既存のベランダをカットして~北区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:最近の施工事例, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2017年11月25日

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東京都北区へ一戸建てを新築中のお客様からお問い合わせいただきました。

「バルコニーへの動線を既存のベランダの一部をカットして設けたいです。費用しだいで具体的に施工するかを決めたいと思っています。
デッキ面が1600x3400x2100の台形です。」

この既設ベランダをカットして駐車場上へウッドデッキを作りたいとのご相談を受けることが最近多いです。
駐車場上のウッドデッキだけであれば、大きさを教えていただければすぐにも見積もりを出せるのですが、この「既設ウッドデッキのカット」これだけは実際現地と図面を見てみないと判らず見積もり金額にも大きな幅がでてきます。
この辺のところも明記した見積書をお客様へ。

数か月してお客様から「家も建ち引っ越しも終了し、施工していただきたいので現地調査願います。」と、お電話を。

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家の右横が駐車場になっていますので、その上にウッドデッキを作ります。

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2階から見た台形の駐車場。この上に目いっぱいのウッドデッキを。

 

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写真正面のベランダをカット開口します。ここからウッドデッキへと繋がります。

家の矩形図面をお借りして、先ずはベランダの構造を調べます。次に床の防水構造と、ベランダ外壁材質のチェックを行い開口方法とあとの防水処理方法までこの時点で決定します。
そんな訳で、この開口が必要な現地調査の時は、当社でもこの作業に精通している職人を一緒に連れて行っての共同作業となります。
ただカットするだけの作業であれば、なんてことはないのですが、一番大事な後の始末(防水と美観上の修復)を考えますと実際施工する職人と相談しながらでなければできません。

さてこの開口を含めた見積もり後、正式にご注文をいただき施工へ。

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ここが、既設ベランダの開口部分。後処理もばっちり綺麗に仕上がりました。

 

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こちらは既設ベランダ側から見た開口部分。

 

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隣家側のフェンスは裏庭側より目隠しの為、高くしています。すき間は10mm。

 

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道路に面しているフェンスも同じく1.8mの目隠しフェンス。

 

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外からみた写真です。

 

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ウッドデッキ下に取り付けられた屋根。骨組み工事が始まったところで追加でご注文。当社ではウッドデッキ下の屋根は後付可能です。

 

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裏庭から見た同じく屋根。裏庭へ排水するように縦樋はこちらへ落としています。

施工完了日には、完成した駐車場ウッドデッキをご覧になってお客様も大変喜ばれていますと、職人から電話がはいりました。

それでは、駐車場上のウッドデッキの紹介は終了。次回はウッドフェンスも付けたマンションのベランダウッドデッキを。

 

 

人工木かイペか?~我孫子市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年11月15日

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我孫子市で一戸建を新築中のお客様から、お電話をいただきました。
「これから伺ってよろしいでしょうか?」

当社の近くにお仕事で来られていたお客様は、間もなく見えられさっそく当社エントランスのイペ製ウッドデッキをご覧になられました。

家を建ててる工務店からは人工木デッキを提案されているが、いまいちピンとこないのでイペのウッドデッキを直接みてみたいとの事。
ご希望のウッドデッキの大きさをお聞きしまして、概算見積もりを。
翌週に奥様と一緒に、再来訪いただきました。(奥様は天然木は腐りやすいと心配されているので、実物を見せたいとの理由で)

奥様も10年以上経っても全く腐っていないウッドデッキを見てびっくり!
また打ち合わせルームで腐朽試験のデータや人工木のカタログをご覧になって、さらにびっくり!

——–工務店から提案されている人工木大手メーカーカタログの最後に記載されている「商品保証」のページには保証期間2年と書かれています。
一般のお客様は、たいていこの事を知らず人工木は腐らないと思っている方がほとんどですが——-

これを見て「樹脂は腐らないんじゃないですか?」と、ご質問いただきましたが、主流の人工木は約50%の木粉が入っていて理論的には半分の木粉は腐る可能性があります。
・・・・・・・・当社が人工木のデッキを扱わなくなった理由のひとつは、このメーカーが”2年しか保証”していない事によります・・・・・・

それでは、竣工のお知らせを受けて現地調査へ。PA010018

 

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広~い庭です。写真の手前側には、これから倉庫が建てられるそうです。

 

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ウッドデッキの高さは、いつものように掃出し窓サッシ下まで。
打ち合わせも終了し、1週間後には施工。

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正面からの写真。出幅違い、一部フェンス付、階段2ケ所の仕様です。

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目隠しは全くいらないシチュエーションでしたのでフェンス高さ1m、幅5cmのボーダーですき間5cmとしました。

 

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雨水桝をまたぐように階段を設置。あんまり雨水桝は開ける事もありませんが、万が一開ける必要が出た場合は簡単に階段は外せるように作っています。

 

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今回のこちらのウッドデッキを作るにあたりサイズの制約がありませんでしたので、出幅は90cmと180cm、横幅は240cmと360cmというように材料寸法に合わせ、ロスが全くでない寸法に作っています。

天然木の風合いが気に入っていたけど、腐れが心配で人工木しかないとあきらめていたお客様。
10年保証付きのイペウッドデッキがある事が判りご注文いただき、完成後すぐにメールで

「この度はありがとうございました。家族共々大変喜んでおります。また何かありましたらよろしくお願い致します。」
これで戸建庭ウッドデッキの紹介は終了。次回はコーポラティブハウスのバルコニーデッキ交換工事です。

再設置は塗装して~横浜市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンション大規模修繕時サービス, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年11月10日

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12年前にマンションのルーフバルコニーとベランダへウッドデッキを施工させていただきましたお客様からメールをいただきました。

「お世話になります。御社にてバルコニーおよびルーフバルコニーウッドデッキ(イぺ)を施工していただいたものです。(施工日は失念してしまいましたが、保障書の日付は平成17年4月11日でした)
このたび、マンションの大規模修繕を控えておりまして、そちらの取り外し&保管&再組み立てサービスを検討させていただきたいと考えております。
まずは、サービス内容、金額、実施までの流れなど、概略的なこと教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。」

保証書のお名前と日付が判れば、当時の施工前の現調図と製作・施工図・使用材料表をパソコン内ですぐ探せますので見積もりも簡単です。・・・・・まだパソコンを使用しないで図面書いたり見積もりしていた時代の資料を探すのは、紙のファイルと格闘しなくちゃならないので大変ですが。

で、さっそく大規模修繕時サービスとオプション(保管時に行う高圧洗浄・サンダー掛け・塗装)の見積書を送付。

取り外しのご希望日と一緒に、オプションの高圧洗浄&塗装もご注文いただきました。

今回は取り外し時の写真は無し(撮り忘れ)で、工場保管中の写真から。

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高圧洗浄中。

 

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点検中に傷みがあるのを発見。この丸く色が変わって見える部分が数か所。どうも植木鉢を12年間ずっと同じ場所に置いてあったようです。
ウッドデッキに鉢植えを置くときは、ときたま動かすかアイアン性の花台あるいは鉢請け皿、特にキャスター付なんかを下に置いてやればいいんですが。。。。。。
さすがにイペといえども12年間水に浸かっているような状態ですと傷んでしまいます。

こちらを写真付きでお客様に報告。有償で構わないので交換のご依頼を受け数枚の床板を新品に交換を。

 

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高圧洗浄・点検を終え工場内にすら~っと並べ、これから塗装を。

大規模修繕工事は4ヶ月前後が多いのですが、今回のお客様のマンションは6ヶ月くらい掛かりました。工事終了の連絡を受けまして再設置へ。

 

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ベランダの再設置完了。工場で塗装は行ってきてますので、現場ではタッチアップのみ。
そんな訳で塗装タイプのベランダ、ルーフバルコニーを合わせても再設置は1日で完了。

 

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再設置後を室内から。こちらのサッシはノンレールタイプ。完全バリアフリーに仕上がっています。

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12年経過しての再設置後でもすき間無し施工は変わらずです。
さすがイペ製ですね、これが他の木材ですと元々あるすき間が、乾燥収縮してもっと大きくなってしまいます。

 

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こちらはルーフバルコニーの再設置完了後の写真。

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同じく室内からの写真です。塗装もしましたので新品のウッドデッキに蘇えった感じですね。
今回点検の結果、何枚かの傷んだ板を交換しましたが、それ以外は全く腐朽も見られず次の大規模修繕時まで充分にもちそう。
こうしてみるとイペ製のウッドデッキはイニシャルコストは高いですが、長い年月で考えると安いかも!

と、私の見解で今回の紹介は終了。次回は戸建の庭ウッドデッキを。