投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドフェンス, 一戸建て庭ウッドデッキ | 投稿日:2012年12月11日
前回での予告通り、柏市の庭目隠しウッドフェンス&ウッドデッキの紹介となります。
さっそく打ち合わせ・採寸時の写真から。
施工前の庭全体(入り口側から)
奥側から見た施工前のお庭
花壇を作られたり、ラチスフェンスを取り付けられたりと、ガーデニングを楽しまれています。手前に見えるのもガーデニング用品のストッカーでしょうか?
掃き出し窓前の庭風景
現在、掃出窓前にあるのは移動式の縁台です。小さなお子様がいらして、段差も大きいので外へ出るにはチョット危ないかも!
そこで一部花壇を壊して、窓前をウッドデッキに。
既設のラチスフェンス
ホムセンターで購入されたラチスフェンスは、隣同士とアルミフェンスに紐で結んでいるだけでした。このフェンスの役目は裏側隣家の境界壁がけっこう高く、無味乾燥なコンクリート壁を隠す為でしたので、今回ウッドデッキ施工と一緒にフェンスも同じイペ材で施工することに。
この境界壁は家と平行でないのですが、境界ギリギリまでの施工希望でしたので、ウッドデッキは台形となります。だいたい出幅がウッドデッキの右と左では16cmくらいの違いです。また今回施工予定のウッドフェンスの背も2m以上と高い上に、左右の折り返しを含めると総延長で12mくらいとなります。・・・・見積り価格はウッドフェンスの方が高くなりました。
お隣の庭ウッドデッキとフェンスは木粉入の樹脂デッキでしたが、お客様はこだわりを持っているのか、材質は”天然木材のイペ”での見積りご依頼でした。
実は前々回で紹介しました”久々にウリンのウッドデッキを~我孫子市”のお客様はこの目隠しフェンスを・・・・・。この続きは次回で。
前回は「ハードウッド」と「ソフトウッド」の呼称という余談で終わってしまいましたので、今回は元の本題「松戸市の隣家との目隠しウッドフェンスとウッドデッキ」に戻りまして施工完了の紹介とさせていただきます。
さっそく施工後の写真から。
最後の床板仕上げ中
高さ1.5mの目隠しウッドフェンスとデッキ
ウッドフェンスの高さは床から1.5m、板のすき間は5mmにで施工。ここまですれば完璧な目隠しとなります。
目隠しに十分なすき間
デッキより飛び出したウッドフェンス
ウッドデッキ端部より約1.6m飛び出してウッドフェンスを張っています。これで隣家の窓全てから目隠しとなりました。
今回のウッドフェンスは高さは地面から2m、延長は7mです。これを独立したウッドフェンスのみで施工しますと転倒防止の為、控え柱が数カ所必要となります。でもウッドデッキと一体化して建てれば、ウッドデッキ本体が控えの役目をしてくれて不要となります。ただし、フェンス用の支柱はウッドデッキと剛接合してフェンス全体に掛かる風荷重を分散するように設計・施工しなければなりませんが。
打ち合わせにお伺いしました時には、まだビニールプールが駐車場の上へ出されていた。今年のシーズンには間に合いませんでしたが、来年のシーズンにはこのウッドデッキ上で思う存分にお子様がプール遊びができる事でしょう!
施工完了後のアンケートでお客様から
「施工も1日で完了し、手際も良く職人皆さん感じの良い方達で良かったです。保証期間も10年間と長めなので、すごく安心しています。ただ金額がサイプレスくらいもう少し安いともっと良かったです・・・・・・」
今回も工場でほとんど製作、仮組みを行ったのを現場組立しましたので、1日で完了できました。現場施工日数を減らすことで少しでもお客様への負担が軽くなればと考えています。
価格はさすがにサイプレス並には・・・・・。それでも木材の㎥あたりの価格は3割以上サイプレスは安いですが、他に使用する副資材(ビスや金物)、施工費用はどちらも同じように掛かりますので、材工共の価格では1割くらいの差となります。
えっ?3割以上が1割?とビックリされるかもしれませんが、実はサイプレスのような針葉樹は木材強度(曲げ強さ・せん断・弾性係数等)をイペのようなハードウッドと比べると、50~70%くらいしかありません。
つまり同じ耐荷重を有するウッドデッキを設計にするにあたり、使用する木材断面を小さくしたり、根太・大引・束間隔を大きくする事により数量を減らす事が可能です。つまり使用する㎥数が減るのです。もちろんしっかりと構造計算をした上での話ですが。
あとは、この価格差とお客様がどんな木材が好みかで決めればよろしいかと・・・・・。あっ、それと10年保証があるかどうかも大事か!
この辺の詳細につきましては、こちらの資料請求からどうぞ。
横浜の庭用ウッドデッキだと思ってお伺いしたら、車庫上のウッドデッキだった!の施工編です。
調査・採寸後、3m以上ある擁壁間にある下の構造用合板に荷重が掛からないような梁材の選定とその強度を計算し、また新たな防水層を傷つけない取り付け方法を施工に入る職人と協議の上、今までにない方法で施工する事に決定。これからもこういう場面では使えそうなアイデアです。良い勉強となりました。・・・・いつもは使わない「頭」を使ったのでチョット疲れたけど・・・・・
それでは施工完了後の写真を。
車庫上のウッドデキ床
ウッドデッキの床部です。この下がいろいろと工夫された構造となっています。基本的には下の車庫の壁をコンクリート橋脚とみなしたような橋を造る構造です。
ボーダーウッドフェンス
正面から見た横ボーダーフェンスです。
この車庫の2枚のシャッター間と両サイドがコンクリート擁壁で、シャッターの上には天井として合板があるのみです。
フェンス支柱も同じく合板が撓む荷重が掛からないように、設計しています。これは10年程前、池に半分せり出したウッドデッキを作った時の事を思い出し、プランニングしています。もちろん今までのような防水層の上に水がたまる事が無いように、フェンスの取り付けにも工夫を施しました。・・・・なんせ10年保証しなければならないので、いろいろと大変なんです・・・・。
ワンちゃんが出れないすき間で!
今回は横ボーダーフェンスに、デザインを変更しています。以前のクロスフェンスではワンちゃんが飛び出してしまうので、グリーンのネットを取り付けいましたが、これでもう心配無用です。
ブロック上のウッドフェンス
ウッドデッキに連なるブロック上のウッドフェンスも同じデザインで横ボーダーフェンスとしました。
すっきりとした感じになりました。・・・・横ボーダーの幅狭タイプはシャープ感が持ち味です。飽きのこないデザインです。
ブロック上にフェンス支柱を建てるにあたり、既存のフェンスと同じ土台工法は用いていません。何故なら同じ様に腐りやすいから。
水が溜まらない腐りにくい工法で支柱を建てています。そして木材はイペです。腐朽しにくいだけでなく、ウリンやメルバウのように赤い樹液が大量に出る木材は今回のように車庫上デッキやブロック上のフェンスに使用すると、下のコンクリートや建造物を樹液で真っ赤にしてしまいます。
この理由により、下地が土や芝生の庭用ウッドデッキでは使用しても、こういう条件下では、お客様に予めご納得していただかない限り、テクノグリーンでは決してウリンは使用しません。
イペ製のウッドデッキ資料請求はこちら。サンプルも無料で。