大規模修繕時サービス2ケ所の比較

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, マンションベランダウッドデッキ, マンション大規模修繕時サービス, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2016年8月28日

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今回はマンション大規模修繕時サービスでの再組立てを同日に行った2ケ所の紹介。

マンションも、取り外し日も、当然施工した日もそれぞれ違うお客様のベランダでしたが、再組立て日は同じ日でした。

1ヵ所は江東区のお客様で8年前に施工。もう1ケ所の川崎市のお客様は2年前に施工。
取り外し日は違いましたが、大規模修繕工事の終了が同じ時期でしたので保管期間がそれぞれ4ヶ月と5ヶ月となりました。

初めに江東区のお客様のベランダウッドデッキ再組立て後の写真。

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ちょっとピンボケ?
他にも何枚か写真を撮っているのですが、他はもっとひどく使えません。・・・・・相変わらず写真を撮るのは下手な職人が担当でした。(念の為、ウッドデッキの施工は下手ではありません)

少々白っぽく見えるのはピンボケのせいですが、こちらは8年経っていましたので、お客様は塗装のオプションをご注文。
新品に塗装した時よりは、同じ塗装色でも少々黒っぽくなります。

では次に川崎市のお客様のベランダウッドデッキ再組立て後。

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こちらは施工後まだ2年くらいですので退色もそう進んではいません。そこで塗装オプション無しで再組立て。

以上、同じ日に再組立てした2ケ所のベランダウッドデッキですが、8年と2年経過後。塗装タイプと無塗装タイプの比較は如何でしたか?
これで大規模修繕時サービスの再組立て後2ケ所の比較紹介は終了。

(お知らせ)

この2~3日たて続けに大規模修繕時サービスの保管見積もり依頼があったのですが、いずれも新築マンション購入時にインテリア販売会で申し込まれて付けられたようなお話。
このブログで何度も書いているのですが、現在この大規模修繕時の取り外し・保管・再組立てサービスは自社施工のウッドデッキに限らせていただいています。

その理由としては、
1)自社施工の場合は図面等の資料が残っているので、見積もりの為の現地調査が不要。
2)自社施工のイペ製ウッドデッキは間違いなく腐っていないので、このサービスが可能。

実は、この2)が一番大きな理由で今までに自社施工以外で見積もり調査に伺うと、腐っていて一度取り外ししたら再組立てできる状態ではない!という事が100%でした。
庭ウッドデッキと同じくベランダウッドデッキの場合も表面の床板が腐っていなくても、下の根太が腐りやすいので、表面をみただけのお客様は気づきません。

以前に紹介しました下の写真のように、床板にイペを使用していても根太に防腐注入材を使用してているような場合もあります。

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イペの床板は腐っていませんが、防腐注入材の根太は腐っています。(ちなみにこれはテクノグリーンの施工ではありません)
表面からみて問題なしと判断されたお客様は、大規模修繕時に取り外し・保管を考えられご連絡いただきましたが、これを見て断念し廃棄へ。
大規模修繕工事後にテクノグリーンのオールイペ(床板・根太とも)で新たに施工されました。

 

ということで、申し訳ありませんがマンションウッドデッキの大規模修繕時サービス(取り外し・保管・再組立て)は当社施工のイペ製ウッドデッキに限らせていただいています。

テクノグリーンで施工されましたお客様は、保証書へ記載のお名前と日付をお知らせいただければ、1日以内に同サービスの見積もりをさせていただきます。

台形のマンションベランダウッドデッキ~府中市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年8月25日

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昨年、東京都府中市に新築中のマンションを購入された客様から資料請求時に間取り図面を送付の上、見積もりご依頼をいただいていました。

内覧会の日時をご連絡いただいて同行調査・採寸へ。

 

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このように、台形のベランダ。1年に1回くらいの割合でこの形状のウッドデッキを作っているような気がします。今回は台形の斜め部分に避難ハッチがあり、少々施工に手間取りそうかも。

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こちらは上2枚の写真と別なベランダ。そう2ケ所のベランダがあります。

キッチンに面しているベランダですので、出入り用の戸は開き戸になっています。
扉下からベランダまでは5cmほどしかなく、テクノグリーンベランダデッキの呼称でいうBタイプ仕様となります。

高さ調整ができませんので、下地の勾配とおりの仕上がりです。下の完成した写真の塗装部分をみればお分かりの通り、室内側から外へ向かって傾斜が付いています。

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もう片側の壁です。、勾配は気になりますか?この勾配は気になります方と気にされない方といますが、元のベランダは必ず勾配が付いています。

高さを調整できるAタイプでは水平に仕上がります。下のリビング前のウッドデッキ写真で。

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Aタイプ。水平で室内と同じ高さに。

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当初、1ケ所にするか2ケ所とも施工するかでお迷いでしたが、2ケ所とも施工で大満足していましたお客様。
イペ材に決めましたのは横浜の大桟橋で使われているのが判り、一番耐久性がある事が実証されているのともちろん「すき間無し施工」、これが決め手になったようです。

・・・・・・すき間無し施工は、ごみが下へ落ちにくいという機能面もさることながら、見た目がすき間ありと比べ断然美しいでうから。

施工終了後のアンケートで
「非常に丁寧な施工ありがとうございました。
見積もり段階で室外機前を一部未施工でお願いしましたが、他の場所の仕上がりが良く、当日現場で追加作業を依頼しようとしたが、資材が無く断念。
今度は室外機前と室外機カバーをお願いしようかと・・・・・・・」

未施工部分のその場での追加工事断念、申し訳ありませんでした。
当社のベランダウッドデッキは工場でオーダーパネルを製作して行く関係上(工場製作でないとすき間無しにパネルを作れないので)、1枚2枚の床板追加でない限りなかなか難しいのが現状です。

それでは。これで台形のベランダウッドデッキの紹介は終了。次回はマンション大規模修繕時サービスの紹介です。

 

駐車場上のウッドデッキ改装~世田谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2016年8月21日

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東京都世田谷区のお客様から問い合わせいただきました。

「現在一戸建ての2階にウッドデッキがあります。
今回その改装を検討しております。
可能であれば人工木にしたいと思っておりますが、決めている訳ではありません。
施工も含め、御社にて対応可能でしょうか?」

わかります。
一度天然木のウッドデッキで腐る経験をしてしまうと、次は腐らない人工木に替えようかと考えるのは・・・・・・・

資料とサンプルをご覧になりましたお客様から
「先日はサンプルなどを送って頂き、ありがとうございました。

遅くなってしまいましたが、図面を添付致します。
天然木で問題ございません。
できるだけ長持ちする木材を希望します。」
と、イペの耐腐朽試験結果表や20年以上もっている実績を知り天然木のイペでの見積もりとなりました。
元々、天然木の風合いが気に入っていたのですが、耐久性の事を考えてとの事でしたので、人工木より耐久性のあるイペであればと。
見積もりが、他社からとっていた人工木と大差なく予算内という事で打ち合わせに。
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10年前ほどに家を新築された時、一緒に工務店が作られた駐車場上のウッドデッキ。
使用されているのはレッドシーダー。10年前くらいですとまだ大手のエクステリアメーカーがどこも盛んに売り出していましたもんね。”腐りにくい最高のウッドデッキ材”と称して・・・・・・それが今じゃ、”天然木材より腐りにくい人工木材”を各社で競って販売しています。しかし、商品保証2年間はどちらも同じ。どういう事?
そんな状況でしたから、工務店がレッドシーダーでウッドデッキを作るのもやむを得ない面はあったのですが。。。。。。
さて、解体時と新設のウッドデッキ工事の写真を。
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調査・打ち合わせ時には床板の表面に数か所しか見えなかった腐朽が、根太では全面アウト!
今までも数十ケ所のこうした腐ったウッドデッキをみてきましたが、レッドシーダーや防腐注入木材は下の構造部分が床板の数倍腐っています。
ですから表面のみをいくらメンテナンス(塗装)してやっても耐久性の付与にはなりません。今回のお客様も何度かは塗装をしていたそうですが。
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白い部分が腐朽菌。ずぶずぶで強度はゼロ。よく今まで崩壊しなかったと感心してしました。
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土台に切られたホゾ。ここに手摺支柱が建てられていましたが、いつもこのブログで書いていますように絶対にやってはいけない加工。・・・・・・・ウッドデッキの腐朽メカニズムをを知らない大工さんが、やっちゃうんですよね。
今回もこの部分が一番腐朽していたケ所。
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こちらも駐車場上ウッドデッキは根太から下の構造部分は家と繋げて作られ、しかも同じようにモルタル仕上げ、上部には鋼板の笠を付けられ雨水から守っています。
この構造部分が大丈夫な事を確認の上、かつビス穴をシールしましていよいよ新しいウッドデッキの施工へ。
・・・・・・このように、構造部分には、慎重な腐朽対策が取られていたのに、肝心な上のウッドデッキ部分で腐朽対策されてなかったのは、もったいなかったですね。
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今回の改装にあたり、今までのフェンスはあまりにも目隠し効果が無いという事でデザインをクロスから横板変更。
床高さも段差を小さくする為に、サッシ枠下ぎりぎりまで上げました。
表面からは見えませんが、根太本数を増やし今までのよりは根太間隔を狭くしています。
調査の時に気づいたのですが、使用している床断面からすると間隔が大きすぎました。お客様に「乗った時にフワフワしませんでしたか?」と聞きましたとことろ、「はい。でも慣れてしまいました。」
たぶん、たわみの構造計算をしないで作られていたのでしょうが、使い心地が悪いだけではなくたわみ過ぎると腐朽も早めます。
今回の改装にあたっては、大引き・根太・床の3層構造でたわみも含めた構造計算をし直しての設計・施工としています。・・・・・これでようやく10年保証を付けて引き渡しができます。
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開始予定日は雨にたたられ、始まるのは1日遅れましたが仮設足場設置、解体、新設デッキ施工と予定通り2日で完了となりました。
イペ材をご存じなく、当初人工木材での施工を考えていましたお客様も完成を見て、
「大変満足しています。ありがとうございました。」とアンケートで。
本当は天然木のウッドデッキが欲しいのだけれど、耐久性が心配で・・・・・とお考えの方、一度テクノグリーンのウッドデッキ資料をご覧になりイペ材のサンプルを手に取ってみてください。ご納得いただけます、
資料請求はこちら。