投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2014年9月29日
1年ほど前にビルダーさんからお問い合わせいただきました。
「これから新築されるお客様で、2階ベランダへ上がる木製の外階段を希望している方がいるのですが、対応できますでしょうか?」
・・・・・数多くはないですが、今までにも駐車場上への外階段やら、道路から高くなっている敷地への外構外階段を施工してきましたのでお請けする事に。
何度かの図面のやり取りと概算見積もり後に、今年に入りそのビルダーさんのさいたま市にある住宅展示場のモデルハウスにて、お客様とビルダー担当者と3者面談。いや正確にはご夫婦でしたので4者面談。
このとき、上尾市内で春の着工、夏の竣工が決定していました。図面上で詳細の打ち合わせと施工時期の打ち合わせを。
待つこと数か月、お客様から「引き渡し日がきまりました。」と連絡を受けて現地調査へ。
この2階にあるベランダへ外から上がる外階段を作ります。
1階の前庭には全面のウッドデッキ。
このウッドデッキから繋がる形での木製外階段。どんな風になるんでしょう?
混合立水栓
水道とお湯が出る混合立水栓も既に設置済。あとはテクノグリーがウッドデッキの取り合いと水受けパンを設置するのあを待つばかりとなっていました。
お湯が出るという事は、ここでシャワーを浴びる?訳ではありません。もちろん愛犬用の水浴び場、足洗い場となります。人間様が使って悪いわけではありませんが。。。。。
・・・・・これを見たら、うちのワンコ社員達も欲しがるだろうな~。
真冬でも散歩から帰ってきた時にウッドデッキ上で冷たい水をホースで掛けられて飛び上がっているもんね。「何すんねん!」という顔で。
さて、ここが外階段からの入口となる2階のベランダ。
こちらの左側が外階段の位置となります。そしてウッドデッキの仕上がり高さを、お客様と打ち合わせ中。
アチャ~。外階段が付けられる予定位置に雨水桝や下水道の点検口が密集しています。
ビルダーさんも一緒に打ち合わせをして、図面も渡しているのでここに階段の柱が建つ事は解っていたはずなんだけれど。。。。。どうしよう!!!!
・・・・・・という場面で、いつもの通り続きは次回で。・・・・・でもホントにどうしましょ?
前回の続きで横須賀市にあるリゾートマンションのルーフバルコニーウッドデッキの施工が完了しました。
紹介するのがこの時期になってしまいましたが、実際の施工はなんとか夏のオンシーズンにはぎりぎり間に合いました。
それでは、完了後の写真から。
約40㎡の大きさ。奥行きは約5mもあります。
オーシャンビューのルフバルコニー
さすがリゾートマンション。全室オーシャンビューのようです。マンションの下がマリーナになっています。
部屋の中からの眺望
部屋の中からの眺めもコンクリートむき出しのバルコニーと違い、”ウッド”デッキならではの質感を間に挟んでの海の景色は格別です。
海の景色という絵の額縁的な役割にもなっていると、私なんかは思っちゃうんですが・・・・・
脱気塔周りの処理
排水口とR部分
Rの部分も、このように加工完了。
スロップシンク周りの加工
さすがに役物周りは完全に製作図面としては作成しません。現場合せができるように図面を起こします。あとは手慣れた職人との阿吽の呼吸で。たまにはアッ!ウン?という場合もありますが・・・・
と、役物周りも無事に完了して、今回の施工は2日間で終了。
ところで、職人に後で聞いた話では、同じ時期に下の階で同じ大きさのルーフバルコニーデッキを施工していたそうです。
上と下で「何してんだい?」と声を掛け合って話を聞いたところ、大規模修繕後の再組立てらしいけど倍の人数で1週間くらい掛かると話してたそうです。
1枚1枚床板を張るやり方なので、そのくらいは掛かるでしょうね。
テクノグリーンでもその人数分くらいは工場で製作に掛かってますから。
ウッドデッキは屋外での施工ですので、雨の影響をまともに受けちゃいます。
そこで、雨の日は工場製作、晴れている日は集中的に現場施工というシステムで行っているのですが、今年の夏場の雨はヒドかった。
工場製作方式を採っていなかったら、半分も進んでいなかったんでは!!
さて次回は、これも雨で施工完了予定が延び延びになってしまった庭ウッドデッキと外階段?の紹介をさせていただきます。
今回の紹介は神奈川県横須賀市にあります海のリゾートマンションルーフバルコニーへウッドデッキを施工しました紹介です。
かなり以前にも同じ横須賀市のリゾートマンションで施工したことがあるのですが、ここ横須賀市には相当数のリゾートマンションが立ち並んでいます。
今回のお客様は、その中のひとつを”海の別荘”として所有されていました。
そして大規模修繕を機会にルーフバルコニーのウッドデッキ化を計画され、リフォーム会社さんへご依頼。
リフォーム会社では、ウッドデッキは特殊な工事となる為、いろいろと調査・比較検討の結果、専門施工会社で施工実績が多い当社へご発注いただきました。
最初に送付いただいた現場の写真から。
大規模修繕中のルーフバルコニー
まだ大規模修繕工事の真っ最中。
この写真も含めて10数枚の写真と、正確に測られた図面をリフォーム会社さんから送付をいただきました。これだけあれば見積もりは正確に出す事ができます。
ご注文をいただいて、今度は製作・施工の為の測量は当社で。そのときの写真。
ルーフバルコニー上にあった大規模修繕工事の足場はすっかり外れ、外壁のみ足場が残っている状態です。
この室内から海側を施工します。
リフォーム会社さんとの打ち合わせ。
大きな脱気塔
例のごとく脱気塔があります。大きな面積のルーフバルコニーには必ず付いています。
テクノグリーンの場合、ほとんどを現場に合わせて工場でオーダー製作しますので、これは要チェック事項です。
避難ハッチに排水口。おまけにRが付いた形状。
ルーフバルコニーの割にはヤクモノが結構多いですね~。
スロップシンクとパイプ
いやはや、もうひとつありました。
見積する上では、いただいた図面で十分なのですが、今度は製作・施工を考えた図面作成が必要になりますので、ここら辺は細かに採寸します。
この採寸図を基に、今までの経験を加味して図面を描いていく訳ですが、これがけっこうシンドイ作業となります。・・・・・・これが仕事ですので愚痴をいっても始まらない・・・でも、うまく書き上げた時の充足感もまたこの仕事ならではです。
というところで、ずいぶん長くなってしまいましたので今日はこの辺で。続きの施工編は次回で。