2.3mと2mの出幅違いベランダ~三鷹市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年4月30日

タグ: , , , , ,

昨年の暮れにお客様から、
「来春に新築マンションに引越し予定で、ウッドデッキ検討しています。御社の隙間なし構造や、大規模修繕時預かりサービスに大変魅力を感じています。添付写真見づらくて申し訳ないのですが、資料と合わせて概算の見積もりもお願いできますでしょうか。」

と当社ホームページのファイル添付をできるお問い合わせページから、間取り図面を添付してお問い合わせいただきました。
マンションの場合、間取り図面がありますと、かなり正確な見積書を作成できます。

年が明け、内覧会の日時が連絡あり、同行させていただき調査・採寸へ。新築マンションは東京の三鷹市です。

003

手前が2m、向こう側が2.3mの奥行き。30cmの出幅違いでもアクセントになって良い感じ。私的には好きな形状。・・・・はい、私の好みはどうでもいい事ですが。

002

こちらは避難ハッチ。これに蓋を付けたいのがお客様の御希望。
ハッチの厚みにウッドデッキの厚さを加えると、どうしてもウッドデッキの高さは9cmくらいになってしまいます。

IMG_1706

ご希望のすき間無しのウッドデッキが完成。すき間なしタイプですので使用木材はイペ。

高さ9cm確保の為、またぎ部分の天端の高さに仕上げました。
網戸幅分が溝になっていますので、そこから排水する仕組みになっています。

IMG_1702

出幅2.3m部分は1枚板ではエレベーターに乗りませんので、2分割となります。
ただし一枚板からカットしたのが並ぶようにユニットを製作していますので、ご覧のようにちぐはぐ感はありません。

IMG_1701

出幅が2mでも十分な奥行き感がありますが、2.3mもありますと広い!と感じちゃいますね。

奥に見えるホースが2本。
エアコンの室内機、室外機からでてくるドレンホースをこれに繋ぎます。施工当日に室外機の設置予定場所を教えていただきますと、目立たない所へこのホースを取り付けさせていただきます。
二重床構造のウッドデッキですので排水溝まで床下へ敷設。これでデッキの上も下もドレン水でビチャビチャになる事はありません。
もちろん何か所でも無料で取り付けさせていただいています。

IMG_1704

避難はしごハッチ蓋カバーを外した写真です。
ハッチの上に置くのではなく、被せてある形状です。強度も計算して製作していますのでカバーの上に載ってもたわみは小さく、ハッチにあたり音が発生するなんて事はありません。

お客様からアンケートで施工後の感想をいただきました。

「ウッドデッキにしたいけれど、すき間がなぁ~お手入れ大変かなぁ。。。。
と思っていたのでドンピシャでした!子供がいるので
プールにプチ外遊びに活用できそうです。」

これで出幅違いのベランダウッドデッキの紹介は終了。こちらと同じマンションで注文いただいているお客様のウッドデッキもあるのですが、そちらは近いうちに紹介させていただきます。
次回は、既に住まわれているマンションのベランダウッドデッキ紹介です。

施工が早いので~三鷹市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, マンション大規模修繕時サービス, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年3月21日

タグ: , , , , , ,

今回の施工例紹介は前回と同じ三鷹市ですが、こちらは新築マンションのベランダウッドデッキ。

内覧会が終了してからのお問い合わせでしたので、鍵引渡し後の調査・採寸となりました。
またお客様は、ご夫婦共お仕事をお持ちでしたので、平日は不可で土曜日の夕方をご希望。

002

ベランダの形状はごく普通の長方形。

 

003

引き戸のサッシ下は、このように低いのですがお客様は室内のフローリング高さに合わせたバリアフリータイプをご希望。
網戸より高く仕上がりますので、可動域以外はすき間なく施工する事に。

まだまだ先の事になりますが、参考価格として大規模修繕時サービスの見積もりもご所望されました。

新設価格も、このサービス価格も充分ご予算以内という事でご注文。

———最近立て続けに、この大規模修繕時の預かりサービスについてのお問い合わせがありました。、お電話はいずれもインテリアオプション会社で施工してもらったウッドデッキ。
上の木材は天然木で、下部分が樹脂でできているとの事。
木材の樹種は不明で、構造も開けてみないと良く判らない状況です。
こういう場合、見積もり以前に木材の腐朽程度と構造上再組立てが可能かどうかを見て判断できる人間が行かないとなりません。その費用も掛かります。・・・・・・・その結果今までの経験では再組立てが無理か、新しく施工した方が安くなる場合が殆どでした。

当社で施工したウッドデッキであれば、図面から写真まで残っていますのでわざわざ採寸・調査へ行かなくても直ぐに見積もりが可能です。
こんな訳で現在は自社施工分しか大規模修繕時の取り外し・保管・再組立てのサービスは承っておりません。
インテリアオプション販売会社に施工依頼する時は、ウッドデッキに限らずタイルも大規模修繕時の保管サービスがあるかどうか確認された方がよろしいかと。———–

 

閑話休題。
今回のウッドデッキに戻りまして、エアコン設置は引っ越し前に取り付けられるという事で、ウッドデッキもその日に施工することになり急遽製作へ。
・・・・・・できれば室外機はウッドデッキ上に置きたいですから。

 

IMG_1630

室外機設置前にウッドデッキの施工完了。ドレンホースはウッドデッキ下を通して排水溝まで敷設していますので、あとはエアコンからのホースをこのホースに差し込んで完了です。

 

IMG_1632

網戸可動域だけ欠き込んで製作していますので、サッシ枠・壁との間はすき間なく施工。
もちろん、板同士も工場で製作しているのですき間無し。

 

IMG_1633

室内と同じ高さでバリアフリーでベランダへ。

施工は3時間くらいで完了しました。

お客様からは、
「ともかく早く出来るのが良かったです!」

マンションウッドデッキの場合、戸建の庭と違いどうしても室内へ入っての作業となります。
お客様の長時間拘束もさることながら、近隣へのご迷惑を考えるといかに早く現場施工を終わらせるかが大事かと。

一枚一枚、現場で床板を張っていたら1日掛けても終わりません。(15年前までは、当社もそんな工法でした。・・・・・いろいろとあり大変でした。)

工場で大部分を製作して現場では組み立てるだけの現在の工法になってから15年。
700ケ所以上の施工経験から、現場施工がもっと早くなるように改良してきましたので、長方形で平均的な大きさ10㎡くらいのベランダウッドデッキは、半日かからないで終了するようになってきました。
・・・・私が製作図面を書き間違えない限り・・・・・

今回の「施工が早いので~」という理由でご注文いただきましたベランダウッドデッキの紹介は終了。
次回もまた新築ではありませんが、マンションベランダウッドデッキを紹介します。

 

イペ材恐るべし~三鷹市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年3月15日

タグ: , , , , , , ,

昨年の夏、お客様からメールをいただきました。

「テクノグリーン様

お忙しいところ恐れ入ります。
2008年6月頃にウッドデッキの施工をしていただいた
○○(東京都武蔵村山市)と申します。

先ほど設置した日を確認して7年も経っていることにビックリしています。
イペ材恐るべしと感動しています。

まだ決定ではないのですが、転居をする可能性がありまして
その際にウッドデッキを移築できないかと考えています。
サイズも変わるでしょうし図面がないと難しいとは思いますが
移築が可能かどうかのお返事だけでもいただけたら幸いです。
よろしくお願いします。」

当社からの回答

「ご連絡いただきました移設、”恐るべしイペ”では基本的には可能です。

現在のウッドデッキ図面は、当社で保管していますので、
新たな移築先の図面があればどのように移築できるかの検討をさせていただきます。」

ちなみに7年前に施工しました時の写真は下。

P1010019

実はこちらのお客様、その2~3年前に通販のウッドデッキキットを購入されてDIYで施工されていましたが、腐っていました。
伝統軸組工法という事で、組み合わせるだけのタイプで施工は簡単だったそうですが、肝心の組み合わせ部分(継ぎ手)は全て腐って使用に耐えない状態でした。
・・・・・このブログでも何度も書かせていただいているのですが、どうしてわざわざ腐りを早めるのに”伝統軸組工法”を、ウッドデッキの施工で使うんでしょうかね?
これこそ資源の無駄使い!
これが天然木のウッドデッキは腐りやすい!と云われるひとつの原因なんですが・・・・・

そこでお客様は木材から施工方法に至るまでいろいろとお調べになり、最終的にテクノグリーンの10年保証付きのイペウッドデッキにたどり着いた経緯がありました。

そのような理由があって上述のメールをいただいていたのですが、

「今の家の売却などいろいろと進みまして、買主様がウッドデッキをとても気に入ってくださってどうしても残して欲しいとの要望があり、移築計画はなくなってしまいました・・・
お手数をおかけましてすみませんでした

なので、引っ越し先には新たにウッドデッキの施工をお願いすることになります。」

という事で新しいウッドデッキの打ち合わせをしていたのですが、

「 現在の家のデッキなんですが、買主さんがリフォームの関係で
デッキの目隠しフェンス部分のみ(リビング前の高さ150cmの部分だけ)を撤去するらしいのです。
実際まだどうなるかわからないのですが、撤去した部材を処分するならば譲ってもらおうかと思っています。
もらっておけばどこかに再利用できますでしょうか?」

と送っていただいた現在の写真。

リビング正面

ふむふむ、この横板が不要になるのだったら、新たなウッドデッキの床板に使えるサイズですね。
耐久性の高いイペですから、もったいないので再利用しましょう!

そこで新居が出来上がってから現場へ打ち合わせ。

PC200003

この掃出し窓2つをつなぐウッドデッキを隣家の境界ブロックまで造ります。
新設ウッドデッキの施工日に先ず、武蔵村山市の既存のウッドフェンス横板を外しそのまま三鷹市の新居の施工現場へというスケジュールで打ち合わせを完了。

 

IMG_1558

 

IMG_1559

前のウッドデッキと同じようにジョブにはタープ用のフレームを。そして横板フェンスは前面だけで高さは同じく1.5mに。

IMG_1557

床部分の拡大した写真がこれしかないので、見づらいかもしれませんが、どの板が再利用のイペか判りますか?
私も施工後、現物を見ていないので判りませんが約1/3の12枚が使われています。

イペの場合、ただ単に耐腐朽性が高いばかりじゃなく木肌が緻密なので表面が少々退色していても、サンダーをちょっと掛けてやれば、ほとんど新品状態に戻ります。
それにしても、どの部分が再利用の板なんだろう?

お客様からも施工後アンケートで

「お世話になりました。リサイクルの部材部分も仕上げに磨いて下さったら境目がわからない程キレイになりました。
9年も経つのに本当にすごいです。
職人さんの腕が良いので安心してお願いする事ができました。ありがとうございました。」

そういえば、前回のウッドデッキも同じ職人が施工に行ってました.

それでは”恐るべしイペ”を再利用しました庭ウッドデッキの紹介はこれで終了。
次回は新築マンションのベランダウッドデッキです。