白蟻に食害されたウッドデッキを~松戸市~調査編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2011年12月27日

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今年も残すところ、あと数日となりました。全国的には大雪のところが多い中、関東地区は概ね晴天が続いていて工事が順調に進み、なんとかあと3ヶ所の年内予定の工事が29日までに完了しそうです。・・・・久々にまともに正月休みに入れそうです。

年末・年始休暇は12月30日~1月4日となりますので、よろしくお願いします。

数年前に、なんとか年内にという工事を請けて、31日まで施工していた事があった(涙)ので、今年は気分的ににもゆったりとしています。

閑話休題。

表題の松戸市での庭用ウッドデッキです。白蟻に食害されていました。もちろんテクノグリーン施工のウッドデッキではありませんが。

10年以上前に大工さんに作ってもらったそうですが。相当前から白蟻にやられていたようです。

前面の床板はすでに取れてしまっています

遠目では床板だけがやられているようにも見えますが・・・・・。

根太のシロアリ食害

根太にも白蟻の食害が見られます

手摺支柱と大引きのシロアリ食害

手摺支柱と大引きの継ぎ手部分ホゾにシロアリ食害と腐朽が見られます。

蟻継ぎ部の腐朽・シロアリ食害


シャレにならない、蟻継ぎ」部の白蟻食害。

続して侵入してくるので「蟻継ぎ」といわれている?。・・・・いません!。多分、形状が蟻の頭に似ているから?。 似てるか?。

大工さんが施工したのが一目瞭然です。またこんな事を書くと、全国のウッドデッキを施工する大工さんから非難轟々となるのは判っているのですが。

大工さんの施工したウッドデッキがダメ!と言っているわけではありません。家とは違う事を理解して作っていただきたいのです。

雨仕舞いされた家の軸組みと違い、屋外の風雨・紫外線にさらされるウッドデッキでは、やって良い仕口・継ぎ手と絶対やってはいけない仕口・継ぎ手あります。これは数十カ所の腐ったウッドデッキの調査・解体と、15年以上ウッドデッキを施工してきました経験から、導き出した答えです。

テクノグリーンのウッドデッキ職人の中の何人かは元大工ですが、これを理解させ、必ず守らさせて施工しています。

ウッドデッキの耐久性は材料5割、施工3割、設計2割の比率で決まります。

この理由により下請けの職人へ丸投げは一切していません。自社職人でなければ10年保証は決してできませんから。

またまた閑話休題。   どうも話がそれてしまいます。

シロアリの被害はこんなところから。

シロアリの蟻道

束石の下から2本、白い線が見えますが、これが蟻道です。トンネルです。これを通って土中から侵入してきます。

よくコンクリート製の束石や基礎にすれば大丈夫!と思ってる方がいらっしゃいますが、私の経験でいえば15cmくらいの高さのコンクリートでは普通に蟻道を作り上がってきます。

シロアリ被害による脱落した束

シロアリにやられて強度がなくなり脱落した束です。内部は食害により粉状になっていました。

シロアリ被害は初めのうち、表面からはなかなか判りませんので、束石に蟻道ができているかどうかをチェックするのが一番良いと思います。私はシロアリ駆除の専門家ではありませんが、古いウッドデッキを調査するときには一番最初に、この蟻道チェックをしています。

さて、このウッドデッキを解体して、新しいウッドデッキの施工編は次回で。

※次回で本年最後のブログ投稿とさせていただきます。・・・・・多分。

鉄骨下地の駐車場上ウッドデッキ~松戸市~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年12月21日

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さて今回は、前回の続き松戸市での鉄骨下地の駐車場上ウッドデッキの施工編です。

前回のお話のように、縦列駐車タイプの駐車場ですので、真ん中に柱を建てるわけにもいかず、強度を考えると大断面で7m近いイペ材の一本物もありません。

こういう場合は鉄骨で構造部分を施工するしかありません。

そこで鉄骨を製作している間に、鉄骨柱が建つ部分の基礎工事から開始します。

鉄骨柱の基礎工事風景

駐車場のコンクリート舗装をハツリ、柱基礎を新たに打設します。この作業もテクノグリーンのウッドデッキ職人が行いますが、慣れたものでハツリ職人も顔負け?・・・・カナ。

この写真の撮影後、私もチョット参加させていただきましたが、あえなく3分でダウン(1分も持たなかったくせに・・・・職人の声)。振動ドリルは体力がいります。

なにせ前面は鉄骨の柱2本で荷重を受ける構造となりますので、丈夫な基楚が必要となります。でも今回は表面の舗装をとるだけで、下にはL型擁壁がありましたので、それを基楚部として利用します。事前に、お客様から駐車場の地盤対策工事をおこなった土木図面等もいただいていましたので、工事はスムーズに進みました。

鉄骨の組み立て風景

下地鉄骨の組み立てです。

さすがに、この鉄骨の製作と組み立ては、専門の鉄骨工事会社にお願いしています。図面は上部のウッドデッキに合わせて私が作成していますので、もし寸法間違いがあったら、私の責任となりますので、無事に木部との取り合いがうまくいくまでヒヤヒヤです。

なぜなら、鉄骨は腐食を考慮してテクノグリーンでは全て溶融亜鉛メッキですので、現場で切断したり溶接する事ができません。いわゆる現場合わせが不可能です。・・・・・無事に取り付きました。安心して現場をあとにしました。・・・・・・ヨカッタ。

いや~実は、昔々の忘れてしまいたいほどの昔に、やってしまった事があるのです。

図面のミスで鉄骨が取り付かない。単純な計算ミスで、組み立てられなくて一部の鉄骨を新たに製作した事がありました。それ以来、鉄骨の組み立てがあるときは、なるべく立ち会うようにしています。心臓をドキドキさせながら。

まぁ、今はCADで図面作成しますから、間違える方が難しいので安心してください。って本当か?

この下地鉄骨と木の根太の構造部分が出来上がった頃に、お客様から「思っていた以上の構造部の頑丈さにビックリしています。これなら安心して使用できます!それにイペ材の丈夫さと滑らかさ、素晴らしい木ですね。」と、おっしゃっていただきました。

家側から見た駐車場上のウッドデッキ

構造部の施工が終われば、木部の工事は早いです。ウッドデッキの入口にあたる部分です。この勝手口からの出入りがメインになるとの事です。

正面から見た駐車場上ウッドデッキ

最後、フェンスの仕上げです。

右隣に見えますのが、調査時に工事を行っていたお隣さんの駐車場です。車庫を建てて上をウッッドデッキにしていたんですネ!

内側の写真です

床板と家の間にあるすき間は床板の張り忘れではありません。お客様のご要望で5cmほどあけました。

また張り方向は横で、千鳥張りにしています。

施工完了後の全景

工事途中にお客様のご要望でフェンス高さも計画より少し下げました。「お隣さんより高くなりすぎると・・・・」との気遣いからです。

と、部分変更もありましたが、無事に引き渡しも完了。

お客様からのお手紙で、

「いろいろお世話になり、ありがとうございました。施工途中の変更相談にも親切に対応していただけました。図面だけでは決めかねていた部分も納得いく仕上げになりました。おかげさまで、お隣とのバランスもよくとても満足しています。そして足裏の感触が素晴らしい!」

・・・・・こちらこそ、ご注文いただきありがとうございました。イペで施工したウッドデッキはお客様みなさんが、材質が素晴らしいと言われるので、どうしても他の材ではなくイペでの施工を薦めてしまうんですよね。

また、調査にお伺いしましたときに、見せていただきました表側車庫上デッキの取り換え工事と玄関前のプチパーゴラ&フェンスを施工されるようになりましたら、またご用命ください。・・・・・・

駐車場上のウッドデッキ資料とイペ材のサンプルを無料で差し上げます。こちらから。

鉄骨下地の駐車場上ウッドデッキ~松戸市~設計編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年12月17日

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今回も松戸市です。今月初めに紹介させていただきました松戸市のウッドデッキも駐車場上への施工でした。今回も同じ駐車場上へのウッドデッキで、現況写真と家の敷地図面、ご希望のデッキサイズを入れたポンチ絵をメールでいただきました。

が、写真と図面を見ますと、縦列駐車の形状!

「縦列駐車」という言葉で、学生時代に車の免許を取りに自動車学校へ通ったときの事を思い出しました。・・・・・・苦手だったのです。

この「縦列駐車」と「坂道発進」、合格点をもらえず再履修。・・・・今まで誰にも話した事はないのですが、どちらも2回づつ落ちてマス。

今はオートマがあるので、問題ないかもしれませんが昔はマニュアルのみ!

坂道発進ではエンスト。縦列駐車ではポールにぶつけ。今日のように話は脱線、車は脱輪と。

その頃から、車は脱輪話は脱線の才能があったのかもしれません。(才能と呼ぶかどうかは別として)

ここで不合格とならないように車線(本題)に素早く戻ります。

正面から見た駐車場

あらら、お隣さんでも駐車場でなにか工事をしているみたい。

お客様のところは正真正銘の「縦列駐車場」。横幅が7m近くです。奥行きは2.5m弱、一部は斜めっていて2m強。

縦列駐車が不得手な私は決して近寄らない代物です!・・・・いまでも縦列駐車場には停めません。(えらそうに!)

気になるところへ扉があります

この扉が開閉できる位置に柱を建てないとならないので、詳細の墨だしが必要となりました。

家側の方から見た駐車場

家の勝手口からもウッドデッキに行けれるように、既存のアルミフェンスも取り外します。

駐車場の擁壁高さ

駐車場デッキの内部高さは最低、この擁壁高さが必要となりますが、家の窓サッシ下端よりはウッドデッキ高さを低くしなければならず、これももう一度、レーザー墨出器で正確に測らなければ図面作成するには難しい微妙な高さ関係でした。

今日も脱線しすぎて時間がきましたので、施工完了編は次回で!