マンションベランダデッキの高さをどうするか~渋谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年7月21日

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今回の紹介は、渋谷区のマンション。
新築ではなく、すでにお住まいになられているお客様のベランダウッドデッキです。

ベランダへウッドデッキ施工を考える時に、仕上がりの高さをどうするか?
この問題について一番質問が多いですし、設計するにあたり一番悩むところでもあります。

室内高さが充分にあり、ノンレールのフラットサッシであれば、全然問題無しのバリアフリーに作れるのですが・・・・・・

今まで、数百件のベランダにウッドデッキを施工してきた経験からみても、ノンレールタイプはまだまだ少なく1割にも満たない感じです。
ついでに直床構造のマンションですと、室内とベランダ高さの差が小さいので、高さ調整式のウッドデッキを施工するには、
いくつかの問題点をクリアしなければダメだし・・・・・

今回お客様のベランダも、そのような中のひとつでした。

その上、避難ハッチがある、開き戸があり戸の位置が低い。

これらの相反する複合条件が重なると、解決方法を何案か提示させていただき、お客様に決めていただくしかありません。

では、調査時の写真から。

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おっ、銘酒の”獺祭”だ!(呑み助はいやですね~、すぐこんなところに目がいっちゃって)
酒は関係ありません。今回はこのサッシの高さの写真の話です。サッシの水切り位置が低いです。室内床高さも低いんですね。

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こちらの開き戸のサッシ水切りも低い。

 

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そこに、避難ハッチがありましてお客様はカバーして「ベランダ使用時は隠したい。」と思うのは当然です。

今までも、こういう条件下での施工はあるので3パターンを提案させていただきました。

1)ウッドデッキは室内高さに調整して、蓋カバーを付ける。(この場合は開き戸前だけ開くように低く施工)
2)全体を低いウッドデッキに施工し、蓋カバーだけ凸状に置く。
3)同様に施工し、蓋カバーを一切付けない。

で、お客様が選択されたのこちら。

 

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避難ハッチ部はくり抜き施工し、カバーは無し。

 

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その代り、どこも同じ高さでサッシ水切り高さに収まっています。

 

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全体を見ると、こんな感じ。これでお引渡しを完了しましたが、しばらくして「やっぱり、蓋部分にカバーが・・・・・」

と、蓋だけの追加ご注文をいただきまして、納入してきたのですが、職人が写真を撮るのを忘れ、お見せできません。———-すみません。

それで、今回のとはちょっと違うんですが、似た感じで以前に施工した写真をおまけで、

 

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このように、出べそ風になります。

こんかいの紹介はこれで終了しますが、避難ハッチのあるベランダのマンションにお住まいでウッドデッキに興味のある方は、資料にてこの辺のところは説明していますので、ご請求ください。・・・・・・申し訳ありませんが、サービス地域へお住まいの方限定となります。

 

・・・・・・次回は蓋カバーを付けてマンションのウッドデッキを紹介します。

ルーフバルコニーへ花壇?~渋谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ルーフバルコニーウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年6月27日

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今年の春先に、ご夫婦で図面をお持ちして来社されました。
渋谷区の中古マンションを購入され、内部はすっかりリフォームが終了したとの事で、次は「外部のルーフバルコニーを」と。

とりあえず図面からのウッドデッキの見積もりをさせていただき、あとの追加オプションはお伺いし、直接ルーフバルコニーを見せていただいてから・・・・

 

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最近、大規模修繕が終了したばかりのようで、真新しいウレタン防水が。
この艶のあるグレーのウレタンを気にされる方も多いですが、私的にはグリーンのウレタン防水よりかはマシかと思いますが・・・・・。いずれにしても毎日目にしたくない色艶です。

鍵型形状で面積は約35㎡。

 

ルーフバルコニーの採寸も終了した頃、「こちらもお願いします。」と言われたところが、こちら。

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リビング前のベランダ。こちらも同様にグレーのウレタン防水と避難ハッチ、室外機2台が置かれ殺風景です。

 

採寸しましたサイズを基にウッドデッキ以外の部分つきましては何度かメールと電話で打ち合わせの後、最終決定しましたのが以下の写真。

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(写真は全部お客様から、お送りいただきました。・・・・・施工直後の写真ばかりで、植栽された写真は撮れないので、厚かましくも、お願いしてしまったのですが。)

初めは鉄製のフェンスを隠すウッドフェンスも検討されていましたが、最終的にはガーデニングを楽しもう!ということで花壇風なプランターカバー。

一見花壇にみえますが、この中にはプラ製のプランターが入っています。
本当の花壇をルーフバルコニーに造るのも出来ない訳ではありませんが、いろいろと解決しないとならない問題がでてきます。

今回は、事前にプランターサイズを教えていただき、それに合わせてのオーダープランターカバーを工場で製作しています。

こうしてみますと、木製花壇みたいでしょ!

実はこの方法、今までにも何度かルーフバルコニーや屋上ウッドデッキ施工時に行っています。
お客様も、お送りしましたルーフバルコニーウッドデッキの写真集から見つけられ同じようにと。
でも細部では、お客様のこだわりもあり、今までのと若干仕様が変わっています。

 

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さて、こちらはベランダウッドデッキ。

殺風景だったベランダも天然の木材でカバーされると、ここまで変わります。

今回は施工班は2班入れましたが、工場でとことん時間を掛けて作りこんでいきましたので、ルーフバルコニーとベランダの両方のウッドデッキ、花壇、室外機カバー2台の設置を含め1日で完了。

写真を送付いただいたときのメールで、

「こんにちは。
おかげさまで、ウッドデッキのある生活を満喫しています。」

またアンケートでも
「仕上がりには大変満足しています。ありがとうございました。
天気の良い日はウッドデッキで食事をしています。」

と、ルーフバルコニーを活用されているようで何よりです。

 

今回の紹介は、これで終了。次回は目隠し付の庭用ウッドデッキです。

 

 

 

マンション管理組合からのご注文~渋谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, マンション専用庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年2月8日

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今回の紹介は珍しいパターンのマンションウッドデッキです。

というのも、テクノグリーンのマンションウッドデッキは大部分は個人のお客様へダイレクトか、もしくはリフォーム会社からの依頼で施工する場合が殆どです。
昔はマンション建設会社の下請けで、共用使用の中庭や外構工事等への施工も行っていましたが、最近はあまりやっていません。・・・・・理由はいろいろとあるんですが、そのうちにまたこのブログででも。

で、今回は渋谷区にありますマンションの管理組合理事長さんから、お問い合わせをいただきました。
「いろいろとウッドデッキの事をネットで調査をした結果、テクノグリーンさんのお願いしたいので一度調査に来てもらえませんか?」

土曜日の理事会が開催された日にお伺いしました。

マンション1階にある通路部の通気口

マンション1階にある通路部の通気口

 

同じく

同じく

 

このように1階部分の通路脇にグレーチングの換気口が設けられています。計5ケ所も。

 

 

専用庭部分の換気口

専用庭部分の換気口

同じく専用庭の換気口

同じく専用庭の換気口

 

これらは全て地下にある駐車場の換気口です。
昨年の大雨の時、この換気口から雨が駐車場へ流れ込み排水が追い付かない状態となった事で、その対策して蓋をする事に。・・・昨今の雨は半端じゃないですもんね~。

2軒の専用庭に設置されていることもあり、”味気ない金属やプラスチックの”蓋”ではということで、見栄えも良く機能も持ち合わせたウッドデッキにしようと管理組合で決定されたそうです。

お伺いするまでに何度かメールと電話で打ち合わせをさせていただいたのですが、理事長さんは玄人に近い知識を身につけていました。
「いや~、今回はウッドデッキについていろいろと勉強させてもらいましたよ!」・・・・・理事長の仕事も大変ですネ。

最終見積もりも理事会の承認を得て、いよいよ施工へ。

専用庭部分へのウッドデッキ 1軒目

専用庭部分へのウッドデッキ 1軒目

 

専用庭部分へのウドデッキ2軒目

専用庭部分へのウドデッキ2軒目

 

専用庭ウッドデッキ

専用庭ウッドデッキ

このように換気口のグレーチング部分と庭へ出る踊り場部分へもウッドデッキを施工。すっかり庭の雰囲気が変わりましたネ。
この部分を施工しても、ご予算内で。

 

通路部のウッドデッキ

通路部のウッドデッキその1

 

 

通路部のデッキその2

通路部のデッキその2

 

通路部デッキパイプ廻り

通路部デッキパイプ廻り

 

パイプの周りもこのように綺麗にくり抜いて施工。今までグレーチングだった為に何にも使い道がなかったのですが、これからはお子様達が遊べるスペースにするそうです。

なるほど、一石二鳥のウッドデッキだったんですね。それで、耐久性があるイペ製ウッドデッキにこだわっていた理由がわかりました。

やっぱりイペは耐久性もさることながら、品格を感じさせますネ。

そういえば昨年あたりから、このウッドデッキ材に使われる樹種へのご質問で多いのですが「アマゾン○○○○って知っていますか?」
・・・・・私もブラジルへ行った事がありますが、聞いた事はありません。

どうも商品名として付けて、正式な樹木名を隠して販売・施工しているようです。またイペ×○とかという名前のもありますが、イペとは全く関係のない樹種ですし、現地での名称でもありません。
本来、商品名の後に(正式樹木名)を記載するべきかと思いますが・・・・

事情が判ったお客様が「なんか一昨年にあった偽装食材事件のようで不信感を持っちゃいますね。」とポツリ。

優れたウッドデッキ用木材と、宣伝しているのにもかかわらず本名?で呼ばれない事は”その木材が、かわいそう”と思うのは私だけでしょうか?

 
またまた脱線してしまいましたが、今回の紹介はこれで終了。
次回は崖地へのウッドデッキを紹介します。