横浜市のマンションにお住まいのお客様からお電話いただきました。
間もなくマンションの大規模修繕工事が始まる予定で、これを機会に今あるタイルを撤去してウッドデッキにしたいというお話でした。
資料の送付と図面からの概算見積もり後、大規模修繕工事が始まる前でまだタイルが敷いてあるときにお伺い。
一般的な置き敷きタイルは厚さ20~30mmくらいで、室内との段差解消は難しいです。今回お客様は高さ調整可能なウッドデッキで段差解消をしたいのが目的のひとつ。
こちらが、13cm嵩上げして高さ調整したウッドデッキ。
室内から見た写真。またぎ部分と同じ高さになり段差は無くなっています。
ご覧のように置き敷きタイルの目地は5mmほど開いていて、ここから落ちるゴミが半端無く掃除が大変!
今までもタイルからウッドデッキに換えられたお客様の大半は、この理由からでしたね。・・・・・・ウッドデッキでもすき間あり施工では同じですが。
今回のお客様は送付しました資料をご覧になって、すき間無し施工タイプを選択。
イペで施工しますと、ここまですき間無し施工が可能です。
タイルはこういう細いパイプの場合はずらして張ったり、
太いパイプのところは樹脂製のタイルを使って円加工しますが、
ウッドデッキの場合は、そのまま円くくり抜くだけです。
最後は、室外機からの排水ホース。これは、タイルの場合は上を這わせるしかありませんが、
デッキをくり抜きホースを潜らせて隠せます。
高さ調整式のウッドデッキは二重床構造ですので、床下配管が可能。ホースが隠れるだけで、こんなにもすっきりします。
今回のお客様は新築マンション購入時に、マンション販売会社主催のインテリオプション販売で購入されたタイルのようですが、テクノグリーンが行っている大規模修繕時の預かりサービスは普通ないようです。タイルも腐らないので、預かりサービスを行えばいいような気もするんですが。。。。。
さて今回はマンションバルコニーのウッドデッキとタイルの違いの説明のような紹介になりましたが、これで終了。次回は一戸建て庭ウッドデッキです。
大田区の一戸建住宅へお住まいのお客様から、2階バルコニーへのウッドデッキ見積もりご依頼をいただきました。
戸建バルコニーのウッドデッキもマンションと同様にイペのすき間無しタイプと他のハードウッド製のすき間ありタイプとの2種類の施工があります。
安いハードウッドを使ってすき間あり施工(一般的に施工されている工法)ですと、木材によってはイペより2~3割安くなります。
今回は両方の比較検討しているとの事で、イペと他の木材で見積もりさせていただきましたが、お客様は”すき間無し”が良いという事でイペのウッドデッキをお選びになりました。
最近は9割以上のお客様が、高くはなりますがイペのすき間無し施工を選択されています。・・・・・・・すき間から落ちるゴミ問題を認識されている方が増えているんでしょうね。
このすき間無し施工は当社が17年前に、お客様からウッドデッキのすき間からゴミが落ちるのを何とかならないの?と指摘を受けて開発したものですが、ゴミが気にならなければすき間無し施工でもいいかと思います。価格的にも2~3割安く提供できますので・・・・・・
奥行き2.5mのバルコニーです。2階にリビングがある家では奥行きたっぷりのバルコニーが多いですね。
バルコニーへの出口はこちらの開き戸と、
リビングの掃出し窓の2ヵ所があり、両方の下をごらんのようにエアコンホースが這っている状況です。ウッドデッキを設置すると、これが隠れて見えなくなります。
開き戸の高さはバルコニー床から13cm。現在、戸建の場合はバルコニーの防水基準から最低でも防水層の高さは12cm以上はとるようになっています。
水下側の排水口あたりで18cm。これもしっかり水勾配が付いています。この傾斜があるバルコニーを使い易いように水平なウッドデッキに仕上げていきます。
壁に蛇口が付いているので、お客様はウッドデッキに水受けパン設置をされるとの事で、ウッドデッキに穴をあけ下に配管する事に。
これが水受けパンをデッキに設置したところ。
色が濃く見えますが、塗装ではありません。施工完了後に降った小雨で撮影時はこんな風に。
そう、このように雨に濡れた時に他の木材は膨張してしまうので、すき間を開けて施工しないとならないのですが、イペだけはこの湿潤時膨張率がなんと他の木材の1/10くらいなので、このようにすき間無し施工が可能です。
ちなみに人工木も濡れても膨張はしません。が、熱でももって膨張します。つまり夏の暑い時期には膨張しますので、これも5mm開けての施工となります。
掃出し窓前の完成写真。お客様ご希望の”すき間無し”。これでデッキ下にゴミが溜る心配もなし。
壁側に見える切れ目。ここの下は排水口になっているので点検用の蓋になっています。
それでは、”戸建2階バルコニーウッドデッキもすき間無し”の紹介はこれで終了。
次回は同じくタイルのすき間のゴミが気になって、マンションベランダをすき間無し施工のウッドデッキに換えられた紹介です。
12年前に戸建の庭へウッドデッキとウッドフェンスを施工させていただいたお客様から
「前の家を売却し、2回目の注文住宅を建てているところです。今回の住宅は2階にLDKがあり、そのテラスにやはりイペ材にてデッキを作りたいと思っています。最終的には現場確認が必要になろうかと思いますが、概算でどのくらいになるか見積もりをお願いします。」
とメールに新築中の間取り図面を添付してお問い合わせいただきました。
こちらのお客様は不動産関係のお仕事をされているのですが、「仕事柄いろいろな材料のウッドデッキを今まで見てきたが、イペ材に優る木材は無かった!」という事でイペ材指定の見積もりご依頼でした。
前の家のイペ製ウッドデッキは今も健在なのはもちろんの事ですが、耐久性ばかりではなく古くなっても持っている”味”が違うという感想でした。
・・・・・・・・これは、実際に使用、経験してみないと判らないかも。
新築中の足場が外れた頃に採寸へ。
2方向から出られるテラスバルコニーです。
外に面している壁は高さが2mほどあり、完全に外からは遮断されている空間となっています。
家が完成し引き渡し日の翌日に施工すべく、それまでに工場で製作を。
今回はお客様のご希望で長手張り。
その理由はご覧のように室内フローリングの張り方向に合わせたかったからでした。
室内の別の角度から見たバルコニー、というより室内の一部のようですね。
このように2面の窓に接し、室内からいつも見えるバルコニーがウレタン防水のグレーが露出していたんじゃ興ざめですよね。
お客様は設計段階から、ここはイペのバルコニーデッキと想定していたようです。
ウッドデッキ高さもお客様ご希望のサッシ下まで15cmほど嵩上げして、施工完了。
次回はコーポラティブハウスのルーフバルコニーウッドデッキの紹介です。