中庭へ2段ステップのウッドデッキ~土浦市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年9月28日

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茨城県土浦市へお住まいのお客様から、半年以上前にこれから新築予定の家の図面へ希望のウッドデッキを書き加えて送付いただきました。

半年後に、「新築中の家の足場が外れました」と、ご連絡いただき新築中の現場調査へ。

 

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左側のエントランス棟と右側のリビング棟に囲まれた中庭部分へウッドデッキを施工します。
こちらの家基礎が結構高く、地面から65cmほどあります。採寸に立ち会っていましたお客様から、この高さのウッドデッキへ上がる為に、ステップを追加するご相談を受け追加設計、再見積もりとなりました。

以前に送付していました写真集をご覧になり、似たような2段ステップ付のウッドデッキ写真をみて思案していたようです。

 

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上の写真が参考にされた2段ステップ付デッキ。

 

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現場打ち合わせから、1ヶ月以上の間に中庭には雑草が!
お客様はこれを見て、除草と防草シートの追加を。

 

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ウッドデッキ施工前に除草と防草シート敷設を。

 

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ウッドデッキの完成。
これでポーチ、廊下、リビングと全てがウッドデッキで繋がり中庭の用途が広がりました。

 

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中庭奥から。

 

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ポーチから。左に半分写っているのは玄関扉。玄関を通らなくてもウッドデッキを介してリビングへ行けます。

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敷地のアプローチ側から。
外構・エクステリア工事は、このウッドデッキに合わせてこれからご入居までの間に工事をされるそうです。

このごろ、このようにエクステリア工事でウッドデッキをメインとして考えられるお客様が増えているような気がします。

初めにお問い合わせいただいた時に、「耐久性のある天然木材で!」と、人工木材はご覧になった事があり、検討の対象外とされていました。・・・・やっぱり風合いは全然違いますもんね。
完成時に残念ながら立ち会えなかったお客様、翌日お電話をいただき、「今日完成したウッドデッキを見てきました。イペのウッドデッキは想像以上に素晴らしかったです!」

耐腐朽試験でも国内の実績でも耐久性は一番のイペですが、それ以上にこの木目・色合いが一番”天然木らしさ”が感じられるイペ材。(一枚一枚、色も木目も違います)
そういう意味では人工木材の対極にあるハードウッドですので、これを判っていただけるお客様にお会いできると
「お勧めした甲斐があったなぁ~」と、つくづく感じます。

では、今回の紹介は終了。次回はお勧めした訳ではないですが、イペ材ご指名のマンションベランダウッドデッキを。

戸建バルコニーへウッドデッキと室外機カバー~さいたま市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年9月22日

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埼玉県さいたま市へお住まいのお客様から、

「先日、資料請求させて頂いた○○と申します。
一度、概算見積もりをして頂きたいです。

ウッドデッキを設置したい場所は二階バルコニーになります。
寸法は約2m×3.4mで室外機が一台あります。」

とメールをいただきました。

戸建のバルコニーで四角形の2辺の寸法をご連絡いただければ、正確な見積もりが可能です。
その見積もりで仮ご注文をいただき、採寸へ。

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採寸しますと、ご連絡いただいていた寸法とほぼ同じ。
掃出し窓のサッシはノンレールタイプ。このサッシですと完璧なバリハフリーのウッドデッキに仕上がりますね。

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こちら側に室外機が設置されているんですが、この室外機へカバーをご所望。

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近よってみますと、サイドには換気口とホースカバー、上からろ後ろにには樋と同じく室外機のホースと込み入っています。
室外機カバーの形にするには最低4本の脚が必要ですので、この隅部分に脚が入るスペースがあるかどうかが、設置できるかどうかの鍵となります。
調査担当者は細かく採寸。

このスペースが無くて、お断りする場合もあるのですが、今回はぎりぎりセーフ。
ただし、特注の中の特注オーダーメード品となりました。

で、追加でこの室外機カバーもご注文いただいたのですが・・・・・・・・私、またやっちゃいまして工場への指示忘れ。

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ご覧のように、ウッドデッキは施工完了してお引渡しをしようとしたところで、お客様から「室外機カバーは?」

ハイ、その場から私のところへ職人から電話で。。。。。。。。。(電話の内容は省略)

後日、改めまして納品しました室外機カバーの写真。

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左サイドは樋のパイプ部分をくり抜いて、壁へぴったりと。

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正面は換気口とホースカバーの位置をくり抜いて製作。

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こちらは上の天板写真。同じく縦樋部分をくり抜いて壁へピッタリと設置しています。

最後にウッドデッキとノンレールサッシの取り合い。

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さすが、ノンレールサッシ。完璧なバリアフリーのウッドデッキが完成しました。
こちら板張り方向はお客様の御希望で横張り。そして、いつものイペ製すき間無し施工。

というところで、今回の戸建バルコニーウッドデッキ、室外機カバーと私の失敗談の紹介はこれで終了!

崖上の変形庭をウッドデッキに~和光市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年9月20日

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2年前に埼玉県和光市のお客様から「崖上の庭へウッドデッキを考えています」と、ご相談を受け調査へ。

 

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確かに庭が狭い上に四角形でないので使いづらそうです。

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おまけに家の2階ベランダの柱部分がこのように飛び出しています。通るのが精いっぱい。

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その庭の前面は、こんな崖となっていますがこの崖下はお客様の敷地になっているんだけど降りるのも大変そうですね。

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このようなアルミの階段を付けられていたのですが、角度が急な上に片側だけの手摺では小さなお子様には危険かも!

そこでお客様が考えられたのが、この変形で狭い庭をウッドデキに変えて広く使い易くした上に下の土地も、もっともっと使えるようにとの事でした。・・・・・・・使っていなくても固定資産税は、しっかり取られますますからね。土地の有効利用をしなくちゃ。

それから2年、一番使いでのあるウッドデッキサイズと形状を熟考されて今年の着工となりました。

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横幅は4.5m以上、出幅も2.6mでほぼ四角形の形になりましたので、いろいろな使い方ができる広さです。

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どうです、施工前の庭と見比べてのこの広さ。

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当初の案から一番変更があったのが、このタープ用の柱とフレームです。
そういえば、この2年間でブログでも紹介していますがタープを付けられる方が増えてきています。

上の写真にある扉を開けますと、

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このように下の敷地へ降りる階段となっています。勾配もゆるく、両側に手摺も付けて。これでお子様も安心して降りられます。

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下の敷地から見たウッドデッキの全景です。今回は柱を建てての施工となっています。

5月にこのブログで紹介しました同じ崖地のウッドデッキは柱無しでの跳ね出し工法でした。
どちらにするかは、この崖の高さと跳ね出し部分の面積比率によって決定します。
もちろん両方ともシュミレーションで強度計算の上、コストが安くなる工法を提案しています。今回はこの柱建ての方が低コストになりましたので、こちらで。

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がっちりとした現場打設の基礎とオリジナルな専用柱金物。
こういう傾斜地では、既製品の基礎ブロックよりもコストは高くなりますが、現場打設の基礎は必須です。

ウッドデッキは崖の擁壁からは長さで最大1.5m、面積的にも半分は張り出している状況です。
この条件で柱無しの跳ねだし工法で使用する梁部材、転倒防止の重量基礎打設を計算してみると・・・・・・柱建て工法の方が安くなりました。

このように、崖地や傾斜地のウッドデッキはその地の条件や作る大きさ形状により、毎回最適な”解”が違ってきます。
2~3パターンの構造計算とコスト比較が必要となりますが、ウッドデッキプランナーどしての一番重要な仕事となります。

今回もベストな設計ができたと、自己満足したところで崖地ウッドデッキの紹介はこれで終了。