屋根の後付工事~葛飾区

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 一戸建て庭ウッドデッキ, 屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ), 最近の施工事例 | 投稿日:2015年7月31日

タグ: , , , , , ,

今回の紹介は、ウッドデッキへの後付の屋根工事です。

ウッドデッキへ「後付でフェンスを付けたい」というご相談はたまにいただきますが、後付の屋根はあまり多くはありません。
パーゴラの後付工事は今までに2回ほど行っていますが、基本的には同じような工事です。

2回とも、テクノグリーンがウッドデッキを施工したケースで、他社が施工したウッドデッキには行った事はありません。

というのは自社で施工したウッドデッキは下部の構造が判っていますので、簡単に後付け工事ができるのですが、構造が違うと”がっちり”と柱を建てれない場合があります。・・・・というか、そういう場合の方が多いのでなかなか難しいですね

さて今回は、2年前にこのブログで紹介しましたウッドデッキ。

 

そう、こちらのNPO法人アルマ様からの後付屋根工事のご依頼でした。ワンコ達が雨の日でも外で運動できるようにとの配慮からでした。
屋根を付ける範囲だけをお聞きして打ち合わせは終了。
梅雨入り直前でしたが、なんとかその前に工事は完了。

 

IMG_1306

 

ウッドデッキの半分と奥の土の庭部分へも屋根を取り付け。
奥行き3.3m、総延長は約7mです。
ウッドデッキに絡む部分は束柱を外して柱と交換。こうするとウッドデッキと一体化しますのでウッドデッキ自体が重しになり、特別な基礎は必要ありません。
これは比重が1以上と重く、強度があるイペで3層構造に作ってあるウッドデッキだからこそ可能なやり方となっています。

お客様からは「床板にポスト金物を取り付けて、それで柱を建てるんですか?」と聞かれましたが、それじゃ横からの荷重には耐えられません。
ついでに、みっともないし表面の金物は危ないし。

後付フェンスの支柱でも同じ事がいえるんですが、プロの施工会社は間違っても、そんな安易な施工方法はとりません。

 

 

IMG_1258

 

構造の木材は全てウッドデッキと同じイペ。屋根材はポリカスモークブラウンの波板。

内側には、アルマ様がさっそくタープが張られました。これで夏の日差し対策はバッチリですネ。

IMG_1302

 

土の部分の屋根。こちらの柱は独立基礎を打設して建てています。

 

IMG_1303

 

柱を利用しての造り付けベンチ。材はこちらもイペ。頑丈です。
前回は通路の扉をサービスさせていただきましたが、当社のわんこ社員達から背中を押され今回はこのベンチを無料サービスで!

このベンチも屋根も活躍(アルマ様のブログ)しているようでなによりです。

同じ屋根を付けました駐車場上のウッドデッキは次々回で。次回はルーフバルニーのウッドデッキを紹介します。

 

 

戸建住宅のルーフバルコニーへウッドデッキ~港区

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, 屋上ウッドデッキ, 戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年3月28日

タグ: , , , , , , ,

今までも戸建のベランダへウッドデッキを何十か所も施工してきましたが最高で3階まで、今回は4階建です。
さすがに木造ではなくRC造りの住宅。

昨年の夏に住宅メーカーの設計担当者様から「これから建てる住宅のバルコニーへウッドデッキを検討しているお客様がいます。」
と、図面を送付いただきました。

品質にこだわりを持っているお客様で、ウッドパネルをただ置いただけの”なんちゃって”ウッドデッキではなく本格的なウッドデッキをご希望との事で、当社へご依頼いただきました。

マンションと違い戸建住宅の場合は、エレベーターがなく4階まで人力での搬入となる為、搬入ルートの状況よっては検討を要します。

そんな理由もあり、建築途中での現地調査。

 

P2090017

内部の階段の様子。案の定あまり広くはありません。
階段を使用しての搬入を考えて、階段幅や踊り場の高さもざっと採寸。

 

室内から見たバルコニー

室内から見たバルコニー

 

バルコニー側から見た室内

バルコニー側から見た窓部分

 

バルコニーは奥行き6m、横幅が3.6mあります。
サッシ枠下までの高さは約30cm。これから下地は10cm厚のシンダーコンクリートを打設予定との事。

これらの採寸した寸法を基に、搬入可能なユニットサイズで設計を開始したのですが、問題は他にもありました・・・・・。

それがコレ!

 

IMG_1129

 

ベンチ兼用の収納ボックス。

 

IMG_1128

 

こちらはガーデンシンク。扉付の上、内部には棚も付けています。ちなみにこの水栓は住宅メーカーが先に壁に取り付けています。それも混合水栓でお湯がでます。・・・・こだわりですね~。
これらは80Kg~100Kg近くにもなりますが、狭い階段では2人であげるしかできません。さすがに力自慢の当社職人でもこれはチョット無理。

運べる重量までの半製品を工場で製作し、残りの部材は現場で組み立てという事に。
なおかつ、内部を傷付けないように内装工事前の施工スケジュールを組みました。

 

IMG_1132

 

完成しましたウッドデッキを上から見たところ。
デッキとシンク・収納ボックスの組み立ても含め1日で完了。竣工前で他の工事も後に控えていますので。

 

IMG_1131

ウッドデッキの高さはサッシ枠下までで、下地からは20cm上げています。
そして、イペ材によるすき間無し施工。これは当社の”こだわり”

 

 

IMG_1134

この写真は室内から見たルーフバルコニー。

 

IMG_1130

 

全体を見ると、こんな感じです。ガーデンシンクもありますのでここは有効に使われるんでしょうネ。

港区という都心部でも、周りが壁とガラスブロックに囲まれているスペースですので、インナーバルコニーのように周囲の視線から遮られています。というか、これはインナーバルコニー?
天気の良い日は、人目を気にせずここで食事でもバーベキューでも何でもできそうです。

今回は4階部分の1/3がルーフバルコニーという斬新な造りでしたが、混合栓のガーデンシンクやウッドデッキと当初からの設計案でしたので、他の造りも相当こだわりのある住宅になっていると思われます。

そんな中でテクノグリーンのバルコニーデッキを採用していただきまして、本当にありがとうございました。

今回の戸建住宅へのバルコニーデッキの紹介は終わり。

さて例年このシーズンは新築マンションの引き渡し時期。
それに伴い、テクノグリーンもマンションバルコニーへのウッドデッキ施工がフル回転です。
これらの施工例紹介を次回から連続で。

 

 

 

ワンコの為?の崖地デッキ~印西市~後編

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, ウッドフェンス, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 傾斜地ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2015年2月15日

タグ: , , , , , , , , ,

前回の続きで印西市の崖地ウッドデッキ施工完了の紹介です。

既設のアルミデッキを解体する前にまず基礎工事。

基礎工時用の丁張

基礎工時用の丁張

 

通常は解体してから基礎工事をするのですが、既設デッキを解体してしまうと新設のウッドデッキが出来るまでの長期間、危険な状況で使えなくなります。
そこで基礎工事を先に行い基礎の養生期間は既設のウッドデッキを使えるようにしました。

当然設計の段階から、柱位置は既設の柱とかぶらないようにしています。

IMG_1107

お客様も気にしていた構造部の中でも一番重要な基礎と柱。

こういう崖地や駐車場上のデッキ、二階建ウッドバルコニーのハイデッキは基礎と柱とそれを繋ぐ金物をどうするかで全体の安全性が決まります。

完成後、お客様から「どうして柱金物は、こんな形状をしているの?下まで上と同じ太さでいいんじゃないの?」と、ご質問。

「良いご質問です!」実際に見て触っていただき、その理由を説明させていただきました。
強度施工性柱の耐久性までも考慮して設計したものなのですが、実物を見て触っていただかないと説明するがなかなか難しいくらい細部にこだわっています。

この柱の建てた後、上部のウッドデッキが全て完了。その写真を。

下から見た全景

下から見た全景

 

内側から見たウッドデッキ

内側から見たウッドデッキ

 

写真に全体が収まらいほど、横幅があります。約10m。
お客様から二番目のご質問。「この床板で、どのくらいの重量ですか?」
「床板だけで、約600Kg、フェンスや構造部も入れると総重量で1800kgになります。構造計算する時はこれに人が乗る荷重も入れますので、この数倍にて計算しています。」
「それで、太い梁や柱、丈夫な基礎が必要なんですね。」と、ご納得いただけました。
近所のお知り合いにからは「ドッグランに使えそうですね。」と、言われるくらい広いです。

で、そのワンコ、ラブラドールレトリバーの「ラッキー」と「ハッピー」

P1240013

頭が写ってないので、どっちがどっちやら。
ワンコの写真を撮るのは本当に難しいですよね。それも2匹一緒となると。
ましてヤンチャな犬は、カメラを向けるとそれを遊び道具と勘違いして寄ってきますから。

それにしても、前のデッキには乗らなかったハッピーも、天然木材のウッドデッキには、このように簡単に乗るようになりました。よかったですね!
犬も違いが判るんですネ。というか、ワンコの方が違いが判るのかも。

 

 

P1240018

ようやく、「ラッキー」の写真だけがまともに撮れました。10枚以上撮ったんですけど、あとは使い物にならずボツ。・・・写真を撮るのが下手なだけも。

ワンコの話はこのくらいにしてと思ったんですが、工事が始まる前にお客様から「うちには大型犬が二匹いるんですが、職人さん達は大丈夫かしら・・・・・」
と、心配されていましたが、私は違う心配をしていました。

 

・・・・・「工事そっちのけで、ワンコと遊んでばっかりじゃない?」と・・・・・当たっていました。

 

タープ用のフレーム

タープ用のフレーム

 

こちらはウッドッキの1/3に付けたタープ用の柱とフレーム。夕方は西日がきついので武庫川二向けて斜めにタープを掛ける予定です。
フェンスのデザインは施工写真集から気にりましたのを見つけ、広幅と狭幅を組み合わせたボーダー、すきまは20mm。

 

P1240008

お客様の「物干し竿を掛けたい!」との要望で、フレームを強化して掛けれるように。

テーブルとイス

テーブルとイス

 

これも、追加ご注文いただきましたコーヒテーブルとイス。さっそくこのテーブルでいただいたコーヒーカップが。・・・・・・私がいただいたコーヒーですが・・・・

最後に表庭の・・・・・

P1240023

 

取り替えましたウッドフェンスとベンチ座板。これらもイペ製ですので、10年保証付き。
フェンスのデザインはウッドデッキに合わせて同じに。

お客様からアンケートで、
「期待通りの素晴らしいウッドデッキが出来ました。ありがとうございました。
これから脱色して灰色になるのを楽しみに見届けます。
ウッドデッキを活用出来るこれからの季節の到来が待ち遠しいです。」

寒さに弱い私も同感です。春が待ち遠しいです。その前の花粉が心配だけど・・・・。

 

それでは、今回の紹介は終了。次回は戸建住宅の庭ウッドデッキを紹介します。