練馬区のマンションへお住まいのお客様から、
「大規模修繕工事に合わせ既設のウッドフェンスを交換したいと思っています。メールで写真とサイズを連絡しますので見積もり願います。」
と、お電話をいただき引き続きメールで写真が送られてきました。
「マンションの大規模修繕を機会にウッドフェンスの付け替えを考えています。
現在のウッドフェンスは、高さ117センチ幅350センチと、幅45センチです。見積もりをお願い致します。」


ネット通販で購入され、ご自分で取り付けされたようです。
腐朽も始まり、がたつきがでてきたので大規模修繕に合わせて今度はしっかりとしたフェンスにと。
いただきましたサイズから、同じフェンスデザインのラチスと当社のホームページでご覧になりました横板フェンスの2種類で見積もり。

通販やホームセンターで売られているフェンス取り付け金物。
これが錆びついて、ご自分では外せなくなっているそうで、取り外しの依頼も。前にも同じケースがありましたが、このDIY用の金物は2~3年で錆びる可能性があり、専用の電動工具がないと難しいです。
・・・・・・取り付けは簡単でも、取り外しが難しい商品の典型。(取り外す時の事も考えて、錆びにくい商品開発をすれば?っていつも思います)
「また、ウッドデッキの搬出保管もお願いしたいので見積もりをお願い致します。材質はウエスタンレッドシーダーで、すのこ型です。」
通常は自社施工のウッドデッキ・ウッドフェンスだけの保管サービスですが、こちらは未だ新品に近く腐っていないようですのでフェンスの取り外し時にお預かりする事に。

この写真は当社職人が取り外し時に撮ったウッドデッキとウッドフェンス。

外したウッドパネル。少々カビはありましたが、腐ってはいませんでした。
4か月後、大規模修繕工事の終了も近づき、ベランダへの防水工事完了の連絡を受けましてウッドフェンスの新設とデッキの再設置へお伺い。


ウッドデッキの設置とウッドフェンスの施工が完了。
コンクリートの腰壁部分はすきまを小さくして隠し、上の分は狭幅ですき間を大きいデザインに。(これは送付しました施工写真集の中からお選びいただきました)
施工後のアンケートで、
「施工の際の職人さんの仕事がとても丁寧で安心いたしました。
今回はウッドフェンスだけでしたがウッドデッキ交換の際には、また、お願いしたいと思います。」
マンションベランダのウッドフェンス交換工事の紹介はこれで終了。次回は戸建の庭ウッドデッキを。
1年半ほど前に松戸市でウッドデッキを施工させていただいたのですが、そのお客様から「フェンスを増設したい」と、お電話いただきました。
1年に2~3件、既設の人工木のウッドデッキに手摺フェンスを増設したい、という相談を受けます。
前回のブログでも書きましたが、特に人工木の場合は金物を床板に取り付けて支柱を建てる工法となりますので、後々ぐらつきが出やすく当社ではお断りしています。
メーカーのカタログにも”転落防止柵としては使用しないでください”と書いてあるように水平荷重には弱い構造です。
今回のように自社で施工したウッドデッキの場合、通常行っている下部構造と一体化した増設が簡単にできます。
ということで後は増設する部分の打ち合わせの為にお伺い。

こちらは駐車場の上部分になるウッドデッキのフェンス。床板はフェンス横板に比較すると退色も進み落ち着いた色合いになっていました。

ウッドフェンスを増設するのはこちらの庭上の部分。お子様がよちよち歩きをされるようになってきたので、低いフェンスをご所望。
取り付け位置と高さを決めて施工へ。

増設フェンスの完成。

新品と1年半後の色の違いはこれくらいです。1~2年もすると差は判らなくなりますが。

昨年の施工時にはいなかった赤ちゃんの為に、ウッドデッキの幕板に合わせ階段側のフェンス下にも横板を増し張り。
年月を経るとともに、家族構成やウッドデッキの活用法が変わってきます。
こんなとき天然木のウッドデッキ・ウッドフェンスは増やしたり減らしたり、又は改造が簡単にできます。というか、それができるような構造で施工しています。
それでは、ウッドフェンスの増設こうじの紹介は終了。次回はウッドフェンス繋がりでマンションベランダのウッドフェンスだけの施工を紹介。
千葉県印西市のお客様からお電話をいただきました。
「御社のホームページで耐久性の高い天然木のウッドデッキを見まして電話をさせていただきました・・・・・・・」
お話を伺いますと、10年ほど前にホームセンターに依頼して作ったウッドデッキが数年前から腐り始め、今は使うには限界状況との事。
そこで同じホームセンターに取り替え工事の見積もりをお願いすると、今度は人工木材を勧められたようです。
ただ、そのサンプルをみたら宣伝文句の”自然の風合い”とは、ほど遠くやっぱり”天然木材のウッドデッキ”とネットで捜されたそうです。
——よく、お客様から人工木と天然木どちらが良いですか?と聞かれますが、私は「人工的な素材が好きか、天然の素材が好きかお客様の好みの問題です」と、お答えしています。
肝心な耐久性に関しては、人工木はメーカーが2年しか保証していないのに対し、当社ではイペは10年保証していますので耐久性は天然木でもイペの方がありますが——-
その後、当社が送付しましたイペの耐久性の試験結果や他木材ろの比較資料をご覧になり納得されたお客様から図面を送付いただき概算見積もりを。
その結果、「人工木のデッキより少々高くなりますが、イペでお願いします。」と、ご連絡いただき現地調査へ。


使われていた木材はレッドシダー。当時はエクステリアメーカーがウッドデッキに最適な木材!として大々的に販売していましたね。現在は販売をやめて、代わりに人工木材を販売してますが。

階段も踏み板が腐り用を足さない状況です。

こちらはフェンス支柱の根元部分。
支柱をポスト金物で固定していますが、この方法ですと経年変化でぐらついてきます。・・・・・・ウッドデッキの専門施工会社は、このようなぐらつきやすいポスト金物を使った工法は決してしません。

脚が短くなったテーブルとベンチ。デッキに接する脚元から腐って来た為、その度にカットしていたらこのようになったそうです。
で、これも追加ご注文いただいて、施工へ。


テーブルとベンチもイペ。こちらも10年保証付きです。


階段も同じサイズと位置へ取り付け。

フェンスデザインだけは、お客様の御希望で狭い幅の横板へ変更。
施工完了後、お客様はアンケートで、
「古いデッキの撤去から、組立て完成までとてもスピーディーでとても驚いた。
年月を経て味わいあるデッキになることを楽しみにいています。」
ん~、深いお言葉ですね。
年月による変化を味わい、楽しめる。・・・・・こんな心に余裕のある方が、天然木のウッドデッキをお選びになるんですね。
庭ウッドデッキの取り替え工事の紹介はこれで終了。次回はウッドフェンスの追加工事を。