・・本当にありがとうございました。
序章はこのくらいにして、本題の今回のお客様の施工前写真から。
ベランダと室外機
室外機。今回もご多分に漏れず、ホースが壁に固定され動かせません。ウッドデッキはこの部分をくり抜いて施工かな?。
室外機の上にもうひとつ室外機?
上にもうひつ室外機があるようなので、ウッドデッキで高くなると、ぶつかりますので、やっぱりくり抜き施工に決定ですね。
ベランダと掃出し窓サッシ
お客様は室内との高低差を解消したいとのことですが、サッシ枠下からベランダまでの差が小さい為、ウッドデッキ仕上がり高さは引き戸下より高くなってしまいます。
ウッドデッキと掃出し窓
仕上がり高さの関係はこんな感じです。実は今回のパターンが一番多く、質問も寄せられるのですが、参考にしてください。
室内から
同じ所を窓を開けて室内から見ると・・・・・・このような感じです。いかがですか?室内フローリングと同じ高さに仕上がっていますが、網戸の厚さ分が溝状に低くなっています。戸を閉めているときは、全く気にならないのですが・・・。
排水溝と排水口
一枚、板が短いところがありますが、施工不良ではありません。決して!この下が排水口で普段の掃除がしやすように施工しています。
横の端部も施工不良ではありません。決して!お隣との避難時の隔板部分の為、お客様が気を遣いまして開ける事にしました。
完成後の全景
逆サイドから見た全景
室外機部分のくり抜き施工が見えますでしょうか?
最後にお客様からの施工後アンケートから。
「とても満足しています。どうもありがとうございます」といただきました。・・・・こちらこそ施工前の場内駐車場予約や、事前の気配りをいただき、ありがとうございました。助かりました。
投稿者:technogreen | カテゴリ:屋上ウッドデッキ | 投稿日:2012年8月26日
今回は屋上ウッドデッキの紹介です。場所は品川区で、一戸建の3階の屋上、つまり4階部分に相当します。
戸建の屋上へウッドデッキを施工する場合、一番苦労するのは荷揚げです。
通常は家の内部を人力により、1階からトントン(実際はそう簡単ではありません。こう書くと職人達に叱られてしまいそうです)と1階から4階へ。場合によってはクレーンを使用することもあります。また仮設足場を組んで荷揚げした事もありました。どの方法が良いのかは、搬入経路となる家内部構造、荷揚げの全重量、木材の長さ、周辺環境、コスト等々を考慮して、今までの経験から判断します。・・・・この選択を間違えればアウト!
それでは施工前の写真から。・・・・・・・無い!
現場調査担当者も材料の搬入の事で頭がいっぱいとなり、搬入経路や家の周辺の写真(家の内部や、周辺の写真は個人のプライバシーの問題がありますので載せられません。悪しからず)はたくさん撮ってきたのですが、肝心の施工場所の写真を撮るのを忘れてきました。
まぁ~、屋上はベランダやルーフバルコニーと基本的には同じ構造な上、大抵の場合、単純な四角形で採寸さえ間違えなければ、施工そのものは簡単です。
搬入経路の写真と採寸図を基に、調査担当、設計担当、施工責任者の三者協議。
今回は内部からの人力による搬入に決定!
それでは施工後の写真を。
上から写した屋上デッキ
殺風景な屋上(といっても施工前の写真がないので比べようがありませんが、想像してください)が、こんな風になりました!
上からの別な角度から
イペ製のベンチとテーブル
一緒にベンチとテーブルもご注文いただきました。この大きさと重さでは家の中を通しては搬入できません。
一度工場で製作後、パーツに分解して納入し、現場で組立しました。オーダーメードのなせる業です。
パラソル用の穴あけ
テーブルには市販のパラソルを設置する為、テーブルの中央に穴あけ加工を施しています。イペのテーブルは重いので、下の重しとテーブルで支えられ倒れる心配はありません。・・・・ホントに重いです。これで約70Kgあります。
下のウッドデッキもこれらベンチ・テーブルを載せた後に、人が乗っても大丈夫なように荷重を計算し、床板ばかりじゃなく、根太も束も設計施工しています。・・・・この計算をしっかりしていない強度不足の屋上・バルコニーデッキは数年使っていると、「ヘタレ」てきます。
施工完了後、職人が引き揚げてすぐにお客様の携帯から電話をいただきました。
「ウッドデッキありがとうございました。今、施工が完了し職人さんたちも引き揚げてた後に、ウッドデッキのベンチで一人寛いでいます。少し雨が落ちてきていますが、このままいたい気分です。身内に木材を販売している人がいるんですが、イペでウッドデッキを作ると話をしたら、『イペならウッドデッキには最高だよ』と言われてたんだけど、本当に正解でした」
木材をよ~く知っているプロは自分の家でウッドデッキを作るなら「イペ」というお話は、よく聞きますが。・・・・ちなみに私もイペ派です。
戸建屋上ウッドデッキはまだまだ施工例がたくさんあります。ご検討している方はお問い合わせフォームから「屋上ウッドデッキ希望」と書いて資料請求してください。無料でサンプル・写真集を送付させていただきます。但し地域限定となっています。