茨城県つくば市に、住宅の新築計画をされているお客様から資料請求をいただきました。
資料・写真集とサンプルを送付しました数日後に、
「平面図をお送りします。赤で囲んだカ所を板塀で、斜線部分をウッドデッキで施行することを検討しています。
後ほどお電話差し上げますので、よろしくお願いいたします。」
その後いただいたお電話では、家を建てる時にはウッドデッキを付けようと考えていたそうですが、工務店から提案されたのは人工木デッキでの見積もり。
本物の”ウッドデッキ”が欲しいお客様は天然木材のウッドデッキをと希望されたそうですが、工務店では人工木しかできないとの事で当社へ問い合わせされたそうです。
・・・・最近では工務店も施工が簡単な人工木しか扱っていないのかな?
いただいた図面から、お客様のご希望に合わせ耐久性も価格も一番高いイペでの見積でしたが、ご予算内とのことで新築の足場が取れた頃にお伺いするお約束をして数か月、足場が外れた連絡を受けて現地へ。
前日、足場がとれたばかりです。竣工引き渡しまであと1か月半ほど掛かります。
こちらのリビング前と、
隣室前に逆L字のフラットウッドデッキを作ります。
ウッドデッキの施工計画範囲はコンクリートで打設済みでしたので、これとサッシ下までの高さを測って調査・採寸は終了。
この採寸から加工図面を起こし工場で製作し、家の竣工を待って施工へ。
工場で製作してきているので、現場での施工は1日掛からず終了。
ご覧のようにまだ外構工事は終わっていませんが、お先にウッドデッキ工事を終了させていただきました。
これで逆L字型ウッドデッキの紹介は終了。次回はマンション大規模修繕時サービスを。
柏市にご家族の為に設計された家のウッドデッキ施工のご依頼をいただきました。
お仕事は設計事務所を経営されているとのことでした。
今まで10年以上にわたり住宅とそれに付随してウッドデッキを設計されお客様に提供されてきたそうですが・・・・
防腐注入木材やレッドシダーでは早晩腐るのを経験し今回ご家族の家を新築されるにあたりいろいろと調べてイペがベストと結論。
今まで取引のある工務店ではイペ材での施工は難しいとの事で、当社へご依頼いただきました。
ご自分で書かれましたウッドデッキ図面を送付いただき、見積もり後に現地で打ち合わせを。
こちらが現地打ち合わせ時の写真。
建物と隣地境界ブロックに挟まれて空間をウッドデッキにするのですが、ご覧のように四角形ではなく五角形となります。
このような形状にも関わらず、さすがに建築設計士さんが起こした図面は現場の各辺の寸法はミリ単位でほぼ同じ。
図面に明記されていなかったウッドデッキ高さと境界ブロック上の仕上がり詳細を打ち合わせして現地調査は終了。
施工完了。庭の入り口から見たウッドデッキ。
こちらはウッドデッキ入り口から見たところ。
境界ブロックは二重になっていましたので、お客様側のブロック上へもウッドデッキを敷きこんでいます。
ウッドデッキの高さはお客様ご希望のサッシ枠より下2cmまでに。
庭奥から見たウッドデッキ全体像。
右の部屋からみたら横張、奥の部屋からみたら縦張りとなっています。一番長い床板で約4mの1枚張りで仕上げました。
施工完了後、建築設計士のお客様から
「これからほかのお客様の案件もおねがいしますので、引き続きよろしく。」と連絡いただきました。
これで戸建ての庭ウッドデッキの紹介は終了。次回はマンションベランダウッドデッキを。
柏市の戸建て住宅へお住いのお客様から、
「今あるウッドデッキの張り替え見積もりをしてもらいたい。」
と、資料請求とともに今のウッドデッキの図面を送付され見積もりご依頼いただきました。
見積書が届いてから現地調査のご依頼を受けお伺い。
図面にも書かれていましたサイプレスのウッドデッキ。塗装で手入れをさしていたそうですが・・・・・・
10年ほど前までは、盛んにこのサイプレスでウッドデッキを施工していた会社もありましたが、こうして腐ったウッドデッキがでてきたせいか最近はあまりみかけません。
昔は当社へもサイプレスでの施工見積もり依頼がありましたが、イペと比べると耐久性が低いのが判っていましたので断っていました。
——-サイプレス(オーストラリア桧)は針葉樹なのに、ハードウッドと称して売っていたところもあり、お客様が耐久性があると勘違いされていたケースもあったようです。
今回は耐久性の高い木材を探されイペへ。
・・・・・実際の経年変化を確認する為、だれでも見られる当社施工の10年以上たった公共施設や商業施設施工例を尋ねられ見に行かれたようです。
この面の大引は全部腐っています。
塗装で手入れされていた表面はなんとか保っていましたが、内部はこのとおり。
特にひどいのは、束と大引の木組み部分でほぞ加工されたところ。・・・・木材が腐るメカニズムを知らない大工さんがよくやる失敗の典型例です。
—–耐久性を高めるにはいつも書いていますように、木材だけではなく施工方法も大事です。—-
さて作り替えにあたり、お客様から今まで使っていて不便な点を解消する打ち合わせに。
まずは、バーベキューをウッドデッキでされるので使いやすいように周囲の樹木を伐採して大きく広げたい。・・・・この作業はお客様出入りの造園業者へ依頼。
外水栓は低くて使いにくいのでウッドデッキ上へシンク台付にして使い勝手を良くして!
と、ご希望をお聞きして施工へ。
元のL字型で欠けていた部分もウッドデッキになり広く使えるようになりました。
前面は全て1段ステップとし、どこからでも庭へ降りられるように。
こちらはバーベキュー時の下ごしらえと洗い物が簡単にできるように調理台付のシンクを製作。(下には扉を付けてますのでガーデニンググッズを収納できます)
これで腐ったウッドデッキの取り換えを機に、新たに生まれ変わりましたウッドデッキの紹介を終了。次回はマンションベランダウッドデッキを。