2階ベランダと繋げた駐車場上ウッドデッキ~柏市~施工編

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:最近の施工事例, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2015年5月7日

タグ: , , , , , , ,

前回に続きまして柏市の駐車場上のウッドデッキ。

基礎工事の一週間後、養生も終わりまして本体の工事へ。
養生期間中に工場で加工して行きますので、現場での施工期間は短くて済みます。
施工中、車は駐車場へ置けませんので、出来るだけ現場施工期間が短くなるようにする事が駐車場上のウッドデッキには必要です。

と、書いてるうちに現場での施工は完了。・・・・・・そんな事はありませんが、その完了写真から。IMG_1198

フェンスデザインは広幅と狭幅を組み合わせた横板フェンス。これはご来社いただいた時に写真集からお選びいただいたデザインです。
上部は全周囲に渡りフレームを廻しています。タープを掛ける目的はもちろん、状況によりましては横板を張り増ししてフェンスを高くする事が簡単にできます。

これ、結構いいアイデアかも。

IMG_1199

無事にポリカのカーポート上にウッドデッキが出来上がりました。
元々割れていたポリカの屋根1枚は、このとき一緒に新品へ交換。

 

IMG_1197

 

前回書きましたように、下の配管の都合で柱位置が立水栓の所になりましたので、こちらは移動。
ついでにお客様は水栓柱を新しいのに交換希望。二口タイプにして移設。

 

IMG_1190

既設ベランダからの出入り口。今回は全面カットではなく、幅約1.8mのカットにしています。
防水の観点からこの高さにカット口を決め、笠木にて防水処理。・・・・・ここが一番気を遣うところです。

段差が大きい分はデッキ側に箱階段を置いて。

 

IMG_1189

通常は床としたの横板のすき間は5~10cmで施工するのですが、今回は3cm。

その理由は後のお客様のメッセージで。

 

IMG_1188

内部上からの写真。これで完成し引渡し。

 

お引渡し数日後、お客様から写真と共にメールメッセージをいただきました。

IMG_0675

 

IMG_0680

 

IMG_0685

塗装後の夜のウッドデッキ

「ウッドデッキの件では大変お世話になっております。
中々大変な工事だったと思いますが、職人の皆様には
頑張っていただき、満足なものが出来ました。ありがとう
ございました。
昨日、今日と私も昔を思い出し1作業員になり、床と横板の
塗装を行いました。早速、今夜は家内とデッキオープンパー
ティーを行いました。
その様子を添付致します。もっと楽しく酔った様子も有るの
ですが、それはオープンしないでという家内の言葉を取り入れ
ました。孫のプール、私のゴルフ練習場等々、今後多いに活躍
してくれそうです。
施工頂きました皆様にも感謝の言葉をよろしくお伝え頂けると
幸いです。」

打ち合わせ時から、ご自分での塗装を考えられてたようで、イペに合う塗料を、施工完了時には職人から塗り方を教えていましたお客様、完了後さっそく塗装された上、パーティーをされたようです。

「楽しく酔った様子」の写真を是非拝見したかったのですが、残念。

 

(床とフェンスのすき間3cm)
ゴルフボールの大きさだったんですね~。パターの練習場としても使われるそうです。
お孫さんのプール、デッキ上のパーティー、さらにゴルパターの練習と多目的なウッドデッキになりましたね。
・・・・・・・・アウトドア派のお客様のことだから、テントを張って寝るのもありかも?

 

これで今回の紹介は終了。次回はまたマンションのベランダウッドデッキを。

 

2階ベランダと繋げた駐車場上ウッドデッキ~柏市~調査編

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:最近の施工事例, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2015年5月2日

タグ: , , , ,

今年の2月に敷地図面と写真を携えて、ご夫婦で来社されましたお客様の駐車場上ウッドデッキの紹介です。

柏市の築20年くらいの戸建の家の駐車場上にウッドデッキを作るご希望です。

敷地図面から色々とご検討された上での打ち合わせでしたので、ご希望が明確で数点の確認で見積もり作成と。

その確認とは?
1)ウッドデッキへの出入りは、外階段にするか既設ベランダからにするか。
2)周囲のウッドフェンス高さとデザイン。

2番目のウッドフェンス高さ・デザインは後々でも簡単に変更できますので、とりあえず標準の高さデザインで見積することにしまして、問題は出入り方法。

外階段は、敷地と建物の関係から作るとなると複雑な形状になりますので、今までの経験からしますとベランダからの出入りの方が安くなります。

ただ、既設のベランダの腰壁カット、後の防水処理等は現場を見てみないと最終判断は下せません。

そこで、現場調査・採寸も兼ねて、既設のベランダのチェックへお伺いさせていただきました。今回は、元大工の職人も一緒に。

 

P3070013

施工しようとしています駐車場と2階ベランダの全体像です。

 

P3070003

 

既設の2階ベランダの腰壁とフェンス。

こちらは一緒に行った職人(当社で一番エライ親方です!)が、判断して開口するカット位置と後の防水処理方法を決めてお客様に説明。

 

 

ウッドデッキ本体の御希望は奥から目一杯、幅もベランダからできるだけ広く。
もうひとつは、このポリカのカーポートをそのまま使用したいという事でした。

P3070006

ポリカの屋根は吊り式になっている上、ベランダの下に潜りこんでいる状況です。

 

P3070014

 

建物と駐車場の位置関係。
ガスメーターや室外機も置かれているので、種々の配管がありそうです。
新築時の配管設備図面を拝見させていただき、チェック。配管図はあんまり信頼できませんが・・・・・

 

P3070015

建物と駐車場の間には外水栓もあります。

これは柱の”位置が問題になりそう”と感じていましたが、先行して行った基礎工事を始めたら案の定・・・・・

IMG_6593

 

基礎用の穴を掘ってみると、出るわ出るわザックザックと小判ならぬ配管が。

このまま配管を巻き込んで基礎を打設すると、あとで荷重が掛かった時に・・・・・・最悪の事態が。
これを避ける位置と深さを現場で測量して写真と共にスマホで事務所にいる私に送ってきました。

元の構造計算から柱位置をずらしても安全かどうかをチェックし、その場で基礎位置と打設深さを変更。
あ~、何とか大丈夫で良かった。この計算でダメだったら初めから設計のやり直しになるところでした。

2階建のウッドバルコニーや駐車場上のウッドデッキは、この柱基礎で全てが決まると云っても過言ではありませんから・・・・

 

 

さぁ、これで後は本体工事に入るだけですが・・・・・・・長くなりましたので本体のウッドデッキ完了は次回で!

人工木の駐車場上デッキを解体して~横浜市~施工編

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2015年1月25日

タグ: , , , , , , ,

前回の続きで横浜市の駐車場上ウッドデッキ。
人工木材デッキの解体が終わり、イペ材でのウッドデッキが新たに完成しました。

 

IMG_1091

 

車の入れる正面側から。手摺支柱を上に伸ばしフレームを廻してタープ用の金物を取り付けています。
これで夏の日除け対策もバッチリ!

 

IMG_1082

隣家側のフェンス高さは1.1m。正面と道路に面した側面は高さ1.5mの横板フェンスとし、通行人の視線も気にせずに過ごせます。

 

IMG_1090

ウッドデッキ内部から。
物干し金物をウッドフェンスに取り付け。15mの高さがあるので洗濯物も安心して干せます。

 

IMG_1089

今までは玄関前の散水栓からホースを引っぱてきてお花に水遣りをしていたそうですが、ウッドデッキ上に立水栓を新設。
これでガーデニングが思う存分楽しめます。

これは事前に無料送付していました写真集の中から見つけられ、「是非、同じ物を!」と。

 

裏側の階段画像

裏側の階段

 

こちらは、裏へつづく通路へ降りる階段。4段あります。

 

 

IMG_1086

掃出し窓前のウッドデッキ。内部に3段の階段を作り駐車場上のウッドデッキに上がれるようにしています。

 

通路部施工前

通路部施工前

 

通路部施工後

通路部施工後

 

玄関側からは、この狭い通路を使ってウッドデッキに往き来していたそうですが、狭い上に危ない!と感じ、このような提案をさせていただきました。

ブロックの上も木製通路とした上に、転落しないように手摺も。

これで、玄関側からの出入りはスムーズに。

 

ウッドデッキの大きさは基本的には、ほとんど変えていませんんが使いやすく機能もいろいろと盛り込んだ「新設ウッドデッキ」となりました。

お客様から、
「短期間でとても良いものを造って頂き有難うございました。
大変満足しております」
と、メールをいただきました。

 

今回の紹介はこれで終了しますが前回の投稿の後に、ぐにゃぐにゃに曲がった人工木材の写真を見て「大雪が積もるとあんなになってしまうんですか?」と、電話をいただいたお客様がいらっしゃいますが、通常はメーカーの施工基準内で施工すれば、あんな風にはならない?・・・はずです。

今回のように駐車場上に造るハイデッキでは、それに対応する部材が無い為、無理をするとあのような結果となってしまいます。

材料自体の特性と多様な断面サイズが無い為、設計の自由度が非常に小さいといえるでしょう。

テクノグリーンで、あまり人工木材を使わない理由のひとつでもありますが・・・・・・

さて次回はまたマンションのベランダウッドデッキ。イペ製でのウッドデッキをご指名のお客様、その理由とは?・・・・お楽しみに。