新宿区にある中古マンションを販売された不動産仲介会社様からお問い合わせをいただきました。
「お客様宅のバルコニーにウッドデッキ施工をお願いしたくご連絡差し上げました。タワーマンションの55F部分となります。
図面添付致しますが、バルコニーの真ん中に水の通り道用の溝があります。
出来れば、溝を上手く隠せるような形のデッキ施工を希望しております。
概算見積もり、施工期間目安をお伺いしたく存じます。バルコニー面積は約12.18㎡です」
その後の打ち合わせで、売却された持ち主様が居住中ですが採寸はOK。ただし鍵引渡しから引っ越しの間の短期間で施工する事が条件との事でした。
図面を見るとかなり異形の平面でしたが面積も12㎡くらいですし、当社のすき間無し工法は工場で製作仮組して現場では組み立てするだけですので1日あれば十分に可能です。
それでは、現地調査・採寸の写真から。
なるほど中央に排水溝がありますね。当然ながらこの排水溝に向かって窓側からと外側から水勾配が付いてます。これを水平なウッドデッキに仕上げます。
この柱部分から斜めのコーナーになっています。
ついでにコーナー部分には、こんな三角形も。
こちらがベランダの右端部ですが、ここも斜め。その上に開き戸が・・・・・・・
調査担当者は、ミリ単位の採寸と斜部分の角度を測量してきます。
この測量図を基に製作図面を作成し工場へ。この図面が間違っていると施工する時にエライ事に。。。。。。こういう図面作成、けっこう疲れます。
お昼過ぎに何事もなく”施工完了”の報告を受けて一安心。
またぎ窓前。網戸下までの高さはぎりぎりでしたが、なんとかお客様のご希望通り下までで高さ調整ができました。
コーナーの三角部分もピッタリ納まりました。
開き戸前。
最後は室内の写真で終了。さすがに55階は見晴が良いですね~。・・・・・・・・・・私は苦手ですが。
次回は低い戸建の庭ウッドデッキを。(低い所は苦手でないので私が現調しました)
10年前に戸建2階バルコニーへウッドデッキを施工させていただきましたお客様からお電話をいただきました。
「10年前に建てた家のメンテナンスを行う予定ですので、バルコニーの防水工事の為、取り外しと工事終了後の再設置をお願いします。」
このブログで何度も紹介してますマンションベランダウッドデッキやルーフバルバルコニーウッドデッキの大規模修繕時の取り外し・保管・再設置と同じように、戸建バルコニーのウッドデッキの同作業を承っています。
ただし自社で施工した天然木のウッドデッキだけですが。
———–昨日も人工木でマンションベランダを施工されたお客様(当社施工ではありませんが)から、大規模修繕時のこの取り外し・保管・再設置のご依頼の電話をいただいたのですが、人工木の場合は腐っていなくても取り外した後に下の写真のようになる場合があります。(メーカーにもよるのかもしれませんが、取り外し直後から反るのもあれば、夏場の保管中に大きくねじれるのを経験しています)
こんな風になってしまうと、もう元の状態に再設置する事は不可能。それで説明させていただいたんですが、現状設置されている状態だけ見るとなかなかご理解いただけなくて———
さて話は今回に戻りましてマンションの大規模修繕工事と違い、家のメンテナンスは短期間で終わりますので保管の必要がありませんが、今回お客様は塗装する事をお望みでしたので、一時的に工場へ持ち帰り塗装して再設置の運びとなりました。
今回取り外し時の写真が撮れなかったので、代わりに10年前の施工後の写真で。
下2枚の写真を見ればお分かりのようにフェンスもイペ製で当社が施工しています。
これは家の完成後に取り付けたのではなく床はウッドデッキ、フェンス部もイペフェンスでというお客様の強いご希望で設計段階から工務店と打ち合わせして施工した経緯があります。
当時の施工中の写真です。
それでは、今回メンテナンスのバルコニー防水工事が終了してのウッドデッキ再設置後の写真を。
ご覧のように再設置が終わると、メンテナンス用の足場が待ってましたとばかりにすぐ組まれました。
メンテナンス工事会社は防水層の上に直接足場を載せられないので、ウッドデッキの再設置を待っていたようです。
経年変化したイペに塗装したら、どんな色合いになりますか?と質問をいただく事がありますが、初めの無塗装の写真と10年経過して塗装したイペの色合いを比較してみてください。
今回は塗装する時に点検もさせていただきました。全く腐朽や傷みもなく10年保証はきれましたが、次回の家のメンテナンスまで充分使用に耐えうる状態でした。
このようにマンションと同じく戸建のバルコニーウッドデッキも、メンテナンス時の一時取り外し&再設置を承っています。
今まで当社で施工されたお客様は、メンテナンスの計画がもちあがりましたらご一報を。過去施工の資料・図面を残していますので、1日以内に見積もりさせていただきます。
では次回はマンションのベランダウッドデッキを。
投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年8月27日
東京都大田区に一戸建てを新築されたお客様から1年前に戸建ベランダの資料を請求いただいていました。
1年経ってやっぱり2階のバルコニーへウッドデッキを敷きたいとの事で訪問させていただきますと、
バルコニーへ人工芝とタイルのパネルをうまく市松模様に敷かれていましたが・・・・・
奥行きが3.3mある大きなバルコニーですので、排水の為の傾斜が中央を起点として左右に付いている両勾配のバルコニー。
その上、中央部は梁が凸状になっていますので、この部分には人工芝は張る事ができず剥き出しの状態。
これでは、せっかくの広いバルコニーも有効活用できないので、やっぱり水平なウッドデッキにしたいと当社へ。
なおかつ、夏場の昼間も日陰を作れるタープを張りたいとの事で、こちらの腰壁にタープ用の柱を建てるご要望をいただきました。
最近戸建のバルコニー、ベランダへもタープをというお客様が増えています。
開き戸の高さに合わせ、水平に仕上がったウッドデッキ。奥行きは3.3mと3.6mの出幅違い、横はが3.8mあります。
バルコニーが駐車場に面していたので、家の内部を通さずそのまま屋外から搬入できる条件でした。
それで3.6m長さのデッキユニットを製作し、継ぎ目なしのウッドデッキが完成。
室外機の置いてある部分が奥行き3.6m。
開き戸前。高さが開き戸までの高さにな、段差が解消されて出やすくなりました。
肝心のタープを張るフレームの写真を撮り忘れてしまいましたので、今回はタープ柱の写真2枚でご勘弁を。
ちょっと締まらない写真2枚で今回の紹介は終了。
次回は、同じバルコニーのウッドデッキですが、マンションのルーフバルコニーウッドデッキを。