実物を見てしまうと~松伏町~施工完了編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ | 投稿日:2013年5月10日

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前回からの続きで、埼玉県松伏町の庭ウッドデッキが完成しました。

奥様の強いご希望で天然の木材、イペを使用してのウッドデッキ。昇り降りは側桁階段ではなくフェンスを付けない2面は全て1段ステップで。

広い庭では、この一段ステップが一段と映えます。・・・・・しょうもないダジャレと思われますが、本当です・・・・

段ステップ付きウッドデッキ画像

段ステップ付きウッドデッキ

全面段ステップにするとウッドデッキ自体が広く感じられます。これでどこからも昇降が楽にできますので、小さなお子様や、私ら?年寄りにもやさしいウッドデッキとなります。側桁階段と比較すると数倍のコストになりますが。

庭奥から見たウッドデッキ画像

庭奥から見たウッドデッキ

庭の奥は、まだまだゆったりとしたスペースが残っているので、ステップも生かされます。

ベンチ兼用室外機カバーの画像

ベンチ兼用室外機カバー

ベンチ兼用の室外機カバー。これはご主人が当社から送られた写真集を見て、最初に設置したいと思われたそうです。テクノグリーンでは庭用ウッドデッキでは室外機は現在ある位置から動かさず、サイズに合わせるだけではなく将来の交換も考慮し、なおベンチとして使用しやすいように、それぞれに合った設計・施工するホンマもんのオーダーメードです。

微細なこだわりですが、これに使われている桟の断面も市場では流通していないサイズをブラジルに特注で製材させて使用しています。曲げ強度があり、あばれが小さいイペならではの断面サイズです。このサイズを使用することでゴッツイ感がない、デザイン性の高い室外機カバーが製作可能となります。・・・・・「デザイン音痴」と、いわれる私だってそれなりにデザインの事も考えてはいるんですけど・・・・

斜め角度からウッドデッキとフェンスの画像

斜め角度からウッドデッキとフェンス

ウッドデッキの一部が駐車場にせり出しています。どうなってんの?

道路正面から見たら・・・・

やっぱりはみ出してる~。ご心配なく奥行きのある駐車場でこれでも充分に車を駐車できます。

幕板下に見える幅狭のボーダーは猫侵入防止柵です。これも機能の猫侵入防止と通気性に加え、デザインを考慮したサイズにて取り付けています。ネッ、けっこうデザインもそれなりに考えていますでしょ!

外水栓とミニデッキの画像

外水栓とミニデッキ

アルミネットフェンスでほぼ使用不可能だった外水栓を使えるように、この部分のアルミフェンスを取り払い、和室前の一部をミニデッキとし、メインデッキと繋げてしまったのです——–。先ほどのせり出し部分はミニデッキからメインデッキへの花道でした。・・・・・新歌舞伎座みたいなので、ここで大見得でも切るか?

外水栓をメインデッキ内に移動する案とか、他にも案がいろいろとありましたが総予算の枠の中で最善を選択されました。

もちろん、こちらの前面にもフェンスを・・・・・施工図面では書き忘れたまま職人に渡してしまったけど。。。。親方が気づいて、ちゃんと付けてくれましたとさ!

新設の木製立水栓画像

新設の木製立水栓

位置は変えず、そのままウッドデッキ上に立ち上げたのですが部材は総取替え。プラ製の柱はテクノグリーン特製のイペ立水栓。お渡ししていたカタログから樹脂製水受けを陶器の水鉢へ。蛇口は青銅鋳物のツイン(ふた口)タイプへ。

と、お客様のご要望をほぼ叶えるウッドデッキが完成しました。

施工完了日に、帰宅されたご主人からメールで

ウッドデッキ完成しました。想像以上で感動しました。子供達も喜んでいます。

お願いして良かったです。ありがとうございました。」

数日後、お客様から「職人の方がとても親切でした!少ないですが皆さんで食べてください」と、美味しいお菓子を送っていただきました。・・・・・・感謝しながら、私がいの一番にいただきました。(アンタにじゃない。という声が聞こえましたが、気にせずに)

今回、お客様といろいろお話していて、ヤッパリ「寛ぎの場」であるウッドデッキは、人工木材より天然の木の方が良いんだナァと感じました。しょせん、人工木材のデッキはウッドデッキじゃなくプラスチックデッキですもんね。
それでは、次回も人工木材ではなくイペ製戸建の庭ウッドデッキを紹介させていただきますのでお楽しみに。

ウッドデッキの木材で迷っているんですが~守谷市~前編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ | 投稿日:2013年2月27日

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今回のご紹介は、茨城県守谷市へお住まいのお客様の庭用ウッドデッキです。

お電話で「戸建の庭へウッドデッキを検討しています。他社からイタウバを勧められてサンプルをいただいたのですが、他の木材とも比較してみたいのですが?」と、お問い合わせをいただき、次の日曜日にご家族でご来社いただきました。

話がそれますが、当社の住所は柏市なのですが、松戸市と隣接している上、一方通行や行き止まりが無茶苦茶多い地域です。なんと松戸市側の道路からしかたどり着けません。ついでに目印なるような物もありません。

先日もマンションのベランダデッキで打ち合わせにいらしたお客様がカーナビを頼りに来て「近くまで来てるんですが、たどり着けません!」と電話でSOSを送ってきました。

カーナビの種類によっては、どうも行き止まりの道を行けるかのように案内するようです。今まで半数以上の方が途中でギブアップで電話をいただいてます。

今回のお客様は、途中で少し迷われたようですが、目の前まで来て「途中、道路工事中で行けません」

いろいろあるもんです。その日は、たまたま道路の舗装時工事中でした。当社の駐車場へ入れることが出来ず。

まぁ~、なんとか周辺に駐車をしていただき、ようやく打ち合わせルームへ。でもこちらへは、守谷市から思っていたより近くて4~50分でこれたようです。

話は戻りまして、さっそくウッドデッキ用木材選びに。

ハードウッド6種

ハードウッド6種

この6種類のハードウッドは現在、当社がウッドデッキ施工に使用している木材です。

写真の撮り方も悪いんですが、写真じゃなかなか判別がつかいなと思います。施工しているプロでも。

イペ、クマル、マサランドゥーバ、ウリン、イタウバ、セランガンバツの6樹種なのですが、素人の方には「何がなんやら」という感じでしょうね。そこで、樹種を教えないで実際に見て触って舐めて(冗談です)いただき、お好みの木材を選んでいただくときもあります。お選び後に、それぞれの特徴を説明させていたています。

イタウバは他社からサンプルをいただいていたので、判ったようです。

お選びになった樹種は「イペ」でした。

樹種に迷ってご来社される大多数のお客様は、同じように「イペ」を選択されるので、当社で施工するウッドデッキはやっぱりイペ製が多くなってしまいます。

何が違うのか?って。

ハードウッド木口断面の画像

ハードウッド木口断面

ん~。これも写真では判りにくい。

実際、手にとって触っていただくと、この切断面の感触がイペだけは断然違い、繊維が緻密であることがよ~くお判りいただけます。そしてズッシリくる重さで、重厚感も一番です。

さて、木材も決まりサイズを打ち合わせて次の日曜日に現場での調査と採寸することに。

防草シートが敷かれた庭

防草シートが敷かれた庭

ご主人が庭全体へ防草シート敷設済みでした。テクノグリーンでは、この防草シートの敷設は少しでもコストが掛からないようにDIYでやられるようお勧めしています。この作業は素人もプロも出来上がりに差は出ませんので。

この掃出窓前にウッドデッキ

この掃出窓前にウッドデッキ

決定したサイズは、この窓を中心に間口3m、出幅を2.7mに決定しました。通常のウッドデッキ木材はどの断面サイズも長さが30cm刻み寸法で輸入されていますので、30cmの倍数の寸法で作るのがロスなく㎡単価が安くなる方法です。今回も、周りの障害物を気にしないで作れたので、ご希望する大きさからこのサイズをアドバイスさせていただきました。

これからサイズをご検討の方は、是非、ご参考に。

それでは、施工後の写真は次回で。

ウッドフェンスを主体とした庭ウッドデッキ~柏市~後編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ | 投稿日:2012年12月14日

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——-”久々にウリンのウッドデッキを~我孫子市”のお客様はこの目隠しフェンスを・・・・・。この続きは次回で。———

というところで、前回は終わりましたが、この我孫子のお客様の庭にありましたフェンスが下の写真。

樹脂製人工木材の目隠しフェンス

樹脂製人工木材の目隠しフェンス

今回、新たに作り直したウッドデッキと同時期にウッドフェンスも施工したそうですが、こちらの方が早くに腐り、3年前にウッドフェンスを作り直していたそうです。「天然の木は腐るから、今度は腐らない人工木で」と外構工事屋さんに勧められて。

ところが出来て毎日みていると・・・・・・・やっぱり違うんですよネ!

こういうお客様は、けっこういらっしゃいます。カタログに書いてある、本物の木に近い木質感(木の香りさえする?)とか写真を見た限りでは、あまり違和感無くお選びになって施工した実物を毎日眺めていると・・・・・・失敗でした。ウッドデッキはやっぱり本物の”木”にします。

そして今回のお客様は・・・・・お隣の人工木材のウッドデッキ&ウッドフェンスを見てよく判っているので、天然木材”イペ”のご指定でした。

人工木材か?ハードウッドか?お客様から一番多く寄せられるご質問です。

経年変化による退色は、断然人工木材に軍配が上がります。3~4年では、ほとんど退色は見られません。テクノグリーンでも退色が一番気になり、選別の判断基準としているお客様には、人工木材でのデッキ・フェンスをお薦めしています。

他の面の比較では、デザインの自由度の高さでは天然木材の方が優れています。また無粋なアルミの柱や部品が表面に出てくる事もありません。この辺は好みやセンスの違いでお選びになると良いと思います。

また耐腐朽性ではイペは人工木材と同等かそれ以上ですので、10年保証しています。が、人工木材はメーカー自体が10年保証していないのです。・・・・メーカーにより違いますが通常、保証はせいぜい2年間です。10年保証をすると施工会社が責任を負わなければなりませんが、テクノグリーンとしてはパスです。(だって10年、20年も経って腐っていない人工木材って見たことないんだもん!)

またまた話がそれてしまいました。それでは今回のお客様の施工完了の写真から。

ウッドデッキとボーダーフェンス

ウッドデッキとボーダーフェンス

横板のすき間は設計では10mmでしたが、張り始めてから奥様のご要望で20mmに変更。

隣家側の折り返し部分ノフェンス

隣家側の折り返し部分ノフェンス

元々あったラチスフェンスと同じように両隣の部分は90cmほど折り返して施工しています。

イペの目隠しフェンス

イペの目隠しフェンス

このメカクシフェンスは地面から2m強の高さです。またオール”天然木材のイペ”ですから、アルミの柱でもなく補強のアルミ部材もありません。一番上の写真と見比べてみてください。・・・・やっぱり、色も一枚一枚違い、木目もあって味がある天然木材の方がいいなぁ~。・・・いやいや、これはあくまでも私の好み、感性ですので。

控え柱画像

これは何?

これは控え柱です。ウッドデッキの部分はフェンスをデッキと一体化しているので、転倒の危険性がないのですが、今回のフェンス延長は長かったために、途中1ヶ所このように控え柱を設けました。フェンス柱はもちろん独立基礎を打設して建てているのですが、高さも2m以上の為、いままでの経験から控え柱を設置。

控え柱は普通は斜めのつっかえ棒で行うのですが、今回はこのようなデザインで施工してみました。このデザインだと控え柱というよりは、「控え壁」と呼んだ方がいいかもしれませんが。・・・・・お客様も仕上がりを見て、大変気に入っていただけたようです。

ウッドデッキと側桁階段

ウッドデッキと側桁階段

テクノグリーンはウッドデッキ用の側桁階段は工場で製作していきますが、取り付け位置は自由に決めれます。施工当日にご指定いただければ、その場所に設置します。またこの写真では良くわかりませんが、ウッドデッキ下には全面、防草シートも敷設しています。

イペ材でのウッドデッキや目隠しフェンスをお考えの方は、こちらから資料請求・写真集・イペ材サンプルをご請求ください。地域限定ですが無料で送付させていただきます。