今年の2月に敷地図面と写真を携えて、ご夫婦で来社されましたお客様の駐車場上ウッドデッキの紹介です。
柏市の築20年くらいの戸建の家の駐車場上にウッドデッキを作るご希望です。
敷地図面から色々とご検討された上での打ち合わせでしたので、ご希望が明確で数点の確認で見積もり作成と。
その確認とは?
1)ウッドデッキへの出入りは、外階段にするか既設ベランダからにするか。
2)周囲のウッドフェンス高さとデザイン。
2番目のウッドフェンス高さ・デザインは後々でも簡単に変更できますので、とりあえず標準の高さデザインで見積することにしまして、問題は出入り方法。
外階段は、敷地と建物の関係から作るとなると複雑な形状になりますので、今までの経験からしますとベランダからの出入りの方が安くなります。
ただ、既設のベランダの腰壁カット、後の防水処理等は現場を見てみないと最終判断は下せません。
そこで、現場調査・採寸も兼ねて、既設のベランダのチェックへお伺いさせていただきました。今回は、元大工の職人も一緒に。
施工しようとしています駐車場と2階ベランダの全体像です。
既設の2階ベランダの腰壁とフェンス。
こちらは一緒に行った職人(当社で一番エライ親方です!)が、判断して開口するカット位置と後の防水処理方法を決めてお客様に説明。
ウッドデッキ本体の御希望は奥から目一杯、幅もベランダからできるだけ広く。
もうひとつは、このポリカのカーポートをそのまま使用したいという事でした。
ポリカの屋根は吊り式になっている上、ベランダの下に潜りこんでいる状況です。
建物と駐車場の位置関係。
ガスメーターや室外機も置かれているので、種々の配管がありそうです。
新築時の配管設備図面を拝見させていただき、チェック。配管図はあんまり信頼できませんが・・・・・
建物と駐車場の間には外水栓もあります。
これは柱の”位置が問題になりそう”と感じていましたが、先行して行った基礎工事を始めたら案の定・・・・・
基礎用の穴を掘ってみると、出るわ出るわザックザックと小判ならぬ配管が。
このまま配管を巻き込んで基礎を打設すると、あとで荷重が掛かった時に・・・・・・最悪の事態が。
これを避ける位置と深さを現場で測量して写真と共にスマホで事務所にいる私に送ってきました。
元の構造計算から柱位置をずらしても安全かどうかをチェックし、その場で基礎位置と打設深さを変更。
あ~、何とか大丈夫で良かった。この計算でダメだったら初めから設計のやり直しになるところでした。
2階建のウッドバルコニーや駐車場上のウッドデッキは、この柱基礎で全てが決まると云っても過言ではありませんから・・・・
さぁ、これで後は本体工事に入るだけですが・・・・・・・長くなりましたので本体のウッドデッキ完了は次回で!