投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, 屋上ウッドデッキ, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年3月28日
タグ: すき間無し, イペ, ウッドデッキ, ガーデンシンク, ベンチ兼用収納ボックス, ルーフバルコニー, 一戸建て, 港区
今までも戸建のベランダへウッドデッキを何十か所も施工してきましたが最高で3階まで、今回は4階建です。
さすがに木造ではなくRC造りの住宅。
昨年の夏に住宅メーカーの設計担当者様から「これから建てる住宅のバルコニーへウッドデッキを検討しているお客様がいます。」
と、図面を送付いただきました。
品質にこだわりを持っているお客様で、ウッドパネルをただ置いただけの”なんちゃって”ウッドデッキではなく本格的なウッドデッキをご希望との事で、当社へご依頼いただきました。
マンションと違い戸建住宅の場合は、エレベーターがなく4階まで人力での搬入となる為、搬入ルートの状況よっては検討を要します。
そんな理由もあり、建築途中での現地調査。
内部の階段の様子。案の定あまり広くはありません。
階段を使用しての搬入を考えて、階段幅や踊り場の高さもざっと採寸。
バルコニーは奥行き6m、横幅が3.6mあります。
サッシ枠下までの高さは約30cm。これから下地は10cm厚のシンダーコンクリートを打設予定との事。
これらの採寸した寸法を基に、搬入可能なユニットサイズで設計を開始したのですが、問題は他にもありました・・・・・。
それがコレ!
ベンチ兼用の収納ボックス。
こちらはガーデンシンク。扉付の上、内部には棚も付けています。ちなみにこの水栓は住宅メーカーが先に壁に取り付けています。それも混合水栓でお湯がでます。・・・・こだわりですね~。
これらは80Kg~100Kg近くにもなりますが、狭い階段では2人であげるしかできません。さすがに力自慢の当社職人でもこれはチョット無理。
運べる重量までの半製品を工場で製作し、残りの部材は現場で組み立てという事に。
なおかつ、内部を傷付けないように内装工事前の施工スケジュールを組みました。
完成しましたウッドデッキを上から見たところ。
デッキとシンク・収納ボックスの組み立ても含め1日で完了。竣工前で他の工事も後に控えていますので。
ウッドデッキの高さはサッシ枠下までで、下地からは20cm上げています。
そして、イペ材によるすき間無し施工。これは当社の”こだわり”
この写真は室内から見たルーフバルコニー。
全体を見ると、こんな感じです。ガーデンシンクもありますのでここは有効に使われるんでしょうネ。
港区という都心部でも、周りが壁とガラスブロックに囲まれているスペースですので、インナーバルコニーのように周囲の視線から遮られています。というか、これはインナーバルコニー?
天気の良い日は、人目を気にせずここで食事でもバーベキューでも何でもできそうです。
今回は4階部分の1/3がルーフバルコニーという斬新な造りでしたが、混合栓のガーデンシンクやウッドデッキと当初からの設計案でしたので、他の造りも相当こだわりのある住宅になっていると思われます。
そんな中でテクノグリーンのバルコニーデッキを採用していただきまして、本当にありがとうございました。
今回の戸建住宅へのバルコニーデッキの紹介は終わり。
さて例年このシーズンは新築マンションの引き渡し時期。
それに伴い、テクノグリーンもマンションバルコニーへのウッドデッキ施工がフル回転です。
これらの施工例紹介を次回から連続で。