ワンコの為?の崖地デッキ~印西市~前編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2015年2月13日

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今回の紹介は千葉県印西市での崖地ウッドデッキです。

お客様から「現在あるデッキの交換工事をしたい!」と、お電話をいただきお伺いさせていただきました。印西市は会社から近くて車で30分ほどで行けます。

さっそく既設のデッキを拝見。

樹脂デッキ画像

既設の樹脂デッキ

 

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昔、流行ったアルミ製の構造にに樹脂製の床を張ったものです。当然ながら腐ってはいません。

それで先端へ行って下をみると、

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崖地のアルミデッキ

崖地のアルミデッキ

 

なんと崖下へ張り出した崖地のデッキだったんです~~~。電話ではお聞きしていなかったので、ビックリ!
高さは4m弱もあります。

家の敷地の裏側は、こんな崖地になっていたんです。裏庭に廻るまで気がつきませんでした。

5mの横幅ですが、これを倍の10mほどの、それも天然木の”ウッドデッキ”にしたいとのご希望。
その理由は、このデッキは以前住まわれてた方がDIYされた物だそうで、基礎がしっかりしていないのと、同居のワンコ2匹のうち1匹きが、どうしても嫌がってこのデッキに乗らないそうです。

木粉入りの樹脂デッキも滑りやすく、熱くなるのでワンコによっては乗りたがらない話を聞きますが、この塩ビ製のデッキはそれ以上ですもんね。

他にも数社から違う木材で見積もり依頼をしているが、テクノグリーンからは”イペ”製での見積もりをご希望でした。
事前に送付していました資料や写真集、サンプルをご覧になって、すっかりイペを気に入られたようです。・・・・・・でも、イペは一番高いですよ・・・・

 

ウッドデッキの打ち合わせも終わり、表の庭へきたところで、

腐ったラチスフェンス

腐ったラチスフェンス

 

腐ったベンチの座板

腐ったベンチの座板

 

これらは10年ほど前に外構工事屋さんに工事をしてもらったそうです。
ウエスタンレッドシーダー製。10年前頃はレッドシーダーが大流行で、ウッドデッキもこの材でたくさん作られてました。
あちこちで腐ってきたので、大手のエクステリアメーカーも、いつの間にか販売中止。代わりに人工木をせっせと販売していますが、これも10年後どうなるやら・・・・・・2年しか保証してませんので。

 

で、これらも一緒にイペで交換したいと。

これらを含めた見積もり後、間もなくご注文をいただきました。
高さのあるウッドデッキなので、しっかりした柱基礎や計算された構造部分が決め手だったそうです。イペも気に入っていましたし。

 

話はそれますが、お客様からウッドデッキ用木材についてご質問いただきますが、どうもハードウッドは耐久性も強度も、みな同じと勘違いされているようです。
樹種よって、木材強度も30%以上の差があります。従って根太・梁・柱の間隔や使用する断面の大きさを変えないと望む安全性が得られません。

という事は同じハードウッドでも樹種により、構造部分が全く違ってきます。これは庭用のウッドデッキも、マンションベランダのウッドデッキでも同様です。

この辺のところを、お客様は理解されてご注文いただいたようです。

 

それでは完成した写真の紹介といきたいところですが、ワンコも含めた紹介写真は次回で。

 

木製外階段とウッドデッキ~上尾市~施工完了編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, ウッドデッキ用木材について, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2014年10月4日

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前回の続きで、上尾市の木製外階段とウッドデッキ完了編です。

さてさて、あの柱位置にあった雨水桝や下水道の点検口はどうなったやら。P9130038

当初の設計では4本の柱は独立基礎の上に建てる予定でしたが、それだと点検口や桝と喧嘩になってしまいますので、周囲全面をベタ基礎に。

踊り場の大きさからしますと1本の柱に掛かる荷重は小さいので90角でもいいのですが、高さが3.5mにもなりペンシルビル状ですので、揺れを少なくする為100角で。見た目もスッキリさせたいので、出来るだけ筋交は入れたくありません。筋交は最後の手段として。
もちろん柱の固定には、いつもの溶融亜鉛メッキの特注柱受け金物も使用。
これは安全性もさることながら、揺れに対する制御にもなりますので。

 

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完成後の全体像です。
右側がウッドデッキ。左が外階段。
駐車場を含めた外構工事が始まっています。全体が出来上がったらどんな感じになるんでしょうかね?楽しみですね。

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幅狭のボーダーフェンスと上部にはタープを掛けれるようにフレームを廻しています。

 

 

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そうそう、例の混合水栓はこのように納まりました。
ワンコの散歩帰りは、ここで足を洗ってあげるそうです。

当社のワンコ社員とは大違い。

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散歩帰りの”クロスケ”

ご覧のようにウッドデッキの上で水を掛けておしまい。

毎日毎日、朝夕2匹で都合4回、こんなふうに水をデッキに掛けてもイペ製だと腐る心配をしなくてもいいからバンバン水を掛けてやります。水は苦手のようですが・・・・

おっと、ついワンコの話になってしまいましたが、話を元に戻して、

 

外階段の踊り場画像

外階段の踊り場

 

左側が外階段の1段目の踊り場、デッキと一体化していて中二階のステージという感じかな?

 

外階段全体像

外階段全体像

 

庭のウッドデッキから3か所の踊り場を経由して2階のベランダへ上がる構造です。
敷地の有効利用と、駐車場の確保とかの制限でこのようにレイアウトさせていただきました。

こうしてみると公園にある大型木製遊具に見えますね!

 

最近は作っていないですが、10年以上前にはよく公園でこういうのを施工してました。木製展望台とか。

 

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これは、一番上の踊り場から見た1段目と2段目の踊り場。

 

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こちらは階段途中から見たウッドデッキ。
あんまり良く見えないかもしれませんが、向こう側の柱と、こちら側の柱にはハンモック用の吊り金物を取り付けています。・・・・これはご主人からの強いご希望。

 

当初はビルダーさんがウリンしか知らなかったらしく、ウリンで検討していたお客様ですが、最初の打ち合わせでイペのサンプルをご覧になり宗旨替。
実はこういうお客様が多いです。
両方のサンプルを手にしてみると、たいていのお客様はイペを選択されます。・・・・・・関東地域限定ですが無料のイペ材サンプルと資料はこちらから。

 

そのお客様から完成後、
「思っていた以上の出来栄えでした。ありがとうございました。」

このように、サンプルで見た以上なのが完成したイペ製ウッドデッキです。

それでは、木製外階段とウッドデッキの紹介はこれで終了。
次回は最近お問い合わせが多く、今日も内覧会に同行調査させていただいた新築マンションのベランダウッドデッキの紹介です。

 

 

タープを付けると違いますね!~横浜市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ルーフバルコニーウッドデッキ, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2014年7月6日

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先日、横浜市のマンションルーフバルコニーでウッドデッキ施工終えたばかりのお客様から、写真を送っていただきました。 今回は最初に、送っていただいた写真から。

タープが張られたルーフバルコニーウッドデッキ

タープが張られたルーフバルコニーウッドデッキ

3年ほど前にルーフバルコニーウッドデッキの資料をお送りしていました。 いろいろとご検討されていたそうですが、「今夏の本格的な暑さがくる前に」と工場見学をされてご契約。 施工前の採寸と調査時の写真。

施工前のルーフバルコニー

施工前のルーフバルコニー

 

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ウッドデッキ施工完了。タープ取り付け前。

タープ用柱

タープ用柱

 

 

タープ用フレーム正面

タープ用フレームと取り付けフック

 

 

と、まぁ今までテクノグリーンで紹介していましたタープとルーフバルコニーウッドデッキの写真は、ここまで。
肝心の「タープ」が写っていない写真ばかりでした。何故なら、タープは大きさも、色、柄、材質も豊富にありますのでお客様が直接タープ屋さんから選ばれた方がベターとの思いで、当社では扱っていません。従って施工引き渡し後にタープを取り付けられるので、タープが付いた写真が無い!というのが真相でした。

そんなときに、今回のお客様は写真を送っていただきました。
「タープ設置後の写真、確かに今までに載っていなかったなあと。設置をお考えの皆さんのお役に立てるとうれしいです。タープサイズ:2m×3m 2枚使用しています。」の、お言葉とともに。
「ありがとうございます」「サンキュー」「謝謝!」・・・・・これ以上、感謝の言葉を知らないので3つだけですが、本当はもっと感謝の言葉を並べたいです・・・

それでは、残りの写真をど~んと。

 

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良い感じの日陰が出来てますね!

image (7)

 

こんな風にタープをフックに掛けます。ちなみにこのタープ用フックもお客様がネットで探されて支給いただきました。

image (5)

今回の主役は柴犬♀3歳の「ユキ」ちゃん。工場見学時にも一緒に。

お客様から写真をメールで送って頂いた時に、
「なつっこい子で、お忙しい合間に職人の皆さんにかわいがっていただきました。ありがとうございました」と。

本当に、おとなしく可愛い子で同じ柴犬なのに当社の社員犬「黒助」「茶助」とは大違い!!!!・・・・・お客様来社時のお出迎え役として、雇ったのですがクロは嬉しさ?のあまり飛び掛かかり舐めまわすわ、チャは吠えまくるわで役目御免となっています。で、来客の際は座敷牢へ。・・・・このブログを書いている今は、机の下で寝そべって「何言うてまんねん?」と見上げてますけど。。。。。

ワンコの話は、このくらいで本題に戻りまして。

お客様からは、また次のような・・・・
「その後、快適なデッキ生活を犬共々、満喫しております。
やはり隙間がなくてネジ頭の少ないデッキは素晴らしいです。職人の皆様には丁寧で迅速にご対応いただき、本当にありがとうございました。
階段が多く、お手間をおかけしました。よろしくお伝えください。また、その後の様子、連絡させていただきますね。では。」

じつは、工場見学のひとつの目的が、この「すき間無し施工ってどんな感じ?」と、ご確認でいらっしゃいました。
丁度、数日後に施工を控えていたウッドデッキの製作完了品がありましたので、ご覧になっていただく事ができました。

ところで「階段が多く・・・」のくだりですが、お客様のマンションは「階段型マンション」の7階でエレベーターがなく、全て人力による荷揚げという場所だったんです————。

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この階段を7階まで。
普段から重いイペ材に慣れている職人とはいえ、さすがに担いでこの階段を上がるのは相当堪えたようで、施工後数日、筋肉痛を訴えていました。・・・・・実はこの2週間後にまた同じ状況の施工が決まっていたのですが・・・・・さすがに、この時は伝えれませんでした。
これ以来、私はこの階段型マンションを秘かに「筋肉痛マンション」と名付けているのですが、今月中にまた「筋肉痛マンションのルーフバルコニーデッキ」を紹介させていただきます。お楽しみに。(職人には、”お苦しみに”ですが)