賃貸マンションの建築会社様からのご依頼で東京都内の新築中のマンションルーフバルコニーへウッドデッキを設置しました。
最上階はオーナー様がお住いの予定で、そこにあるルーフバルコニーへウッドデッキをご希望されているとの事でした。

竣工間近のマンションです。

出幅違いの鍵型のルーフバルコニーです。

寸法は建築用図面を先にいただいていますので、寸法が図面と違っていないかどうかのチェックとあとはサッシ高さの採寸。(これだけは図面にも正確には出ていません)
と、写真のようにエアコンのホースは設置済みですが、室外機はまだ取り付けられていません。
打ち合わせ時から、室外機部分をくり抜いたウッドデッキにしたくないとの要望でウッドデッキ施工後に室外機を設置します。
寸法も図面通りでしたので、さっそく工場で製作し施工へ。


予定通り室外機設置前にウッドデッキ施工は完了。これから室外機が設置されます。


窓前の高さもサッシ下にぴったりと納まりました。
室外機部分をくり抜かない施工をご希望されるお客様が多いですが、今回のようにウッドデッキ施工後に設置するか、室外機のホースが固定されないで自由に動かせないとオンデッキにするのは難しいです。
無理に室外機を動かしますと冷媒管の銅管が切れたり外れたりして中のガスが漏れて大変なんなことに・・・・前に一度やってしまいました。
——–それでも、どうしてもくり抜きたくないという場合は、エアコン業者さんへウッドデッキ施工前に一度外してもらい、施工後に再設置という方法もありますが。—–
これでルーフバルコニーウッドデッキの紹介は終了。次回は駐車場上ウッドデッキの紹介を。
目黒区のマンションにお住いのお客様が問い合わせのページから、
「バリアフリーに近い形でフローリングの色と合わせたい
室外機カバーも付けたい雨風に強く15-20年ほど劣化が目立たない素材
お掃除などメンテがしやすい
避難梯子ありに対応
大規模修繕と際に対応できる、あるいは簡易に取り外し可能
の条件でお見積もり希望します。
バルコニー面積約2坪です。」
と、ご希望の条件を上げられ、資料の請求と見積もりご依頼いただきました。
これらの条件をイペ製のベランダウッドデッキではほぼ満たすことができるのですが、ただ1点色合わせだけはできません。
無塗装の元々のイペの色か、同じブラウン系の浸透性の塗料を塗った濃い目のブラウンの2色いずれかしかありません。
このことをあらかじめお断りさせていただいて間取り図面を送付いただいて概算見積もりを。
その後、送付しました写真集で色を確認されて、無塗装で注文したいのでと連絡を受けて現地調査へお伺い。

ご連絡いただいて通り避難はしごのハッチが付いています。
アウトドア用のいすも置かれ、ベランダを活用されているのが判ります。

室外機カバーは、この2段積みのカバーでした。

2段積みは2台分のホースやらホースカバーが干渉しあってる上に、重くて動かせない場合が多いです。
また壁とのすき間が無くて、カバーを入れるスペースを確保できず設置不可となる場合もままありますが、詳細寸法を測った結果今回はかろうじて設置可能となりました。


設置された2段式室外機カバー。

室内から見た室外機カバー。室内から室外機そのものが隠れるだけで雰囲気がかわります。

室内と同じ高さでバリアフリーのウッドデッキ。

一見、塗装タイプに見えますが無塗装です。イペは外の明るさ加減でこのように色・表情が違ってみえます。・・・・これが天然木の良さのひとつです。
施工後アンケートで、
「排水口のふたが少々ぐらつくのがすこし残念。
それ以外の仕上がりや品質には満足しています。」
これでマンションベランダウッドデッキの紹介は終了。次回はルーフバルコニーウッドデッキを。
14年前新築マンションを購入され、当社のベランダウッドデッキを施工されたお客様から、「1か月後に大規模修繕時工事が始まります・・・」とお電話をいただき、取り外しへ。


1か月後にお伺いしますと、すでに足場は組まれていました。
フェンスコンクリート腰壁もさすがに14年経つと汚れも目立っていますが、今回の修繕工事で塗り直されるそうでウッドデッキもオプションの塗装を申し込みいただきました。

ウッドデッキ取り外し後のベランダ。取り外しましたウッドデッキは工場へ持ち帰り保管中に点検とオプションの高圧洗浄プラス塗装を行います。
4か月後、大規模修繕工事終了の連絡をいただきまして再設置へ。


コンクリート壁は塗り直されて白く綺麗になっていました。

ウッドデッキも塗装しましたのでベランダは新しく蘇りました。
これで大規模修繕時サービスの紹介は終了。次回は庭のウッドデッキを。