投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ | 投稿日:2012年9月3日
今回は東京都八王子市の新築マンションベランダウッドデッキ施工例の紹介です。
最近のマンションベランダは出幅が広くなってきていますが、それでも奥行きは2m以内が大半です。
今回は2.2mほどの仕上がり幅がありました。
施工前の写真から。

出幅が広いベランダ
窓サッシからガラスフェンスまで2.3mほどあります。これを全面敷設すると、かな~り広く感じます。

逆方向から見たベランダ

避難はしごのハッチがあります

ベランダの下地とサッシ下枠
ん~。ご覧のように今回もベランダ下地から網戸の下までは2cmくらいしかありません。
ついでに掃き出し窓ではなく、またぎ窓?(正式名称なのかどうかは判りませんが)です。
バリアフリーとかユニバーサルデザインと叫ばれているこの時代に「またぎ窓」にする理由って何なんだろう?と考えちゃいますね。多分マンションの構造上の問題からきているんだと思いますが・・・・・。
マンションを購入されたお客様も、たいていは内覧会までは気づかないようです。内覧会時の同行採寸で、仕上がり高さの説明をさせていただいて、初めて気づき絶句されていたお客様が・・・・・・何人かいらっしゃいました。
お客様がいただく間取り図面にはほとんど記載されていませんので、販売会社に置いてある施工図面を閲覧するかモデルルームで確かめるしかありません。・・・・でも普通、モデルルームでは窓の種類だとか、ベランダとの高さ関係なんてあまり見ませんよね。
今回お客様はバリアフリーは無理として、せめて水平なウッドデッキな欲しい!というご希望でしたので、ご希望に応えるべく奥の手の施工法(いやぁ~、大したことではないんですが)で行う事にしました。
その施工結果は。次回へ続く。
※ところで何故「掃き出し窓」というか御存知ですか?
今では殆ど使われなくなりましたが、箒で室内のゴミをパッパと外へ掃き出せる窓という意味です。漢字変換で「吐き出し」とも出るので、この字を当てている方がいます。きっと室内の家人に文句を直接言えなくて、ベランダへ向かって「愚痴を吐いている」ご主人がこの漢字を使用しているんだろうなと勝手に推測してしまいます。・・・・・自分がそうだから・・・・
時代が変わって、箒を使わなくなり、今は掃除機もロボットになってきているので、バリアフリーのベランダデッキが一般的になってきたら、ノンレールタイプの掃出窓は「ルンバ窓」とでも呼ばれるのかいね?
・・・・・余談でした。
投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ | 投稿日:2012年8月18日
次回の続きで神奈川県大和市の新築マンション。ノンレールサッシのベランダへ施工しましたウッドデッキ完了編です。
さっそく完了写真から。

ノンレールサッシとウッドデッキの納まり
サッシ外枠とウッドデッキの納まり具合はこんな風です。

逆方向からも一枚
サッシとの段差が全くありません!バリアフリーの仕上がりです。

パイプ廻りの納まり
フェンス側の一部切り欠いているのは排水口部分です。
最後に室内から見たノンレールサッシとウッドデッキの納まり。
ん? 無い~!!!!・・・・・肝心の写真を撮り忘れてるぅ~。
も、も、申し訳ありませんので、数年前にノンレールサッシのベランダで撮りました写真を本邦初公開?で。

室内から見たノンレールサッシとウッドデッキ
ノンレールサッシで室内からベランダを見ると、こんな感じです。一体感がすごいでしょ!
おまけに一枚、また違うところの施工となりますが、サッシとウッドデッキの納まりの拡大写真を。

デッキとサッシの納まり拡大写真
8年ほど前、この写真のお客様のところへは、私が調査・採寸へお伺いしたのですが、このとき初めて「ノンレールサッシ」の実物を見ました。衝撃的でした。・・・・だってレール部分の段差が無いんだもん。上から下から斜めから裏から(裏からは無理か!)眺め回したのを今でも憶えています。この時の施工には私も立ち会い、仕上がり具合のチェックで水平器まで出して確認したたほどでした。
上の写真では後日談がありまして、このお客様の友人がこのサッシとデッキを見て、その後、ご自分が新築マンションを購入するにあたり、選別基準の最重要項目が「コレ」だったそうです。
2年後に「○○さんと同じウッドデッキを施工してください」とお電話をいただき、○○さんと同じように施工させていただきました。
このように、このサッシは見てというより体感して初めてその素晴らしさが判るのですが、まだまだ採用しているマンションが少ないの現実ですね。
車椅子生活の方はもとより、そろそろ足元がちょっと怪しくなってきた私らの年代には、ホント、ノンレールサッシに続くフラットデッキは最高なんですがね。・・・・・・もしかしたらマンションを設計をしているのは若い連中ばっかなのかな?とチョット邪推しています。
このノンレールサッシとベランダウッドデッキの写真も盛りだくさんの写真集とサッシとデッキの納まり図面も入った資料の請求はこちらから。(申し訳ありませんが、お住まいの地域限定となっています)
投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ | 投稿日:2012年8月16日
短い夏期休暇も昨日で終了。今日から施工班は来週初め施工のルーフバルコニーウッドデッキを、工場で製作に取り掛かかっています。
さて今回は神奈川県大和市の新築マンションでのベランダデッキの紹介です。春先の引越し直後に採寸調査の予定が、あの大風で電車があちこちでストップしてしまった日だった為に、お客様の都合で延期となっていました。
さすがに先月、暑くなってきたら、お客様からエアコン室外機を設置したいので、早めにウッドデッキを施工したい!・・・そりゃそうですわ。
で、調査・採寸時の写真がこれ!

室外機は未設置
スロップシンクの横に見えるのは当然室外機ではりません。未設置です。

こちらにも室外機はありません
室外機は、こちらにもありませんし、避難ハッチ上に置かさっている金属製品も蓋でなければ、オブジェでもありません。・・・・「そんなくだらん説明は不要だ!」という突っ込みが入る前に次の写真。

ノンレールサッシです!
久々のノンレールフラットサッシです。
下に幅広の水切りが付いいていますが、「こんなの関係ネェ」・・・・ベランダからフローリングまでの高さも充分あり、またアルミフェンスの高さも120cm以上と、ウッドデッキを施工しても問題無い高さで、バッチリのバリアフリータイプのウッドデッキに仕上げれます!
最近、ご注文いただいたお客様からマンションのデベロッパー(売主)やゼネコン(施工会社」)が、どこかをお聞きしているんですが、同じデベの販売でもノンレールタイプだったり、違ったりとデベによる使用・不使用の関係性はなさそうです。
が、設計・施工のゼネンコンにより、これの採用・不採用があるんじゃないか?という感じがしてきました。テクノグリーンでは年間数十箇所のベランダデッキを施工していますので、ここ数年間に限ってでも、この相関関係を調べてみるのもいいかな?と思っています。
というのも、往々にしてフラットサッシを採用しているマンションの施工精度に関して、お客様の評判がかなりの確度で良いのです。ええ、設備の良し悪しや間取りじゃなく、あくまでも表面の施工仕上がりに対してですけど。
ベランダの仕上がりでも、下地が明らかにうねっているコンクリート仕上げとか、左右で出幅が数センチ違うなんてこともあります。同じ建設業者として精密機械じゃないんだから、「施工誤差がゼロなんてのは無理」とは分かるんですが・・・・・
最近施工した、違うマンションだけれど施工会社が同じという案件で上のような事例が2件続いたもので「?」と思ってしまいました。
まっ、今回のお客様のベランダはそんな事も全くなく、バリアフリーのウッドデッキを施工させていただきました。
その完成写真は次回で。