前回の続きで東久留米市ウッドバルコニーのリニューアルです。
リニューアルにあたり、お客様のご要望は
1)床は今まで使用していたFRPのグレーチングを使用する
2)隣家側のフェンスは1.5mまで高くする。
3)柱は現在より強固な留め方にする。
の3点でした
解体後、さっそく新しいウッドバルコニーの施工へ。

既設の柱と基礎
柱は基礎に埋め込まれた羽子板ボルトでの1点止め。まぁ、これでもLアングルでビス止めしているよりはましですが、せっかくのリニューアルですので一番重要な柱はしっかりと。
また一部駐車場の上もになりますので、柱は目一杯境界側へ建てています。

専用の柱金物
基礎は強固に作られていたので、今回は柱金物だけを交換。そう、テクノグリーンオリジナルの2階建てウッドデッキ専用柱金物です。腐食に強い亜鉛ドブメッキです。
イペ材を使って耐久性のあるウッドバルコニーを作っても足元が錆びてしまってはしょうがないですからね。
ウッドバルコニーや駐車場上のウッドデッキを施工する場合、この基礎・柱の足元をどれだけ頑丈に、なおかつ高耐久に設計・施工するかが最重要課題と考えています。
庭用ウッドデッキと違い、この基礎・柱・梁をどう施工するかにより同じ大きさでも2~3割価格が変わってきます。・・・・・テクノグリーンのハイデッキは高い!と、云われる所以でもありますが、トコトンこだわり続けます。理解していただけるお客様だけの為に。

既設デッキの床
これがFRP製のグレーチング床。テクノグリ-ンでは今まで使用した事がありませんでしたが、今回はお客様が建築面積の件もあり、これの再利用をご希望。
ただ、床が家側のベランダ仕切りから20cm以上も下がってるんです。大変だこりゃ!

新設デッキの床
せっかく高くした床が写っていませ~ん。実際は職人が現場で気を利かして床を20cm高くして施工しました。
正面と側面(隣家側)のフェンス高さを変えています。
今までのフエンスがこれ。

既設バルコニーのフェンス
パンチングメタルのフェンス。これはこれで、なんか良い感じでしたが、目隠しとしてはちょっと役立たないかな?
最後の写真。

ウッドバルコニー完成正面
先ほどの正面全景写真とちょっと違うと思いませんか?
正面の幕板がさっきの写真では2枚分張ってなかったんですね~。床を20cm以上上げたために、設計図面とおり幕板を張っていったら足りなくなってしまいましたので、追加張りが完了した写真がコレです!
これで前面の構造部分も隠れて見栄えも良くなりました。
これで、今回の紹介は終了。
今日も駐車場上のウッドデッキを設計をしていました。上で述べたハイデッキの柱の固定ですが、もちろんお客様の事を考えてという理由もありますが、実は私自身が納得できない柱の建て方をしたハイデッキを施工した場合、出来たその日から眠れなくなるんじゃないか?という心配をしている小心者だからです。
繰り返しになりますが、テクノグリーンの駐車場上や2階建ウッドデッキは高いです!(駐車場の上や2階建なので背が高いのは当たり前だろという突っ込みはご遠慮を。価格が高いんです)・・・・・・安く作りたい方は。。。。。。。。
それでは次回は激安ではありませんが、そう高くはないイペの庭用ウッドデッキの紹介させていただきます。
投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ | 投稿日:2013年10月5日
今回の紹介は、ご高齢のお母様の為に庭用ウッドデッキを作られた柏市のお客様です。
家から庭へ出られて洗濯物を干すのも、高齢になるとけっこうシンドイものです。そんなお姿を見られて、息子さんからご連絡いただきました。

室内からの出入り口にプラスチックの靴台を置いて出入りしていましたが、それでも足元が少々危ない感じですので、段差を小さくして簡単に洗濯干しができるようにウッドデッキを設置したい。
これが今回のご要望です。

完成しました庭ウッドデッキ
これで室内からは段差を気にしないで楽々と出入りが可能となりました。

V字型フェンス
施工例写真集から、このV字型フェンスを選ばれ施工。

玄関側から
ご覧のように階段を両サイドに設置。幅は立地条件が違うのでそれに合わせて変えています。これで表側の庭にも裏側にも降りられます。
ウッドデッキの高さが、そう高くはなかったので1段の階段で図面を描いたのですが、お客様から「1段の高さを低くしたいので、2段にして欲しい」
確かに、使用する人の事を考えて設計すると2段は必要でした。失敗、失敗。

物干し金物
前面フェンス支柱を伸ばし、上部はフレーム付に。8月にもこのブログで紹介したように最近このデザインで施工する例が増えています。竿掛け金物位置はお客様からお母様の背の高さに合わせてご指定いただきました。
このように無垢材で作るウッドデッキは自由自在にデザインし、機能性も持たせられますが、規格の寸法しかなく施工するにあたり、いろいろと制限のある人工木材ではなかなかこうはいきません。
はじめ、外構工事屋さんから人工木材で見積もりしてもらったそうですが、こういう細かいご要望に対しご満足できるような提案がなされなかったようです。
先ほどの階段ひとつをとっても、メーカーによっては1段の高さや幅を変えることさえ容易ではなく、施工する側としてはお客様のご要望になかなか応えられないのが実情です。・・・・・テクノグリーンで人工木材を使っての施工を積極的にしない理由のひとつなんですが・・・・
加工・施工の自由度が高い天然木材イペのウッドデッキ資料・写真集・サンプルの請求はこちらから。
今回は杉並区の一戸建庭にあるウッドデッキの取り替え工事の紹介です。
お庭全ての管理をしていただいている造園屋さんへ10年ほど前にウッドデッキを作っていただいたそうです。
2~3年前から傷みが出てきて、「いよいよ取り替えかな?」と、お電話いただきました。

既存のウッドデッキ全体
いつもそうなんですが、ほぼ毎年塗装のメンテナンスをされたウッドデッキは、ぱっと見はそうでもなさそうに見えます。が、上に載るのはちょっと躊躇しそうなくらい腐っていました。

束石と束留金物
全体的にはよい仕事をしています。

床材の腐れ
主に床板の小口から腐ってきています。典型的な防腐木材の腐り方です。防腐剤の注入後に切断しますと未注入部分が露わになり、そこから腐朽が進んでいきます。腐朽菌の一点突破、全面展開というヤツです。
といって、現場で切断・穴あけを全くしないで施工というのも、相当に難易度が高い方法です。・・・・・とういうか不可能です。
10年くらい前でしたので、ウッドデッキの専門ではない造園屋さんは専用のウッドデッキ木材のハードウッドを知らなかったのかもしれません。それでも防腐木材を使用しているだけ、ましかもしれません。先日、見てきたところなんて・・・・・近いうちにこのブログでまた紹介させていただきますが・・・・・・。

既存デッキの樋との納まり
このように樋の取り合いも上手く処理しています。そして壁側はほとんど腐っていません。こちら側は現場で切断された様子もなく、たぶん前側で揃え切りされたのでしょう。
それでは、現場で切断しようが、穴あけしようが耐久性には一切関係のない10年保証のイペ製ウッドデッキが完成です。

イペ製ウッドデッキ
ウッドデッキのサイズは元と同じに施工。違うのは耐腐朽性。見た目も高級感がありますが。
ハードウッドは全て耐腐朽性があると勘違いしている人もいるようですが、違います。テクノグリーンも主にハードウッドで施工していますが、腐朽試験の結果と実際に”国内”で18年の施工経験から、現在10年保証していますのは”イペ”製のウッドデッキのみです。
”海外”で腐りにくいと云われても、”日本国内”で腐りにくい木材でなければ意味がないんです。
そんなこんなと、腐朽試験の結果も含めたウッドデッキ資料はこちらからお問い合わせを。読めば納得の資料です。

逆サイドから
お客様のご要望で束石も新しいのに取り替え。

新たに階段を取り付け
今まで階段はありませんでしたが、これだけは新規に取り付け。これで庭へ降りるのが楽になります。
地面から高さ50cmのウッドデッキでしたから2段の階段です。
今回の紹介はこれで、終了ですが、次回もまたこの階段にまつわる庭用ウッドデッキを紹介させていただきます。