投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2018年9月12日
世田谷区の戸建住宅へお住まいのお客様から、「2階ベランダへウッドデッキを検討しているのですが。」と、お電話をいただきました。
大きさをお聞きして概算見積もり後、調査・採寸へ。
タイルは家を建てられた時に初めから敷かれていたようです。その上に人工芝もご自分で敷いていましたが・・・・・・
タイルを敷いても如何せん室内との段差はこの通り十数センチも。
窓前にありますのは、いろいろと蒐集しましたウッドデッキ材サンプル。
比較検討の結果、イペ材をお選びに。・・・・・・・理由はすき間無し施工ができるからとの事でした。(タイルのすき間で相当困っていたようです。すき間から落ちたゴミ掃除大変ですもんね。)
ベランダで一度でもタイルやすき間があるウッドデッキを使われた方には、この”すき間無し”の良さが判っていただけます。
お客様はご注文の際に念押しで”すき間無しのイペ”とお電話いただきました。
すき間無し施工のベランダウッドデッキが完成。今回はお客様のご希望で塗装タイプ。
ウッドデッキ高さは掃出し窓に合わせて段差解消。
こちらは移動できるキャスター付のウッドプランター、同じ木材のイペで製作。これに鉢を入れますが、購入された鉢サイズを事前にお聞きして製作しています。
これで戸建の2階ベランダウッドデッキの紹介は終了。次回は2階建てバルコニーデッキの取り替え工事を。
小金井市の戸建住宅にお住まいのお客様から、
「現存ウッドデッキの劣化が激しいため、取替を検討しています。」
と、数か月前に資料請求いただきました。
一度でも所有しているウッドデッキが腐ってきた経験をしますと、ウッドデッキ用木材について真剣に調べますが、初めての時は大工さんや外構工事会社から勧められるままに作られ失敗する方が多いようです。
当社では庭ウッドデッキの5件に1件は、こういう腐ったウッドデッキの交換工事を請けていますが、昔は概ね外構工事会社はレッドシーダー(最近は人工木)、大工さんや工務店は防腐注入木材でウッドデッキを作っていたようです。
で、今回のお客様の腐ったウッドデッキは杉のACQ防腐注入木材。
では現地調査時の写真から、
床板の一部は抜け落ちています。
根太に留めているはずのビスが抜けてきて床板が浮いています。・・・・・・・こうなってきたら下の根太が腐ってずぶずぶになっているの想像できます。
施工時に「毎年塗装すれば長持ちしますよ」といわれて塗装していても、こんな状態になります。
何故このようになるかというと、塗装で効果のあるのは表面だけ防腐剤を注入しても表面から数ミリしか入っていないので割れ目から雨が侵入して内部から腐ります。
こちらは解体時の写真。
予想通り根太は腐ってずぶずぶ、これじゃビスが効かないどころかいつ折れてもおかしくない状態です。
ご覧のように床板と根太だけの2層構造。
これでは、低コストで作れるかもしれませんが耐久性は、ぐ~んと落ちてしまいます。
雨掛かりになるウッドデッキなのに、家の床下と同じ構造で木組みしているのが他にも見受けられました。・・・・・・・ウッドデッキの耐久性は使用する木材もさることながら、設計・施工方法に左右されます。
こちらは裏庭に続く通路に設けられた内門袖。門扉はすでに朽ち果てて無くなっていました。採寸時にこちらも追加ご依頼いただきました。
柱に使われる角材は特に内部まで薬液が入りにくく早くに腐りがちです。
それでは、お客様が耐久性を一番に考えいろいろと比較検討され選ばれましたイペ材を使用した10年保証付きウッドデッキの写真を。
元と同じサイズに造り替えましたウッドデッキ。
新たにウッドデッキを計画したのと違い予期せぬ交換工事での出費の為できるだけ予算を抑えたいお客様からご相談いただき、今回は飾りの化粧幕板を付けないデザインとしました。
こちらもイペで交換工事をしました門扉・門袖。門扉は軽くなるように以前のとはデザインを変えています。
柱の基礎は簡易タイプで作られていましたが、今回は現場打設の本格基礎としています。・・・・・・・・開け閉めで力が掛かる門扉・門袖は基礎が大事です。
施工完了後お客様から、
「デッキの出来栄えには大変満足しています。ありがとうございました。」
と、メールをいただきました。
これで庭ウッドデッキ交換工事の紹介は終了。次回は戸建2階ベランダウッドデッキの紹介を。
埼玉県上尾市へお住まいのお客様から、
「マリンランプを2個つけたいと思っています。
フェンスの幅は一番幅広の素材で見積もりお願いします。1.5センチの間を開けて高さは150㎝くらいで考えています。
最後の画像がこんな風に出来たらいいなぁというイメージに近い画像になります。」
と、ご希望のウッドデッキ&ウッドフェンスの一を書き加えた家の敷地図面と、マリンランプが取り付けられたウッドフェンスのイメージ写真を送付いただきました。
戸建の庭ウッドデッキでは、このようにご希望のウッドデッキを書き加えた家の図面を送付いただけると、かなり正確な見積もりが出せます。
図面からの見積書と資料・写真集・サンプルを送付させていただいた数日後に、現地調査のご依頼をいただいてお伺い。
住まわれてから手つかずだった裏庭の2/3をウッドデッキとウッドフェンスにする計画です。
裏庭からこちらの駐車場の後方まで続くウッドデッキとなります。
駐車場から上がるコンクリートの階段から続いてウッドデッキの階段となるように設計。
それでは完成したウッドデッキを。
階段の先の出入り口には扉。
こちらの右に見えるのはライトのスイッチ。
内側から見た開けた扉。隣家側と裏側のウッドフェンスは最終的に打ち合わせで1.6mの高さになりました。
お客様の御指定の場所に取り付けられたマリンランプ2個。
こちらが広幅の横板フェンス。通常サイズの約1.5倍の幅があります。床板のサイズと比較してみると、その幅の広さが判ると思います。
この板材は通常は幕板で使用しているサイズです。当社がブラジルへ特注で製材させているサイズで他ではありません。
・・・・当社ではイペ材は数種のこのような特注サイズを保有しています。多くの断面サイズがあるとデザインのバリエーションが広がります。
お客様もこの広い幅を使うデザインにはこだわりありましたので、在庫が切れる前に合わせて丁度発注していましたこのサイズの入荷待ちでの施工となりました。
室外機前に裏庭へ降りる2段ステップを設置して完了。
夏休み中に完成しましたので、今まで駐車場へ広げていたお子様のプールもこれでウッドデッキ上で使えます。間に合って良かったですね。
打ち合わせ時に塗装の相談を受けていましたので、DIYをお勧めして使用する塗料をお教えし、塗り方は施工に入った職人が伝授。(といっても簡単ですが)
施工後完了後、お客様のアンケートで、
「素敵なウッドデッキが出来上がり、とても満足しています。
塗料も塗り終わり、これからが楽しみです。本当にありがとうございました。」
それでは庭のウッドデッキはこれで終了。次回はマンションのベランダウッドデッキを。