戸建バルコニーへウッドデッキと室外機カバー~さいたま市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年9月22日

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埼玉県さいたま市へお住まいのお客様から、

「先日、資料請求させて頂いた○○と申します。
一度、概算見積もりをして頂きたいです。

ウッドデッキを設置したい場所は二階バルコニーになります。
寸法は約2m×3.4mで室外機が一台あります。」

とメールをいただきました。

戸建のバルコニーで四角形の2辺の寸法をご連絡いただければ、正確な見積もりが可能です。
その見積もりで仮ご注文をいただき、採寸へ。

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採寸しますと、ご連絡いただいていた寸法とほぼ同じ。
掃出し窓のサッシはノンレールタイプ。このサッシですと完璧なバリハフリーのウッドデッキに仕上がりますね。

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こちら側に室外機が設置されているんですが、この室外機へカバーをご所望。

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近よってみますと、サイドには換気口とホースカバー、上からろ後ろにには樋と同じく室外機のホースと込み入っています。
室外機カバーの形にするには最低4本の脚が必要ですので、この隅部分に脚が入るスペースがあるかどうかが、設置できるかどうかの鍵となります。
調査担当者は細かく採寸。

このスペースが無くて、お断りする場合もあるのですが、今回はぎりぎりセーフ。
ただし、特注の中の特注オーダーメード品となりました。

で、追加でこの室外機カバーもご注文いただいたのですが・・・・・・・・私、またやっちゃいまして工場への指示忘れ。

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ご覧のように、ウッドデッキは施工完了してお引渡しをしようとしたところで、お客様から「室外機カバーは?」

ハイ、その場から私のところへ職人から電話で。。。。。。。。。(電話の内容は省略)

後日、改めまして納品しました室外機カバーの写真。

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左サイドは樋のパイプ部分をくり抜いて、壁へぴったりと。

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正面は換気口とホースカバーの位置をくり抜いて製作。

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こちらは上の天板写真。同じく縦樋部分をくり抜いて壁へピッタリと設置しています。

最後にウッドデッキとノンレールサッシの取り合い。

CIMG4758

さすが、ノンレールサッシ。完璧なバリアフリーのウッドデッキが完成しました。
こちら板張り方向はお客様の御希望で横張り。そして、いつものイペ製すき間無し施工。

というところで、今回の戸建バルコニーウッドデッキ、室外機カバーと私の失敗談の紹介はこれで終了!

崖上の変形庭をウッドデッキに~和光市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年9月20日

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2年前に埼玉県和光市のお客様から「崖上の庭へウッドデッキを考えています」と、ご相談を受け調査へ。

 

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確かに庭が狭い上に四角形でないので使いづらそうです。

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おまけに家の2階ベランダの柱部分がこのように飛び出しています。通るのが精いっぱい。

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その庭の前面は、こんな崖となっていますがこの崖下はお客様の敷地になっているんだけど降りるのも大変そうですね。

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このようなアルミの階段を付けられていたのですが、角度が急な上に片側だけの手摺では小さなお子様には危険かも!

そこでお客様が考えられたのが、この変形で狭い庭をウッドデキに変えて広く使い易くした上に下の土地も、もっともっと使えるようにとの事でした。・・・・・・・使っていなくても固定資産税は、しっかり取られますますからね。土地の有効利用をしなくちゃ。

それから2年、一番使いでのあるウッドデッキサイズと形状を熟考されて今年の着工となりました。

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横幅は4.5m以上、出幅も2.6mでほぼ四角形の形になりましたので、いろいろな使い方ができる広さです。

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どうです、施工前の庭と見比べてのこの広さ。

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当初の案から一番変更があったのが、このタープ用の柱とフレームです。
そういえば、この2年間でブログでも紹介していますがタープを付けられる方が増えてきています。

上の写真にある扉を開けますと、

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このように下の敷地へ降りる階段となっています。勾配もゆるく、両側に手摺も付けて。これでお子様も安心して降りられます。

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下の敷地から見たウッドデッキの全景です。今回は柱を建てての施工となっています。

5月にこのブログで紹介しました同じ崖地のウッドデッキは柱無しでの跳ね出し工法でした。
どちらにするかは、この崖の高さと跳ね出し部分の面積比率によって決定します。
もちろん両方ともシュミレーションで強度計算の上、コストが安くなる工法を提案しています。今回はこの柱建ての方が低コストになりましたので、こちらで。

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がっちりとした現場打設の基礎とオリジナルな専用柱金物。
こういう傾斜地では、既製品の基礎ブロックよりもコストは高くなりますが、現場打設の基礎は必須です。

ウッドデッキは崖の擁壁からは長さで最大1.5m、面積的にも半分は張り出している状況です。
この条件で柱無しの跳ねだし工法で使用する梁部材、転倒防止の重量基礎打設を計算してみると・・・・・・柱建て工法の方が安くなりました。

このように、崖地や傾斜地のウッドデッキはその地の条件や作る大きさ形状により、毎回最適な”解”が違ってきます。
2~3パターンの構造計算とコスト比較が必要となりますが、ウッドデッキプランナーどしての一番重要な仕事となります。

今回もベストな設計ができたと、自己満足したところで崖地ウッドデッキの紹介はこれで終了。

人工木か天然木か~北本市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年8月2日

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「初めまして。
現在、建築中で引き渡し予定は1か月後を予定しております。
2階バルコニーにウッドデッキを敷きたいと思い、色々探してここを見つけました。
人工木も考えましたが、やはりイペやウリンが良く、お問い合わせをさせていただきました。
現地は埼玉県北本市ですが、対応可能でしょうか?
現地確認も可能ですので、可能なら
御見積をお願い致します。」

と、建築中の図面を添付したメールをいただきました。

他のお客様でもいらっしゃいますが、「本当は天然木材のウッドデッキが欲しいが、人工木材より腐りやすいので・・・・・」
確かに、あちこちで腐った天然木のウッドデッキを見かけますし、樹脂で出来たウッドデッキの方が耐久性があると思われるのは仕方ありません。

しかし、木粉入りの樹脂デッキの大手メーカーの多くが2年間の製品保証しかしていない事をご存じ無いようで、この話をしますとびっくりされます。
何故2年保証なのか?考えるまでもなく、原材料の半分は天然木材を細かく粉状にした物です。ですから理論的には半分は腐ります。
とはいえ、たった2年で腐るような人工木材もないと思いますが。

 

それでは天然木材はどうなのか?
テクノグリーンでは創業以来20年、いろいろな木材でウッドデッキを施工してきましたが”イペ”のウッドデッキだけが、今まで1ケ所も腐っていません。
腐朽試験の結果でも、人工木材以上ですし何より上述の実績が耐久性を物語っています。
そんな訳で現在、適切な設計と施工方法行ったイペ製ウッドデッキのみに10年保証を付けています。

これらの詳細がを書かれた資料をご覧になり、ご理解されましたお客様からイペ製のウッドデッキをご注文いただきました。

 

それでは、建築中に調査へお伺いしました時の写真から。

 

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大きい方は出幅が2.6mくらいある出幅違いのバルコニーです。

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出幅が短い方のバルコニーですが、外へ向かっての勾配は大きく付いています。

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こちらので出幅が大きい方は、左右にも大きな勾配が・・・・・・
建物の防水としては大きな勾配の方がベターですが、ここのままでは使いにくいんじゃない?

ということで、水平なウッドデッキでこの勾配を解消します。

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勾配の解消だけではなく、このように窓との段差も解消。

 

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丁度、ウレタンの防水層も隠れて見た目も良い感じに!

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今回は、家の内部を通らず外側から搬入できる環境でしたので、2.6mの1枚板パネルでの施工としています。

そうそう、お客様との打ち合わせ時にお聞きしたイペ材に決めたもう一つの理由。
それは、当社のベランダウッドデッキ資料の中にも書いてあるすき間無し施工。人工木材は熱膨張するため、板間すき間は5mmほど開けて施工する必要があります。かなりのゴミが下へ落ちますが、掃除は簡単じゃありません。
これは実際に施工されたウッドデッキをご覧にならられると実感できるんですが・・・・

これで今回の戸建ベランダ(バルコニー)ウッドデッキの紹介は終了。
では次回は公共施設での木橋の工事を紹介します。