鉄骨バルコニーと比較検討しています~小平市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2019年3月16日

タグ: , , , , , ,

東京都小平市のお客様からお問い合わせをいただきました。

「現在、鉄骨バルコニーと比較検討しています。
鉄骨バルコニー用の設計図面ならあるのですが、それで見積もってもらえますでしょうか。」

図面は床板と手摺フェンスが木製で、他の構造部分は鉄骨製でした。
当社でも縦列駐車場上のウッドデッキのように、柱間隔が大きい場合は構造部分のみ鉄骨製で施工しますが、そうでない場合はオール木製で作ります。

今回は柱間隔も小さかったので、柱、梁等の部材も全てイペで見積もりさせていただきました。

その見積もりが、ご予算の範囲という事で現地調査へ、

 

CIMG3411

この2階窓前へウッドバルコニーを。

 

CIMG3405

元々この部分にはウッドバルコニーがあったそうですが、昨年の台風で壊れてしまい建て替える事になり工務店から出てきた案が鉄骨製。

それでお客様は構造部分を含めイペで施工実績が豊富な会社を探され当社へ。
「何故イペで?」という質問へ、お客様は裏庭へ案無してくれました。

CIMG3417

 

10年ほど前に家を建てられた時に作られたウッドデッキ。表面のイペの床板は全く腐っていません。
が、大引・根太の構造部分はセランガンバツで造られている為、腐っていて乗るとフカフカしています。

この経験から同じハードウッドでも耐久性が全然違う事が判っていたので、今回は全てイペ材で施工する会社を探されたとの事でした。

 

IMG_1109

2階建てウッドバルコニーの完成。
元の鉄骨製の予算から余った金額でタープ用の柱&フレームを付けれました。

 

IMG_1108

 

IMG_1112同じく物干し金物も。

 

IMG_1111

100角の柱を受ける柱受け金物。
これは当社オリジナルの製品で溶融亜鉛メッキ製。これでガッチリと基礎に固定します。

90角の柱でも上からの荷重には問題ありませんが、断面積が20%も大きく断然揺れには強いので当社では100角を使用しています。

2階建てウッドバルコニーや駐車場上のウッドデッキは、この柱固定・柱・梁等でどんな部材を使うかが重要なポイントとなります。

——-その分、価格はアップしてしまいますが安心第一をモットーにしていますので——-

これで2階建てウッドバルコニーの紹介は終了。次回はルーフバルコニーウッドデッキを。

 

フェンスが落下しました~柏市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2017年12月5日

タグ: , , , , , ,

夏前に「2階建てウッドバルコニーが腐り始めているので取り替えを検討しています。」と柏市のお客様から電話をいただいていました。
腐り始めたところなので、これからじっくり検討されるのかなと思っていたところ、「先日の台風でフェンス部分が下へ落下しました!」と、ご連絡を受けて早速お伺い。

 

PA250001

こちら側のフェンスが支柱から丸ごと取れていました。もう片付けられていましたが、下へ飛んで落ちていたそうです。危なかったですね!

PA010033

家を新築された時に一緒に大工さんに作ってもらったそうです。裏から構造部分をみると確かに大工さんが作ったのだとすぐわかります。・・・・・・・・家を建てるのと全く同じ木組みをしていましたので。
お客様は当時からハードウッドが耐久性ある事もご存知でしたが、上に屋根を付けるのでコスト面から”杉材”でご注文されたそうです。

確かに耐腐朽性が低い木材を使っているのも原因ですが、今回は施工方法の木組みにも問題がありそうです。

それでは解体時の写真から。

IMG_0531

これはフェンス支柱が柱と通し柱になっていましたが、押すだけで崩れてしまいました。もう片方の柱は?

 

IMG_0533

梁が差し込まれていたほぞ穴。やはりここかに水が溜り腐り始める起点となっています。
よく大工による日本伝統の技で造られた頑丈なウッドデッキの作り方と宣伝されている木組みがこれです。どうしてわざわざ腐りやすいように作っているんでしょうかね?

 

IMG_0537

腐った部分を集めた写真ですが、全てこのほぞや他の仕口加工されたところばかりです。木が腐るメカニズムが判っていれば決してしない木組みばかりです。

 

PA010027

柱の根元。柱受け金物は錆びています。そう金属なので腐朽ではなく、腐食しています。
錆び止め塗装だけの受け金物でしたので、数年でこのように錆びてしまいます。一番重要な柱根元ですのでこちらも交換する事に。

 

IMG_0543

こちらが交換後の柱金物とイペ100角の柱。金物は溶融亜鉛メッキの当社オリジナル製品です。———根元も上部で長持ちじゃなくては意味がありません。

 

IMG_0544

 

IMG_0546

 

交換しましたイペの2階建てウッドバルコニー。大きさは既存のと同じでフェンスデザインだけ変更しています。

 

IMG_0539

IMG_0538

暗くならないようとフェンス横板間すき間は10cmとし大きくしています。

 

IMG_0545

仮設足場掛け、解体とウッドバルコニーの新設を含め2日で施工完了引き渡し。

施工完了時にご不在だったお客様は、2日後にわざわざご来社いただきました。(同じ市内でも車で10分くらいのすぐ近く)
下からも眺められて確認されたようで、「ウッドデッキの専門業者は大工さんとは作り方が違うんですね」と。

前回で失敗した経験をふまえ、今回はハードウッドの中でも一番耐久性のあるイペでかつ専門業者に依頼したので安心です。10年保証も付いていますし。。。。。。
またDIYで少々の大工仕事も出来るので、デッキ下部分へ屋根を取り付けたいとの事でしたので、簡単に取り付け方法を教えさせていただきました。
ちょっと大変ですが、頑張ってみてください。

それでは、2階建ウッドバルコニーの交換工事の紹介は終了。次回はまた問い合わせが相次いでいますマンション大規模修繕時サービスの紹介です。