所沢市へお住まいのお客様からお電話をいただきました。
「イペ材でウッドデッキを施工している会社ですか?埼玉県の所沢市でも施工していただけますか?」
詳しくお話をお伺いしますと、14年前に家を新築された時にウッドデッキ用の木材に何が一番適しているか色々と調べた結果、イペが最高と確信し地元との造園工事屋さんに依頼されたそうです。
今回、庭のリフォームを計画されウッドデッキを増設する事になり、依然の施工された造園工事屋さんに連絡すると、もうイペを扱っていなくて人工木を勧められたそうです。
——-最近、造園工事屋さんやエクステリア工事店は、天然木でウッドデッキを作れる職人が減ったせいか、簡単に組み立てられる人工木デッキを勧めるようですね——–
お客様は自信を持って選んだイペのウッドデッキが14年経った今でも腐っていないだけでなく、全く傷みもみられないので今回もイペで増設したいとネットで捜され当社へお電話を・・・・・
—当社でもイペのウッドデッキは10年保証していますが、実際20年以上前に施工したイペウッドデッキは今も健在で使われていますので、材料の選択は間違っていなかったと思います。—
その後増設予定のサイズをお聞きして概算見積もり後、ご予算内との事でお伺いの打ち合わせ。ご住所をお聞きすると、何と当社が13年前に施工したお客様の数軒隣でしたのでびっくり。
表面の泥汚れと退色はしていますが、腐れは全く無し。また反りからくるビス浮きも全くみられません。
こちら側の延長に増設します。
前方のタイルテラス上も、手前の窓前も要は庭一面をウッドデッキにリフォームするご計画。
フェンス無しのフラットデッキでしたので、施工範囲を決めて打ち合わせは終了。
施工完了。面積は今までの約3倍に。
施工途中でお客様からご要望があり、今までなかったステップを急遽作成。
旧デッキと新デッキの境界。
マンションベランダウッドデッキと同じく庭デッキでもイペの場合はすき間無し目地で施工できるのですが、旧デッキは5mm目地で作られていましたのでお客様とご相談の上、新デッキもそれに合わせて5mm目地で施工。
※他の天然木や人工木は目地にすき間を入れるのは材料特性から必須ですが、イペは膨潤(膨張)率が非常に小さいのでどちらの施工も可能です。
施工後アンケートでお客様から、
「親切にこちらの要望にも応えていただいた上、丁寧に施工していただき大満足です。」 と、いただきました。
これで増設庭ウッドデッキの紹介は終了。次回はマンションベランダウッドデッキを。
1年半ほど前に松戸市でウッドデッキを施工させていただいたのですが、そのお客様から「フェンスを増設したい」と、お電話いただきました。
1年に2~3件、既設の人工木のウッドデッキに手摺フェンスを増設したい、という相談を受けます。
前回のブログでも書きましたが、特に人工木の場合は金物を床板に取り付けて支柱を建てる工法となりますので、後々ぐらつきが出やすく当社ではお断りしています。
メーカーのカタログにも”転落防止柵としては使用しないでください”と書いてあるように水平荷重には弱い構造です。
今回のように自社で施工したウッドデッキの場合、通常行っている下部構造と一体化した増設が簡単にできます。
ということで後は増設する部分の打ち合わせの為にお伺い。
こちらは駐車場の上部分になるウッドデッキのフェンス。床板はフェンス横板に比較すると退色も進み落ち着いた色合いになっていました。
ウッドフェンスを増設するのはこちらの庭上の部分。お子様がよちよち歩きをされるようになってきたので、低いフェンスをご所望。
取り付け位置と高さを決めて施工へ。
増設フェンスの完成。
新品と1年半後の色の違いはこれくらいです。1~2年もすると差は判らなくなりますが。
昨年の施工時にはいなかった赤ちゃんの為に、ウッドデッキの幕板に合わせ階段側のフェンス下にも横板を増し張り。
年月を経るとともに、家族構成やウッドデッキの活用法が変わってきます。
こんなとき天然木のウッドデッキ・ウッドフェンスは増やしたり減らしたり、又は改造が簡単にできます。というか、それができるような構造で施工しています。
それでは、ウッドフェンスの増設こうじの紹介は終了。次回はウッドフェンス繋がりでマンションベランダのウッドフェンスだけの施工を紹介。
ここのところ、マンションウッドデッキの大規模修繕時取り外し一時保管と再組立てサービスのお申し込みが続いています。
再組立てが続いて工場倉庫が空いてきたなと思ったら、すぐ次のお客様のウッドデッキでスペースが埋まるような状況です。
そんな中のひとつで11年前に施工させていただきましたマンション1F専用庭ウッドデッキの取り外し・保管・再組立てサービスの紹介です。
上の写真が11年前の新設施工時の写真。元々ありました芝生部分を残して施工しました。
上2枚が取り外し前の写真です。
やはり11年経っていますので退色しています。そして汚れも。
こんな風にコンクリートの上に、花壇というか芝生のブロックが置かれていました。
すき間無し施工のイペ製ウッドデッキでしたので、11年間でもこれくらいのゴミしか下へ落ちていません。ほとんどが花壇から流れ出た泥です。
一番腐朽に対しては条件の悪い花壇の土と接している根太ですが、腐朽は見られません。さすがイペ。
今回のチェックと今までの経験(当社で施工しました20年経過のイペウッドデッキが腐っていない)から、たぶん次の大規模修繕時までは大丈夫。
それ以降は当社でも未知の領域に入るので何ともいえませんが・・・・・
さて今回、お客様の御希望は再組立て時にこの芝生部分を無くして、この部分もウッドデッキにしたいという事で取り外し時に採寸を。
それと11年間の汚れも落としたいという事で、保管時にオプションの高圧洗浄。
4ヶ月間の保管後に再組立てしました写真。
左下の少々色が違う部分が増設のウッドデッキ。
増設といいましても実は3年間使用されたウッドデッキの再利用。
丁度同じ頃、3年前にベランダウッドデッキを施工されたお客様からマンションを売却するので、取り外し処分を頼まれていました。
これを再利用させていただき、増設部分のウッドデッキを施工。もちろん製作・施工費のみで材料費は無料。グッドタイミングで良かったですね!
お客様から、
「お世話になっております。
先日は再組み立てをして頂きありがとうございました。高圧洗浄も思った以上に綺麗にして頂き満足しています。
大規模修繕中、ご丁寧に対応して頂きありがとうございました。」
イペの場合、硬く繊維が緻密ですので高圧洗浄による表面の毛羽立ちがほとんど見られません。他の粗い目の木材では・・・・・・・
テクノグリーンのマンションウッドデッキの取り外し・保管・再組立てサービスでは、この高圧洗浄の他に「サンダー掛け」「塗装」もオプションで承っています。
前にこのブログで、塗装したときの例を紹介させていただきましたが、サンダー掛けでどのようになるかの写真を近いうちに別途紹介させていただきます。