投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ | 投稿日:2013年4月27日
「戸建2階のバルコニーなんですが、丁度8畳の広さで正方形をしています。いくらぐらいでしょうか?」と、事前に資料・サンプル・写真集を送らさせていただいた千葉市のお客様からお電話が。
概算見積で仮ご注文いただき採寸へ。
解放されたコーナー
なんと、このコーナーの1ヶ所が外へ向かって解放されているだけで、残りの面は4面全て部屋に囲まれています。
文章で説明しても難しいので、外からの写真を。
外から見たバルコニー
こんな感じです。
4面建物に囲まれています。建物の中心にバルコニーがあるんです。今まで某ハウスメーカーの設計士のお客様宅でインナーバルコニーは施工したことがありますが、この中心にあるのは初めてです。まるで中庭のようです。
これってすごくないですか?私は断然気に入りました。当然リビングも2階にありますが、バルコニーを中心に廻りに各部屋が配置されているので、使い勝手が良いだけではなくバルコニーの利用頻度は上がるし、いろいろな場面で活躍しそうです。
こういう重要なスペースを防水層を剥き出しのままでいいはずがありません・・・・・と、お客様は考えたのでしょう。いやいや、始めからウッドデッキの敷設を考えて建てられたと思います。それもタイルや人工木材ではなく家族団らんの場にふさわしい天然の木材のウッドデッキを。・・・・・・・勝手に推測しています。スミマセン。
リビング前は開き戸
リビング前の戸は開き戸。これも開放感充分。
この部屋の出入り窓は引き戸
低い腰窓
と、いろいろな窓が目的に合わせて取り付けられています。
バルコニーからサッシまでの高さ
木造住宅のバルコニー(ベランダ)の防水層の立ち上がりは、建築基準法では決められてないようですが、(財)住宅保証機構の設計施工基準の(バルコニー防水)では開口サッシ側は120mm以上となっています。今回の採寸でも120mm丁度。防水層はFRPの塗膜防水でした。
同じく水勾配は水下の排水溝へ向かって1/50となっています。とういうことは1辺3.6mの正方形ですので、最大70mmくらいの勾配がついている計算となります。雨漏りの事を考えるとこの立ち上がりが大きく勾配がきつい方が良いのですが、実際の使用を考えると、?????となります。
これだけ勾配がありますと、何を置いても傾いてしまいます。テーブルを置いて食事をするにも落ち着きません。歩くにも傾きながら歩いてしまいそうです。・・・・そんな事はないか?
お客様の一番の要望も「平らに設置して欲しい」・・・・当然です。せっかくのバルコニーなんですから。
概算見積もりで8畳の正方形を3.6m×3.6mで計算していたのですが、測ってみるとほぼピッタリ。正式見積もりも、ほぼ概算見積もりと同じで、ご注文をいただき施工へ。・・・・・施工完了の後編は次回で。
投稿者:technogreen | カテゴリ:その他, 戸建てベランダウッドデッキ | 投稿日:2012年10月16日
昨日に続き、千葉市の戸建2階ベランダへのウッドデッキを紹介させていただきます。
さっそく施工完了後の写真から。
上から見たベランダのウッドデッキ
施工に入りました日は引越しの翌日です。
工場でピッタリサイズにオーダー製作していきましたので、半日で施工完了です。
サッシとウッドデッキの納まり
ご覧のように、サッシの下枠高さに合わせてウッドデッキの高さを施工。もちろん水平(フラット)仕上げです。これでお客様のご要望の2つは叶えられました。
そして、
排水口の蓋加工
2ヶ所の蓋加工。よく使用される方は外しやすいように穴を開け、頻繁に使わない方は穴開けなしとしました。
もう片方の扉前デッキ
キッチン側の扉前のウッドデッキです。パイプ廻りも隙間なく仕上げています。
調査時のタイルデッキと比較してみると、やっぱり天然木材で作るデッキは温かみがありますね。これから寒い時期になりますと、尚更その感を強くします。「その代わり夏の時期にはタイルは涼しく感じて」と思ったら大間違い。暑いじゃなくアッチッチとなってしまいます。
以前このブログでも紹介しましたようにマンションのルーフバルコニーでインテリアオプション会のタイル施工を行ったお客様が、一夏でギブアップして、ウッドデッキに施工し直したお客様もいたくらいですから。
投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ | 投稿日:2012年10月15日
千葉市で戸建新築中のお客様から、「二階のベランダにウッドデッキを設置したいのですが」ということで、引渡し日に訪問させていただきました。
お伺いすると某大手ハウスメーカーの注文住宅です。さっそく2階のベランダへ出てみると。
タイルデッキのベランダ
このハウスメーカーさんではベランダはタイルデッキが標準仕様?注文住宅なので、もしかしたらオプションで頼んでたのかもしれません。
室内から見たベランダ
掃出窓ではなく、框窓です。窓枠をまたいで、ベランダ側はまた一段下がっています。
開き窓です
せっかくの開き窓なのに、段差が20cm近くあります。もったいな~い!
この開き窓もノンレールタイプの引き戸と同じように、サッシ上辺と同じ高さにウッドデッキを仕上げる事ができるんです。バリアフリーに!・・・でも今回は窓枠が上がっているので、バリアフリーにはなりませんが・・・・これも、モッタイナ~イ!
ハウスメーカーや工務店は、こういうところのちょっとした気遣いをしてやると、評判が良くなると思うんですがね・・・・。
タイルウデッキはこの段差をなくする事は出来ない訳じゃないんですが、難しく高コストになってしまいます。
タイルデッキの排水口廻りの処理
タイルデッキの排水口は2ヶ所。この2箇所に向かってかなりの水勾配が2方向についていますので、当然タイルデッキも傾斜なりに施工されています。・・・つまり傾いています。また排水溝上の端部はガタついていました。・・・タイルデッキじゃ、これはしょうがないか。
お客様はこの傾きをなくしたフラットで、段差もないウッドデッキにしたい!というご希望でした。できれば、使わないときは排水口も隠したい!・・・・・・「合点承知」
てなわけで、完了後の写真はいつもの様に次回で・・・・・。