人工木か天然木か~北本市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年8月2日

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「初めまして。
現在、建築中で引き渡し予定は1か月後を予定しております。
2階バルコニーにウッドデッキを敷きたいと思い、色々探してここを見つけました。
人工木も考えましたが、やはりイペやウリンが良く、お問い合わせをさせていただきました。
現地は埼玉県北本市ですが、対応可能でしょうか?
現地確認も可能ですので、可能なら
御見積をお願い致します。」

と、建築中の図面を添付したメールをいただきました。

他のお客様でもいらっしゃいますが、「本当は天然木材のウッドデッキが欲しいが、人工木材より腐りやすいので・・・・・」
確かに、あちこちで腐った天然木のウッドデッキを見かけますし、樹脂で出来たウッドデッキの方が耐久性があると思われるのは仕方ありません。

しかし、木粉入りの樹脂デッキの大手メーカーの多くが2年間の製品保証しかしていない事をご存じ無いようで、この話をしますとびっくりされます。
何故2年保証なのか?考えるまでもなく、原材料の半分は天然木材を細かく粉状にした物です。ですから理論的には半分は腐ります。
とはいえ、たった2年で腐るような人工木材もないと思いますが。

 

それでは天然木材はどうなのか?
テクノグリーンでは創業以来20年、いろいろな木材でウッドデッキを施工してきましたが”イペ”のウッドデッキだけが、今まで1ケ所も腐っていません。
腐朽試験の結果でも、人工木材以上ですし何より上述の実績が耐久性を物語っています。
そんな訳で現在、適切な設計と施工方法行ったイペ製ウッドデッキのみに10年保証を付けています。

これらの詳細がを書かれた資料をご覧になり、ご理解されましたお客様からイペ製のウッドデッキをご注文いただきました。

 

それでは、建築中に調査へお伺いしました時の写真から。

 

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大きい方は出幅が2.6mくらいある出幅違いのバルコニーです。

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出幅が短い方のバルコニーですが、外へ向かっての勾配は大きく付いています。

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こちらので出幅が大きい方は、左右にも大きな勾配が・・・・・・
建物の防水としては大きな勾配の方がベターですが、ここのままでは使いにくいんじゃない?

ということで、水平なウッドデッキでこの勾配を解消します。

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勾配の解消だけではなく、このように窓との段差も解消。

 

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丁度、ウレタンの防水層も隠れて見た目も良い感じに!

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今回は、家の内部を通らず外側から搬入できる環境でしたので、2.6mの1枚板パネルでの施工としています。

そうそう、お客様との打ち合わせ時にお聞きしたイペ材に決めたもう一つの理由。
それは、当社のベランダウッドデッキ資料の中にも書いてあるすき間無し施工。人工木材は熱膨張するため、板間すき間は5mmほど開けて施工する必要があります。かなりのゴミが下へ落ちますが、掃除は簡単じゃありません。
これは実際に施工されたウッドデッキをご覧にならられると実感できるんですが・・・・

これで今回の戸建ベランダ(バルコニー)ウッドデッキの紹介は終了。
では次回は公共施設での木橋の工事を紹介します。

大規模修繕保管中に塗装~横浜市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, マンション大規模修繕時サービス, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年7月8日

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今回の紹介はマンション大規模修繕工事のサービスです。

昨年の暮れに横浜市にあるマンションにお住まいのお客様から大規模修繕工事が開始される旨の連絡を受けました。
10年前に、こちらのマンションでは2ケ所のベランダウッドデッキを施工していました。ほどなくもう一人のお客様からも同じ連絡を受けまして、同時に取り外しへ。

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さすがに10年経っていますので、色はだいぶ抜けていますがイペの独特の木目は、ご覧のようにはっきりと残っていますし表面の傷みも見られません。

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全て取り外した状況の写真。

さて、こちらの2ケ所を工場へ持ち帰り保管となります、こちらのマンションは大規模マンションではないのですが、修繕工事に6ヶ月以上も掛かるとの事。
今までの経験からすると、普通は3~4ヶ月くらいで大規模マンションの場合で5~6ヶ月くらいなんですけど、工事業者や工事内容によって違うのかも?

さて、そのたっぷりある保管期間に今回のお客様は、塗装をオプションで申し込まれましたので塗装を。
この時にウッドデッキを全品チェックするのですが、まだ10年しか経っていませんので腐朽はゼロ!10年保証なので当然といえば当然ですが。
今の状況から推察すると、次回までの大規模修繕時まで充分使用できます。

——-最近も、この10年保証についてご質問を多くうけるのですが、テクノグリーンでは15年以上前からウッドデッキに使用する木材の腐朽試験を公的試験機関に依頼して試験結果を得ていますし、20年以上実際に自社で施工しましたウッドデッキをこうしたチェックを繰り返してきて”イペ”のウッドデッキのみを10年保証しています。やみくもにハードウッドなら何でも10年保証している訳ではありません。———-

この、10年保証につきましての試験結果を含めた資料はこちらから。

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再組立て完了。
テクノグリーンのベランダウッドデッキは、床板を1枚1枚張り付ける訳ではなくパネル化されているので、このくらいの大きさですと搬入も含め2時間も掛かりません。

元々、この大規模修繕時の保管・再組立てを想定して設計施工しています。これが大規模修繕時のサービスは、コストダウンしてお客様に提供できる所以です。

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工場で2回塗装していますので、組立て後は軽くタッチアップのみで完成。

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タッチアップ終了後の色。
10年経ってもイペは塗装してやると、新品同様とはいいませんがちょっと渋めの色合いでイイ感じ!

ちなみに、こちらのお客様は室外機はホースが固定され動かせませんでしたので、室外機の横部分は1段低いBタイプで施工しています。

それでは、今回の大規模修繕時サービスの紹介は終了。次回はマンションの”新設”ベランダウッドデッキです。

お隣の家が建ってから~立川市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年6月27日

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東京都立川市の戸建住宅へお住まいのお客様から資料請求いただき、送付後間もなくメールで、

「資料届きました。ありがとうございます。
我が家は南に面して家が建っているのですが、今 南側にお隣さんが新築中で、我が家に面している北側の窓等がどんな感じになるのかわからないので、お隣さんが竣工したら詳細に考えてみたいと思います。」

と、これが昨年秋のお話。

今年の春になりまして、
「お隣の建築工事が終わったので、改めて状況写真と我が家の図面を送らせていただき、再度お見積りをお願いします。図面の方に、こちらの希望を①~③に書いてあります」

西→東

東→西

いただきました写真。これとご希望のウッドデッキとウッドフェンスサイズを書き加えた敷地図面をメールで送付していただきました。
これだけあれば、正確な概算見積?を出すことが可能です。

ご予算の関係もあり、イペウッドデッキとイタウバウッドデッキの2案で比較検討していただきました。

ハードウッドの中でも価格的には安いイタウバ。(イペより3割くらい安いですが、強度も耐久性も3割ほど劣ります)
・・・・・・ただ製作・施工費はどちらも同じですので、施工費込の価格は3割も安くはなりません。

お客様は最終的に、質感と耐久性を重んじ”イペ”をご選択になりました。——-価格をとるか、品質をとるか、どのお客様も悩むところです。

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これは現地調査時に撮った写真。この立水栓を嵩上げしてウッドデッキ上に設置するのが、お客様の御希望。
この工事だけは、事前に詳細にチェック、準備しておかなければ施工ができません。

お客様から事前にいただいていた寸法の確認でしたが、当方が測ってもピッタリ。
あとはウッドフェンスの仕上げ高さと詳細デザインを確認して打ち合わせは終了。

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ウッドデッキが完成。

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高さ1.8m、すき間2mmの横板目隠しウッドフェンス。

これで家の中に居ても、殺風景なお隣の壁や窓が目に入る事はありませんので、寛ぎの空間となりました。
ただ、これがいくら目隠しといっても無機質なアルミフェンスだったら意味がなく、天然の木材ならではのお話。

 

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嵩上げした立水栓とウッドデッキに埋め込んだ水受けパン。

と、これが後でお客様のアンケートで

「当日、施工内容について、再確認もかねて説明がほしかった。
(デッキの上に立水栓の水受けが載るはずだったのに、デッキにうめこみ?になっていた)
結果としては満足ですけど。」

ん~。これは私が見積書には”立水栓部のくり抜き加工”と書いていただけで、打ち合わせ時に具体的な説明をしていなかったせいです。

今まで、この樹脂製の水受けパンは、よほどの理由がなければデッキをくり抜いて”埋め込む”という施工してきたので、見積書に記載すれば理解してもらえていると勝手に思い込んでいました。・・・・・・今回の反省点です。

 

なんだかこのブログ、施工例の紹介ブログだったのが、私の”反省ブログ”になってきたみたい。

——-気を取り直して、次回は”反省”ではなく”紹介”のブログを。戸建2階ベランダへのウッドデッキです。