投稿者:technogreen | カテゴリ:2階建てバルコニーデッキ | 投稿日:2012年11月2日
今回は横須賀市での二階建てウッドデッキ(木製バルコニー)の紹介です。
ご来社
昨年末にお電話をいただき、資料・サンプルを送付させていただきました。新築の家は着工前でしたが、2階リビングで、その前に2階建てのウッドデッキを計画されているとの事でした。
お客様の職業柄?かどうか判りませんが、電話での質問はもっぱら建てる柱とその基礎、構造部分だけでした。
その後一度、ご希望の寸法での概算見積依頼があったのですが、夏も終わる頃「家が建ちました。引っ越しも終わりました。いよいよ2階のデッキを作ろうと思います!今度の日曜日にお伺いしてよろしいでしょうか?」と電話があり、翌日曜日に友人と一緒に横須賀から遠方の当社まで足を伸ばしてくれました。家の図面一式と家の周りや他のウッドデッキの参考写真をたっぷり撮り込んだスマホを持って!
いろいろと見て廻って~
今年の始めから神奈川県内の横浜から湘南地区まで、あちこちと道路から見える2階建てのウッドデッキや駐車場上のウッドデッキ等のいわゆる木製ハイデッキを10ヶ所以上も見て歩いたそうです。また県内の地元業者何社かにも電話でやはり「柱とその基礎」について問い合わせをしてきたそうですが・・・・満足する回答を得られなかったそうです。
10cm角の柱
「・・・・・・・でも、なかったんですよネ。自分で望んでいる柱とその留め方が。ほとんどが既成の束石に柱を載せて止めているだけか、土間コンの上にそのまま建ててビスとアングルだけで留めてるだけなんてのもありましたよ。それに柱サイズが9cmというのが多くて、なんか心配なんですよネ。その点、テクノさんは以前、電話で聞いた時に基礎は新たに打設して作るし、柱は10cm角と聞いていたので、注文しようと決めて今日、来ました。」
特注柱金物
打ち合わせルームには特注の柱用金物の実物を置いてあるので、それをご覧になり意を強くされたようです。・・・実物を見るとかなりゴッツイです。機能と強度優先で、はっきりいってデザインは二の次です。
いやぁ~。それにしても2階建てウッドデッキほど、設計、施工する者の考え方が違ってくるものはありませんね。柱はたった1cmの違いと思われるでしょうけど、9×9=81と10×10=100と断面積で2割の違い、すなわち柱強度は2割も違います。同じく価格も2割違ってきますが。
また庭用のウッドデッキと違いハイデッキは柱本数が少ない上、柱高さが3m以上になるケースが多いので、1本に掛かる力は庭デッキの束柱の比ではありません。特にハードウッドの長物の角材は反る力が大きく、相当強固に固定しなければ、置いてあるだけの束石程度の物は動かしてしまいます。その結果・・・・・・・・。
構造重視
そういう理由でテクノグリーンのハイデッキは基礎・構造部分でコストが掛かっているいるため高くなり、お客様からの「もっと安くならない?」というご要望に残念ながらお応えすることができません・・・・。今回のように基礎・構造重視のお客様を除きましては。
基本的な打ち合わせは終え、次週の日曜日にお客様のところへお伺いしまして、詳細仕様の打ち合わせ、現場状況を見させていただくことを決定。・・・・・現場打ち合わせ・基礎工事は次回で。
二階建てウッドデッキの写真集・資料・サンプルはこちらから。・・・・・「二階建ウッドデッキ写真集希望」と一言。
右のカテゴリー欄「2階建てバルコニー」でも施工例をいくつか紹介しています。
前回は「ハードウッド」と「ソフトウッド」の呼称という余談で終わってしまいましたので、今回は元の本題「松戸市の隣家との目隠しウッドフェンスとウッドデッキ」に戻りまして施工完了の紹介とさせていただきます。
さっそく施工後の写真から。

最後の床板仕上げ中

高さ1.5mの目隠しウッドフェンスとデッキ
ウッドフェンスの高さは床から1.5m、板のすき間は5mmにで施工。ここまですれば完璧な目隠しとなります。

目隠しに十分なすき間

デッキより飛び出したウッドフェンス
ウッドデッキ端部より約1.6m飛び出してウッドフェンスを張っています。これで隣家の窓全てから目隠しとなりました。
今回のウッドフェンスは高さは地面から2m、延長は7mです。これを独立したウッドフェンスのみで施工しますと転倒防止の為、控え柱が数カ所必要となります。でもウッドデッキと一体化して建てれば、ウッドデッキ本体が控えの役目をしてくれて不要となります。ただし、フェンス用の支柱はウッドデッキと剛接合してフェンス全体に掛かる風荷重を分散するように設計・施工しなければなりませんが。
打ち合わせにお伺いしました時には、まだビニールプールが駐車場の上へ出されていた。今年のシーズンには間に合いませんでしたが、来年のシーズンにはこのウッドデッキ上で思う存分にお子様がプール遊びができる事でしょう!
施工完了後のアンケートでお客様から
「施工も1日で完了し、手際も良く職人皆さん感じの良い方達で良かったです。保証期間も10年間と長めなので、すごく安心しています。ただ金額がサイプレスくらいもう少し安いともっと良かったです・・・・・・」
今回も工場でほとんど製作、仮組みを行ったのを現場組立しましたので、1日で完了できました。現場施工日数を減らすことで少しでもお客様への負担が軽くなればと考えています。
価格はさすがにサイプレス並には・・・・・。それでも木材の㎥あたりの価格は3割以上サイプレスは安いですが、他に使用する副資材(ビスや金物)、施工費用はどちらも同じように掛かりますので、材工共の価格では1割くらいの差となります。
えっ?3割以上が1割?とビックリされるかもしれませんが、実はサイプレスのような針葉樹は木材強度(曲げ強さ・せん断・弾性係数等)をイペのようなハードウッドと比べると、50~70%くらいしかありません。
つまり同じ耐荷重を有するウッドデッキを設計にするにあたり、使用する木材断面を小さくしたり、根太・大引・束間隔を大きくする事により数量を減らす事が可能です。つまり使用する㎥数が減るのです。もちろんしっかりと構造計算をした上での話ですが。
あとは、この価格差とお客様がどんな木材が好みかで決めればよろしいかと・・・・・。あっ、それと10年保証があるかどうかも大事か!
この辺の詳細につきましては、こちらの資料請求からどうぞ。
隣家との目隠しフェンス。当社へお問い合わせいただく中でも、この目隠しフェンスに関する事がけっこう多いですので紹介させていただきます。
今回のお客様もリビングが、庭と境界ブロックを挟んで隣家の勝手口、お風呂窓、台所窓等が、ずら~っと並ぶ配置となっている面に接している状況でした。
この庭にただウッドデッキを作っても、何か落ち着かない!目隠しをしたい・・・・・他のお客様もだいたい同じパーターンのご相談です。
それでは、打ち合わせ・調査時の写真から。

車の後方が庭です
車の後ろ側が庭となっています。向かって左がお客様の家、右側が庭に接している隣家となります。

入り口側から見た庭
ウッドデッキの出幅は境界ブロックまで、横幅は設置してある物置までがご希望です。そしてウッドデッキの高さは「室内との段差ができるだけ小さくしたい!」とのことで、窓枠下端の仕上げとします。

奥側から見た庭と駐車場
入り口の方は家の端部までウッドデッキとし、ウッドフェンスは実際リビングに立っていただき隣家の窓からの視線が気にならなくなる範囲までを目処として長さを決定。
採寸も仕上がり形状・デザインの打ち合わせも終了して、お客様からは使用する木材はハードウッドのイペにて見積りをご要望。
以前にオーストリア・サイプレスにて見積りしていただいてたそうですが、2つサンプルを見比べてイペ材に決定されたようです。価格は若干、高くなってしまいますが・・・・・。
当社でもサイプレスで施工しますとイペより10%以上安くできますが、10年保証はできません。あらかじめ「10年保証無し」を説明させていただき、ご了承いただいた場合にのみサイプレスでの施工をさせていただいています。
それにしても、まだオーストラリア・サイプレスを「ハードウッド」と称して販売している会社があるんですね。その情報を信じていた方が、ホントの事を知るとビックリし、またその会社に対し不信感を抱くようです。・・・・・ウッドデッキ業界?全体の信用を落としそうで、それが怖いです・・・・・
木材の分類呼称ではハードウッド=広葉樹です。サイプレス(ヒノキ)はジャパニーズ・サイプレス(とは一般的には言いませんが、国産ヒノキです)もオーストラリア・サイプレス(豪州ヒノキ)も同じヒノキ科でソフトウッド=針葉樹です。
よくサイプレスを「ハードウッドの中では硬くないほうで加工し易い」という表現が使われていますが、「ソフトウッドの中では硬いほうの木」と言うのが正しいんじゃないかと思ったりもします。
ちなみにハードウッド(広葉樹)=硬木というわけでもありませんので、なおさら話が難しくなっって迷っちゃう訳ですよね。特に私のように横文字が苦手という人には。
今回も横道ヘそれた上、迷い道までいってしまいました。・・・・行数も時間もなくなりましたので、本題の続きは次回で。