マンション1階のテラス部分へウッドデッキ~横浜市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンション専用庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年4月16日

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今回の紹介は横浜市青葉区の新築マンション1階でのウッドデッキです。

昨年の秋に「来年春に新築マンションに入居予定です」と、電話にてテラスの大体の横幅・奥行きを教えていただき概算見積を。
年も変わり2月の内覧会時に同行させていただき、採寸・調査へ。

 

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1階ですので、部屋側のテラス部分と庭部分に分かれています。
庭はタイル敷きになっていますので、テラス部分をウッドデッキに。

 

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室内高さに合わせてのウッドデッキをご希望。測ってみますと約20cm。外側の溝部分では23cmくらいの高さとなります。

 

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庭とテラスを仕切っているコンクリートの梁はこのように石の階段を置かないと跨げないほど。こちらをウッドデッキで20cm以上の高さにしてやると階段は不要に。

 

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これだけ段差を解消できました。

 

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正面から見ますとこんな感じとなります。

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室内高さに合わせましたので、ウッドデッキは網戸下よりは少々高く仕上がっています。
また今回もイペ製のすき間無し施工のタイプです。

マンションの1階は、それぞれいろんなパターンがあります。
前面が土や芝であったり、またテラスと仕切りがなく繋がっていたり、逆に高くなっていたりとマンションにより色々です。

基本的な構造は2階以上のベランダやルーフバルコニーと同じですが、細部の施工の仕方では違ってくる場合もあります。

マンション1階専用庭だけの写真集もご用意していますので、ご興味のある方はこちらからお問い合わせください。
すき間無し施工と普通のマンションウッドデッキとの違いも、こちらのページで説明しています。

申し訳ありませんが、無料で送付させていただいていますが、サービス地域へお住まいか、ご予定のある方に限らせていただきます。

 

 

では、次回も前々回で紹介しましたマンションと同じタワーマンションでのウッドデッキです。2段積み室外機カバーが登場します。お楽しみに。

 

 

 

人工木の駐車場上デッキを解体して~横浜市~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2015年1月25日

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前回の続きで横浜市の駐車場上ウッドデッキ。
人工木材デッキの解体が終わり、イペ材でのウッドデッキが新たに完成しました。

 

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車の入れる正面側から。手摺支柱を上に伸ばしフレームを廻してタープ用の金物を取り付けています。
これで夏の日除け対策もバッチリ!

 

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隣家側のフェンス高さは1.1m。正面と道路に面した側面は高さ1.5mの横板フェンスとし、通行人の視線も気にせずに過ごせます。

 

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ウッドデッキ内部から。
物干し金物をウッドフェンスに取り付け。15mの高さがあるので洗濯物も安心して干せます。

 

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今までは玄関前の散水栓からホースを引っぱてきてお花に水遣りをしていたそうですが、ウッドデッキ上に立水栓を新設。
これでガーデニングが思う存分楽しめます。

これは事前に無料送付していました写真集の中から見つけられ、「是非、同じ物を!」と。

 

裏側の階段画像

裏側の階段

 

こちらは、裏へつづく通路へ降りる階段。4段あります。

 

 

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掃出し窓前のウッドデッキ。内部に3段の階段を作り駐車場上のウッドデッキに上がれるようにしています。

 

通路部施工前

通路部施工前

 

通路部施工後

通路部施工後

 

玄関側からは、この狭い通路を使ってウッドデッキに往き来していたそうですが、狭い上に危ない!と感じ、このような提案をさせていただきました。

ブロックの上も木製通路とした上に、転落しないように手摺も。

これで、玄関側からの出入りはスムーズに。

 

ウッドデッキの大きさは基本的には、ほとんど変えていませんんが使いやすく機能もいろいろと盛り込んだ「新設ウッドデッキ」となりました。

お客様から、
「短期間でとても良いものを造って頂き有難うございました。
大変満足しております」
と、メールをいただきました。

 

今回の紹介はこれで終了しますが前回の投稿の後に、ぐにゃぐにゃに曲がった人工木材の写真を見て「大雪が積もるとあんなになってしまうんですか?」と、電話をいただいたお客様がいらっしゃいますが、通常はメーカーの施工基準内で施工すれば、あんな風にはならない?・・・はずです。

今回のように駐車場上に造るハイデッキでは、それに対応する部材が無い為、無理をするとあのような結果となってしまいます。

材料自体の特性と多様な断面サイズが無い為、設計の自由度が非常に小さいといえるでしょう。

テクノグリーンで、あまり人工木材を使わない理由のひとつでもありますが・・・・・・

さて次回はまたマンションのベランダウッドデッキ。イペ製でのウッドデッキをご指名のお客様、その理由とは?・・・・お楽しみに。

人工木の駐車場上デッキを解体して~横浜市~解体編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2015年1月19日

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横浜市のお客様から「今ある駐車場上のウッドデッキが腐ってきているので、一度見てもらえませんか?」と、
お電話をいただいて、調査へ。

 

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駐車場の上にあるウッドデッキですが、家の敷地自体が高くなっていますので1階から出入りするタイプです。
10年ちょっと前に作られたそうです。よくありがちな遠目から見ると問題は無し。・・・・・のようですが。

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内部を見ますと、梁はボロボロで形をなしていません。防腐剤を注入した木材のようですが、相当前から腐ってたと思われます。防腐注入木材は内部から腐る傾向にあります。

 

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登って床板をみると、なんと庭部分も駐車場の上の部分も人工木材。
ビスは抜けるわ、波打っているわで大変な事になっていました。

4年前に床板が腐ってきたので外構工事屋さんに依頼したら、この人工木材で改修工事をされたようです。
それが昨年の大雪でこんな状態に。。。。。。

「今年の大雪が降る前に全面的に作り直しを」と、ご希望のお客様。
確かにこのままで昨年のような大雪が積もれば、全体が崩壊しかねない状況です。

せっかく作り直すのであればという事で、「お客様の使い勝手の良い機能も盛り込んだウッドデッキにしましょう」とご希望をお聞きして設計へ。

 

へたれた人工木材の床板

へたれた人工木材の床板

歪んだ人工木材の根太

歪んだ人工木材の根太

 

 

長期荷重による”へたれ”、クリープ(クリープといってもコーヒーに入れる”あれ”ではありません)現象が起こっていました。

人工木材のメーカーもたくさんあり、この商品がどこのメーカーなのかわかりません。
またどこのメーカーも技術資料でクリープに関するデータは公表していないんじゃないかと思います。というか、クリープについて考慮していない?
従って、設計するにあたり根太や梁の間隔を計算する事ができません。庭用の規格サイズで作るのは問題ないのですが、下に大きな空間が必要な駐車場上へのウッドデッキは柱をポンポンと建てる訳にはいかないし。

たぶん、これを施工した業者も深く考える事もなく庭用のウッドデッキと同じ感覚で作っちゃったんでしょうかね?

実はこのクリープ、人工木ほどではないですが天然木でも起こります。
庭用の束をたくさん建てれるウッドデッキと違い、駐車場上や2階建てウッドデッキは柱数に制限がある為、梁や根太の間隔を狭くしたり、断面を大きくすることにより、このクリープが起きないように設計します。
たまに、これを考慮していないような天然木のハイデッキも見かけますが・・・・・・

 

調査時の最後に発見した手摺柱(ポスト材)の取り付け。

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手摺支柱をLアングルで留めています。
このLアングルやポスト金物を使用する方法は簡単で施工コストも非常に安く上がるんですが、ウッドデッキの専門施工会社はけっしてやりません。構造部分と強固に締結します。
ウッドデッキ専門施工会社と、そうではない会社との違いを見分けるひとつかも。
大手人工木材メーカーのほとんどが、この取り付け仕様になっていますが、きちんと「本製品は、防護柵や手すりの機能はありません。転落など重大な事故が起きるおそれのある場所には設置しないでください。」とカタログに明記されています。
また同じく「人工木デッキは戸建住宅の一階相当部施工用品です。それ以外の場所へは取り付けしないでください」とも書かれています。

う~ん。大手のメーカーさんは、しっかりしている。判ってるんですネ。

この部分を読まずに施工したんでしょうか?案の定ここの手摺もグラグラで寄りかかるには危険な状態でした。

調査から、今回は材料の問題というより施工会社の施工能力の問題かな?という結論でした。

長くなりましたので、天然木材イペでの施工完了の紹介は次回で。