ルーフバルコニーへ日除けタープを設置したい~川崎市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ルーフバルコニーウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年8月5日

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川崎市のルーフバルコニーがあるマンションへおすまいのお客様から問い合わせをいただきました。

「6階のルーフバルコニーに、日除け用のタープを設置したいと考えております。
バルコニーの現状は、
①他社が施工したウッドデッキ(分割しているので移動は可能です)がバルコニーの約半分に敷かれています。
②植栽あり
この様な状況でも、タープ用の柱を施工していただくことは可能でしょうか。
よろしくお願い致します。」

その後、図面をFAXしていただいたのですが、タープを張る部分だけでも現在のウッドデッキを交換したいとのご希望で併せて見積もりを。

その見積もりが、ご予算内という事でお伺い。

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3年前にイタウバで施工されたルーフバルコニーウッドデッキ。もちろん腐っているところはありませんが・・・・・・

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しっかり5mm目地を取って施工されています。イタウバの湿潤時膨張が大きい事を判って施工しています。

ちなみにイタウバは「他のハードウッドより表面がつるつるして滑らかです」と巷間宣伝されていますが、ごらんのように3年も経つと他の木材と同様に表面のつるつる感は無くなっています。
油分が多いので屋外に曝されなければ確かにしっとり感は一番ですが、ウッドデッキとして屋外に1年以上さらされると紫外線や風雨により・・・・・・他のハードウッドと変わりませんね。

当社打ち合わせルームに、この3年経過したイタウバは置いてますので、実際手に取って確かめられます。

 

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それより問題なのが反り。もとの5mm目地が10mm以上になるところも。

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のうひとつがあばれ。
特にマンションのように建物に固定できないウッドデッキでは、このあばれが顕著に出ます。

イタウバはハードウッドの中では価格が安く、イペより3割以上安いですが耐久性の低さに加え、こういう欠点があります。
当社でも、品質より価格重視のお客様にはイタウバで提供していますが、10年保証出来ない、すき間あり施工となる、この反り・暴れが大きい事を見積もり時に説明し納得いただいてから施工しています。

このイタウバをアマゾン○○○○と商品名を付け、本当の樹種名を明かさずに販売している会社もあるようですが、これらの欠点を隠す為なんでしょうかね?

今回のお客様も木材の特性については3年前に何の説明を受けていなかったようで、ハードウッドはみんな同じと思っていたようです。
当社の資料の中にはハードウッドそれぞれの特性や耐久性についての比較表も入れてあります。
また公的機関での腐朽試験も一緒に入っていますので、真剣にウッドデッキ材選びをするにはご一読を。無料の資料請求はこちらから。

それでは、タープ用の柱とメイン部分をイペに交換した後の写真を。

 

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手前側が既設のイタウバのウッドデッキ。向こう側が交換しましたイペのウッドデッキ。
めったにみれる光景ではないです。こうして並べてみるとすき間ありと無しの違いがはっきりと判ります。

 

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いつも使用する窓前は新しいイペのウッドデッキ。物を載せる分には多少の反りも気になりませんので鉢等を置くスペースは元のイタウバウッドデッキ。

 

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本来ご希望のタープ柱&フレーム。これでこの夏は日除けばっちりでルーフバルコニーが活用されますね。

それでは、これでルーフバルコニーへ日除けタープ設置は終了。次回はマンションベランダウッドデッキです。

 

 

 

 

鉄骨構造の駐車場上ウッドデッキ~川崎市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:最近の施工事例, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2016年12月10日

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川崎市へお住まいのお客様からお問い合わせをいただきました。

「はじめてご連絡させていただきます。
駐車場上のデッキを検討しており、既に数社にプラン見積もり依頼をしましたが、予算や希望があわずに、計画が中断しております。
添付の図面にて、概算見積もりを作成いただけないでしょうか。
玄関と駐車場に高低差があり、現在カーポートが設置されています。撤去希望です。
・1階リビングからウッドデッキへ出られるようになります。
・道路側の柱梁を鉄骨
・デッキ下に新設屋根を設置
・イペとウリンの2パターンを作成いただけますでしょうか。」

当社でも庭用のウッドデッキではウリンを使用して施工していますが、周辺のコンクリートが露出しているルーフバルコニーや今回のようにウッドデッキ下に車があるような駐車場上ウッドデッキと2階建てウッドデバルコニーでは、樹液で下の物を汚してしまう理由から施工を行っていません。
お客様には、その旨を伝えてイペのみの見積をさせていただきました。

鉄骨とイペの組み合わせ施工が出来ない、イペのみでしか出来ない、条件が合うところは価格が予算を大幅にオーバーと、あきらめていたそうですが、当社の見積もりがご予算に合い採寸・打ち合わせへ。

 

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間口が約5mある縦列駐車場です。
縦列駐車場の場合は途中に柱を建てれないので、この柱間隔に対応する事はイペといえども強度上無理があります。
お客様も、この辺の所を理解していたようで柱・大梁は鉄骨で作り、それ以外は耐久性のある木材と考えていたようです。

お客様のお考えの通り、縦列駐車場の場合は柱・梁は溶融亜鉛メッキの鉄骨、そして木部はイペ。
これがノーメンテで10年保証できる最強の組み合わせです。

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既設アルミのカーポートと擁壁上のアルミフェンスは撤去して庭と駐車場の上をウッドデッキで繋げます。

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タイル張りの庭も掃出し窓と同じ高さのウッドデッキとなり、駐車場上のウッドデッキと一体化します。

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今までの立水栓は、この高さじゃウッドデッキができたら潜ってしまいますので嵩上げし、水受けパンを新設する事に。

お客様との打ち合わせ、採寸も終わり設計へ。

今回は、高さが一番のネックとなりました。
屋根下で車が入れるの高さを確保しなければなりませんし、掃出し窓から出入りする為、庭側の高さにも制限があります。
そこで段差のあるウッドデッキとなるのですが、少しでもこの段差を小さくする為、構造部分(鉄骨の大梁、イペの小梁、根太の高さを極力抑えつつ、なお且つ強度上問題が無いように設計シュミレーションを行って構造材のサイズを決めていきました。
出来上がってしまうと見えなくなっていますが、いつもの構造とは少々変えています。

それでは完成しました写真を。

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柱と大梁は溶融亜鉛メッキの鉄骨。亜鉛メッキ鉄骨は現場で切断・溶接が出来ないので慎重に現場採寸と設計が必要になるので大変ですが、耐久性を考えると亜鉛メッキがお勧めです。
せっかく上の木部に耐久性のあるイペを使っても、下の鉄骨が先に錆びてきたら意味ないですから。

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横から見たところ。デッキ床下には屋根が付いていますが、・・・・・よく見えませんね、見えないように施工していますので。

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駐車場上の部分と庭部分の段差。なんとか20cm強で納めれました。・・・・・・今回設計にあたり一番苦労したところです。

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掃出し窓とウッドデッキの取り合い。室内からスムーズに出入りできる高さになっています。

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上から見たところ。玄関前のタイルポーチからは1段で上がれます。

詳細は下記の写真で。

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下間で幕板をピッタリ張っているのは猫侵入防止の為ではなく、”狸”侵入防止の為です。この近辺では狸が目撃され今までにも庭へ侵入された形跡があるとの理由からでした。

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駐車場の上だけで奥行き3.5m、庭部分が1.8mと合計5.3m奥行きの広いウッドデッキができました。

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嵩上げした既存の立水栓と、新設の水受けパンを付けましてすべて完了。
お客様から翌日メールをいただきました。

「この度はお世話になりました。

昨日17時以降に帰宅した為、職人の方々にお会いすることができませんでしたが、立派なデッキが完成していました。昨日で完成ですよね。

真っ暗&雨だったので、ゆっくり眺めることができず残念でしたが、これからの使い道を考えてわくわくしました。

職人の方々にもよろしくお伝えくださいませ。
取り急ぎ御礼まで、メールにて失礼いたします。」

いろいろな会社に問い合わせをしてみても、満足する提案を得られず一度は断念しかけた駐車場上ウッドデッキ。
ご希望のウッドデッキが完成して良かったですね。これから十二分に活用される場面が目に浮かびます。

 

 

 

2つの縁台をひとつのウッドデッキへ~川崎市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年9月9日

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川崎市のお客様からリビング前と勝手口前の2ケ所へ縁台を作りたいと、手書きの図面をFAXいただきました。

図面からの見積もりがご予算内との事で、採寸・打ち合わせへ。

 

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右側がリビングの掃出し窓、左が勝手口の開き戸です。
この2ケ所への前にそれぞれ縁台を作り、庭へ出れるようにと計画されていましたが、本当は繋がった一つのウッドデッキが第一希望・・・・・

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2ケ所の中央に室外機と散水栓があり、よく庭で見られる配置です。
ウッドデッキの下になると散水栓が使えなくなるしと、あきらめていたようですが・・・・・

事前に送付してました写真集の中に、室外機部分のウッドデッキをくり抜いて室外機カバー兼ベンチとウッドデッキ上の木製立水栓の写真をご覧になって、「同じように施工できるでしょうか?」

この使い勝手の悪い散水栓を立水栓への変更工事は数多くこなしてきていますので、「もちろん!」

それでは、2つの縁台予定がひとつのウッドデッキになった完成写真を。

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初めの計画していた縁台出幅60cmを室外機前を通れるように90cmに。
ウッドデッキの大きさは当初予定の倍以上になりましたが、価格は倍まではなりません。小さな縁台(ウッドデッキ)を2つ作るのって結構コストが嵩みます。ひとつにしてしまうと以外とコストダウンになるケースが多いんですよね。

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こちらは元々考えられていた1段ステップ。これで元のコンクリート階段は隠してしまいました。

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勝手口前の目隠しフェンス。道路に面しているので何気に開けた時、お勝手が見られないで済みますから。これも打ち合わせ時にお客様の御要望で。

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はい、散水栓を切り替えて立水栓となりました。蛇口はツインタイプ。常時ホースへ繋ぎながら、なおかつもうひとつの蛇口を使用できます。これは便利で、最近はほとんどのお客様が選ばれます。

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最後に室外機カバー。ベンチ兼用で、ベンチの高さに製作しています。
施工後、お客様から「子供が乗ったり、跳ねたりしても大丈夫でしょうか?」

———–お子様は大丈夫ですが、大人はご遠慮ください——–

それでは次回、室外機カバーつながりで室外機カバーとマンションのベランダウッドデッキ、それとベンチ諸々を紹介します。