フェンスデザインは縦格子に変更して~日立市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2014年7月11日

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今回の紹介は茨城県日立市のお客様の戸建庭ウッドデッキです。

日立市は先月このブログでも案内しましたように、施工サービス地域に追加しました市町村のひとつですが、お客様からはその前に「日立市は施工地域に入っていないようですが、以前に施工されたお宅もあるようですので、是非お願いしたいと考えております。」
と、お問い合わせいただきました。
一度「ウッドデッキが腐った」という経験をされると、使用する木材から施工方法まで真剣に検討される方が多いですよね。

このお問い合わせをきっかけに、今までの柏の事務所から掛かる時間を、三郷の工場から掛かる時間を基に施工地域を見直しさせていただきました。・・・・・・当たり前の事なんですが、今まで気づかなかったアホな私。
これを機に今までもご要望がありました栃木県の県南を施工地域に入れるよう施工担当チームと鋭意検討中?です。・・・・・最近「カヤック」にはまって栃木方面へ度々出掛けてる職人の勧めもあって・・・・

 

工場内写真

工場内写真

写真右上の緑の物体が「カヤック」だそうです。しっかり工場の棚の一部を置き場にしています。
栃木県内の川下りで良く行くそうで、やたら栃木県内の道路事情に詳しくなり、「栃木県は近い!」という話から栃木県も施工地域へ。・・・・・・・ハイ、単純な連中ばかりです。

カヤックと栃木県の話はこのくらいで、本題の日立市のお客様の打ち合わせを。

 

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常磐自動車道は相変わらず渋滞なし。距離はあっても時間は早い。着いてみると広々お庭。車の駐車も楽々と。

 

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ここにウッドデッキがあったそうです

家を新築されたときに一緒に大工さんに作ってもらったウッドデッキが腐り、ご自分で解体されたそうです。

 

家に取り付けられた大引き

家に取り付けられた大引き

 

ウッドデッキ用の大引きが家壁に直接取り付けれている上、釘が使用されています。
錆びているので、これを無理やり外すと、壁が壊れそうな状態です。・・・・・・「釘は使ったらダメ!家と接合したらダメ!」とは、この理由からなんですが・・・・・・

 

お客様は、元と同じ大きさのウッドデッキ、ラチスフェンスをご希望でしたが、資料請求をいただいて、事前に送付していました写真集の中の「縦格子フェンス」を気に入られたそうで、それに変更。また今までは付いてなかった階段を追加。
使用する木材は腐らした経験のある今回のお客様の要望は、もちろん10年保証付きのイペで!

丁度、既存のウッドデッキを外した機会に外壁塗装をし直し、その後に新設ウッドデッキ施工とスケジュールを決めまして、この日の打ち合わせは終了。

 

完成後の写真を連続3枚で。

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工場で1回、仮組をしていますし、フェンスは図面通りに製作して持っていってますので1日で施工完了。夕方5時前には工場へ帰り着きました。
いやはや、もっと早くから茨城県内の常磐道沿線を施工地域に入れておくべきだったんですね。

と、反省の弁で今回の紹介は終了。次回は、ここ最近お問い合わせが多いマンションベランダウッドデッキです。

マンションの庭に目隠しウッドフェンス~中野区~施工完了編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, ウッドフェンス, マンション専用庭ウッドデッキ, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2014年5月9日

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昨日の続きです。中野区のマンション庭へウッドフェンスとウッドデッキの施工が完了。
1日で施工が終わったのかい?というツッコミは無しで!

 

ちなみにお客様からは「天然の木材で!」というご要望でウッドフェンスもデッキもイペ材で施工しています。イペ材のウッドデッキにつきましてはこちら。
イペのウッドフェンスなのでウッドデッキ同様10年保証付きです。

先ずは、ウッドフェンスから。

高さ1.8mのウッドフェンス画像

高さ1.8mのウッドフェンス

 

延長約10m、高さ1.8m。上部は目隠し目的の為すき間を小さ広幅材で。下はデザイン的に考慮して狭幅ですき間を大きくとデザインされました。

誰がって?当然、私じゃなく今回建物を含め庭全てを設計された建築設計士さんです。

そう!今回の工事は建築設計事務所からのご依頼で、ただし工事契約はお施主様との直接契約という方式でした。
いわゆる「CM方式」に近い方法です。・・・・・いえいえテレビコマーシャルの「CM」ではありません。
コンストラクション・マネジメント(すみません横文字に弱く英語では綴れませ~ん)の略で「CM」。

本来は設計も別会社が行い、施主になり代わり、それぞれ専門の工事会社の選定・契約・工事監理をする方法です。
大きな建設工事で見聞します。まっ、数少ないですが。横文字での名称からしてアメリカから導入された方式です。

この対極にあるのがGC(総合建設業)が、施主と一括工事請負契約する方式です。そして実際に工事をするのは、協力業者と呼ばれる各分野の下請け専門工事業者です。
それぞれの方式には、施主側にも工事業者にも一長一短がありますが、施工管理に秀でていた会社が行えば安くて品質が良い工事を施主様に提供できるんではないかと私は思っています。

これはエクステリ工事にも云えて、ガーデンデザイナーがこの役目(CMr・コンストラクションマネージャー)を果たしてそれぞれ専門工事会社が、お施主さんと直接契約するようなパターンが増えるような気が?
その場合は「CMr」でなく、ガーデン・コンストラクション・マネージヤーの略で「GCMr」なんて呼ぶのも良いんじゃない!と勝手に思ってます。
閑話休題。
悪い癖で、話がどんどん横道にそれてしまいました。元に戻して、ウッドフェンスの設計の話を。

目隠しを重点に、またこの後に行う植栽を加味してのボーダーデザイン・すき間となっています。これらのデザインが決まってからウッドフェンスの基礎や転倒防止のための控え柱位置等について設計士さんと打ち合わせ。
背の高いウッドフェンスは基礎と転倒防止をどうするか、現場ごとに検討し設計する必要があります。・・・・・・以前これを簡単に考えて施工し、失敗したことがありますので慎重になります。

ウッドフェンスは基礎工事をどのようにするかで価格も大きく違ってきますが、できるだけ「安全がわ」にというのがテクノグリーンの考え方です。

植栽が完了

植栽が完了

 

 

別の角度からウッドフェンス

別の角度からウッドフェンス

ウッドフェンス工事が終了後、造園屋さんが樹木を植えて完了。

ウッドフェンスは木々の引き立て役と上部の目隠しとしての役割を果たしてます。

 

ウッドデッキ全景

ウッドデッキ全景

 

こちらは造園工事が全て終わった後のウッドデッキです。
下は大谷石を斜め張、周囲には低木で植栽。良いですね~、やっぱり専門家がデザインした庭は違います。

ウッドデッキの中央部だけ出幅を大きく作っています。

前回載せました写真と比べると全く違う空間に生まれ変わってます。

施工前

施工前

 

・・・・・・・・・同じ場所とは思えません。

ウッドデッキ上のベンチ

ベンチ

 

ウッドデッキの上にはL字型に配置した背付ベンチと背なしベンチ。どちらもウッドデッキと一体化した作り付けベンチです。

 

ベンチの裏側

ベンチの裏側

 

ベンチの背もたれ裏に付いた斜めの棒。これは横にある階段用の手摺です。これも設計士さんのアイデア・・・・・・勉強になりました。

 

最後に。

ウッドデッキの点検口

ウッドデッキの点検口

 

前回の調査編で、わざわざお見せした換気口。その答えはコレ!
そこには、このような遮水板?(正式名称は定かではありません)と呼ばれるものが取り付けられています。

この地域は土地が低く川が氾濫した時に床下浸水が起こらないように、換気口を塞ぐための装置で普段は外しておくそうです。
イザという時には、この点検口を開けてこの遮水板を装着するそうです。合計6か所の点検口を付けました。・・・・こちらも、現場打ち合わせ時にたまたまお会いしたんですが、やはり専門工事業者さんでした。

 

これでマンション庭のウッドフェンスの紹介は終了。
最近、アルミや人工木のフェンスに物足りないお客様からお問い合わせが多いので、なるべく近いうち?に今度は戸建庭の独立ウッドフェンスを紹介させていただきます。

また、庭用の独立ウッドフェンスの写真集・イペ材資料・サンプルをご希望の方はこちらから。

4年で腐ったウッドデッキを~笠間市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2014年4月29日

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今回の紹介は茨城県笠間市での4年で腐った庭ウッドデッキの取り替え工事です。

お客様から、「ホ--ムページでの施工地域に笠間市は入っていないのですが、常磐道のインターからは近いので施工は可能でしょうか?」
3年前に工場を三郷に移転したのですがが、これが三郷のスマートインターチェンジのすぐ傍。従って茨城県の常磐道近傍であれば、距離があっても短時間で行けるようになった。・・・・・・だったのですが、ホームページの施工可能地域はそのまま。(近々?に修正予定のつもりです)

メールで、写真と新築時のウッドデッキもしっかり記入された図面を送付いただきました。

その文面には
「4年で、ビルダーさんに作ってもらった防腐剤、キシラデコールを塗った2×4材のウッドデッキは所々スカスカになってきました。特に、コースレッドで止めてある部分が。
ペンキを塗り直しても、腐った部分をはめなおしても、今後何年も修正を繰り返し切りが無いと言われ、全くその通りだと感じています。」と。

図面からの概算見積もりで仮ご注文をいただき、打ち合わせ・調査へ。
工場からは近いのですが、会社の事務所からはプラス40分。・・・・・・でも常磐道は渋滞が殆どないので、スイスイです。

 

広い庭のエントランスデッキ

広い庭のエントランスデッキ

 

ひろ~い庭に広いウッドデッキ。
アプローチはスロープのウッドデッキ。玄関前はフロントデッキ。それがリビング前のウッドデッキと繋がり一体化しています。約40㎡。

あと2~3軒、建てれそうな広さの庭です。・・・・・・これは、テクノグリーンの現場監督ワンコの「ユンボ」がドッグランをしてきそうだな・・・・・

ステップの腐朽

ステップの腐朽

 

このステップ部分の腐朽は、使用木材の問題もさることながら、施工方法にも問題ありでした。

 

木口の腐れ

木口の腐れ

 

床板の継ぎ部分での木口から腐っているのが一番多く見られます。
塗装でのメンテナンスで腐朽対策は、はっきり言って至難の技といわれるのは、このような木口ですとか、裏側、はてさて構造部分の根太・大引き・束の類は一度完全にバラさないと塗れないんですネ。

その上、こういう場所がまた渇きににくく腐りやすい。・・・・・・といって、塗装のたびにバラシ、再組立てを。(私しゃ、表面だけもしませんが)

お客様はバラシまではともかく、2回ほど塗っていたそうです。

「先日は資料サンプルを送っていただきありがとうございました。
 妻と内容を拝見し,貴社とその製品に間違いないとの直感を得ました。

我が家は平成21年9月に新築され,そのとき家と一緒に
ウッドデッキも地元のメーカーさんが作ってくれました。(現在はメーカーがあ
りません)
3年目くらいからキシラデコールの塗装が薄くなったので2回ほど自分で塗り
直しましたが,
また,次のシーズンにははげてきました。木材の反りやうきも始まりました。
4年目の昨年からは,ビスを打ってある場所の木材がぼろぼろし始め
場所によっては体重で沈むところもでてきました。危険ですよね。

親類のおじさんに相談したところ,穴が開いたところを2X4材でいくら直しても
4,5年で同じことになり,どんなに塗装や防腐剤を塗り直しても同じだ,という
アドバイスを聞いていたので,少し値が張っても専門業者さんにお願いした方が
賢いという考えに至りました。

そして,ウッドデッキのリフォームをネットで検索していたら,
御社にたどり着いたというわけです。」

いやぁ~、遠方よりたどり着いていただき、ありがとうございました。でもスイスイ常磐道でのドライブは快適で、あっという間でしたヨ。

それでは、取り替え工事後の写真から。

 

完成後の全体

完成後の全体

 

玄関前のウッドデッキは、ちょっと小さめにしてその代り1段のステップへ変更。その上に元からあったロートアイアン製のポストを取り付けて。

ちなみに今までのウッドデッキ廃材は、薪ストーブを使用してるのでその燃料として利用することに。産廃処理費の節約にもなり一石二鳥。

 

ウッドデッキスロープ

スロープ

 

今までと同じ場所にアプローチはスロープで。

 

リビング前のウッドデッキ画像

リビング前のウッドデッキ

 

 

R部分の拡大写真

R部分の拡大写真

 

 

リビング前のウッドデッキは設計段階では、この中央のR部分は無かったのですが、お客様のご要望にお応えしてその場で職人がチョイト作りました。

 

もう1か所のスロープ

もう1か所のスロープ

 

入口と反対方向にもう1か所のスロープを増設。こちらは薪を一輪車で運ぶためのスロープです。お話を伺って判ったんですが、一冬で使う薪の量って塑像以上で、手で運んでいたんでは間に合わないほどだそうです。・・・・・私は無理。

ところで写真左下へある三角形のデッキは?

 

西側の既存ウッドデッキ

西側の既存ウッドデッキ

 

このように建物を囲むように南側と西側にウッドデッキがあったのです!それを繋ぐように1段低くなった三角形のウッドデッキでした。
南側のウッドデッキの腐朽がひどく、今回リニュアール。西側はもう少し使えそうなので様子をみる事に。

新しくなった南側のウッドデッキはイペ製ですのでノーメンテナンスで10年保証しています。今年からはだいぶ楽になりますネ!

施工完了後にお客様から

「3日間(2日半)での施工は職人さんたちのおかげです。
大変ありがとうございました。ユンボ君もかわいかったです。」

やっぱり、ユンボはドッグランを楽しんできたんだナ!

解体もご注文いただいていたので、解体半日、施工2日の工程でした。初めはご自分で解体を考えていたようですが、40㎡を一人でするには・・・・・・・。
私は考えもしませんが、なんか今回の私コメントで”モノグサ”がばれてしまったようで——–

今回の紹介はこれで終了ですが、近いうちに同じ茨城県小美玉市のやはり腐ったウッドデッキの取り替え工事を紹介させていただきます。
・・・・・・茨城県は木材腐朽菌が多いのかな?