リゾートマンションのルーフバルコニーをウッドデッキに~横須賀市~設計編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ルーフバルコニーウッドデッキ, 別荘地ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2014年9月20日

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今回の紹介は神奈川県横須賀市にあります海のリゾートマンションルーフバルコニーへウッドデッキを施工しました紹介です。

かなり以前にも同じ横須賀市のリゾートマンションで施工したことがあるのですが、ここ横須賀市には相当数のリゾートマンションが立ち並んでいます。
今回のお客様は、その中のひとつを”海の別荘”として所有されていました。

そして大規模修繕を機会にルーフバルコニーのウッドデッキ化を計画され、リフォーム会社さんへご依頼。

リフォーム会社では、ウッドデッキは特殊な工事となる為、いろいろと調査・比較検討の結果、専門施工会社で施工実績が多い当社へご発注いただきました。

最初に送付いただいた現場の写真から。

大規模修繕中のルーフバルコニー写真

大規模修繕中のルーフバルコニー

 

まだ大規模修繕工事の真っ最中。

この写真も含めて10数枚の写真と、正確に測られた図面をリフォーム会社さんから送付をいただきました。これだけあれば見積もりは正確に出す事ができます。

ご注文をいただいて、今度は製作・施工の為の測量は当社で。そのときの写真。

 

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ルーフバルコニー上にあった大規模修繕工事の足場はすっかり外れ、外壁のみ足場が残っている状態です。

この室内から海側を施工します。

 

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リフォーム会社さんとの打ち合わせ。

大きな脱気塔

大きな脱気塔

 

例のごとく脱気塔があります。大きな面積のルーフバルコニーには必ず付いています。

テクノグリーンの場合、ほとんどを現場に合わせて工場でオーダー製作しますので、これは要チェック事項です。

 

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避難ハッチに排水口。おまけにRが付いた形状。
ルーフバルコニーの割にはヤクモノが結構多いですね~。

 

スロップシンクとパイプ写真

スロップシンクとパイプ

 

いやはや、もうひとつありました。

 

見積する上では、いただいた図面で十分なのですが、今度は製作・施工を考えた図面作成が必要になりますので、ここら辺は細かに採寸します。

この採寸図を基に、今までの経験を加味して図面を描いていく訳ですが、これがけっこうシンドイ作業となります。・・・・・・これが仕事ですので愚痴をいっても始まらない・・・でも、うまく書き上げた時の充足感もまたこの仕事ならではです。

というところで、ずいぶん長くなってしまいましたので今日はこの辺で。続きの施工編は次回で。

庭付のルーフバルコニー、デッキがボロボロです~川崎市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ルーフバルコニーウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2014年8月12日

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神奈川県川崎市のマンションへお住まいのお客様がお問い合わせフォームから、

「階段状のマンションの4階。庭付のルーフバルコニーです。ウッドデッキはマンション仕様に含まれています。
一度(10年位前)、大工さんに工事を依頼。材料はヒノキで鉄釘でした。現在はボロボロの状態です。約30平米の広さです。」

イペ材のサンプルとバルコニーウッドデッキの資料を送らさせていただいた後に、現状の写真と寸法を入れた簡単な図面をお送りいただきました。
「撤去費用も含めて見積もりお願いします。」

やはり一度ウッドデッキが腐った経験をされると、次は慎重な木材選びをされます。
お客様も、お知り合いのウッドデッキを見て回ったり色々と調べたりした結果、最終的に”イペ”を選択されたようです。

テクノグリーンでも他のハードウッドによる施工も承っていますが、腐朽に対し10年保証しているのはイペのみです。ハードウッド=イペ=腐りにくい。これがハードウッド=腐りにくいと勘違いされているようですが、JISに基づく耐腐朽試験を行うと、予想に反した結果の木材が多々あります。
それで、当社では腐朽試験の結果と18年の施工経験から判った木材の”耐腐朽性”のデータを資料に付けさせていただいています。・・・・この資料をご覧になったお客様は、何故イペだけが10年保証の対象なのかをご理解いただけます。

では、ボロボロのウッドデッキ写真から。

 

腐った”ひのき”ウッドデッキ画像

腐った”ひのき”ウッドデッキ

10年でここまでとは・・・・・たぶん4~5年で腐り始めてたと思われ・・・・
そいうえば、10数年前のまだまだイペで個人宅のウッドデッキを作る方が珍しかった頃、たまたま当社で施工しているお隣さんの家で大工さんが”ひのき”でウッドデッキを作っていて「そっちは、何の木を使ってるんだい?こっちは長持ちする高級な”ひのき”だぜい!」と、さんざん自慢されたのを思い出しました。・・・・・まさか、あの時の大工さんがここを施工したんじゃないだろうな?

 

写真の左側は、腐れがさほど見られません。丁度上には庇があり、雨の掛かる量が少ない為です。つまり”ひのき”はある程度の湿気には強いが、「雨が直接あたるような場所では腐る」という事でしょうか?

大工さんは雨仕舞された屋内で、「湿気がある場所でも”ひのき”は強い」という観念が、水に強い=屋外もO・Kと勘違いされているようです。今でも。・・・・・・まぁ、でもSPFや米栂で平気でウッドデッキを作る大工さんよりは・・・・

 

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この部分に至っては、根太もボロボロのバラバラ。原型をとどめていません。やはり根太の腐りの方が進行が早いですね。
調査時に私、3~4ケ所踏み抜いて後で行う解体を手伝う形になってしまいました。

 

土留めの枕木

土留めの枕木

 

芝生の庭部分は、このように枕木で土留めされ1段高くなっています。これらも腐り始めていますが、もう少しはもちろうなので、今回は手を付けずに。ただし、写真の1本は内部が虫の棲家になっているようで、しきりに羽の着いた虫が出入りしてますので交換。

 

さて、採寸と調査も終わり施工方法を考えていると、

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先月このブログで紹介させていただいた横浜市のルーフバルコニーウッドデッキと同じ”階段状マンション”エレベーターなし。・・・・・当社では”筋肉痛マンション”と呼んでますが、その理由は前回ブログを参照してください。

前回は7階でしたが、今回は4階。その代り面積が約2倍の上、撤去した廃材の荷下ろしが加わります。大丈夫かな~。

 

施工完了

施工完了

 

いきなり、施工完了の写真。荷揚げ、荷下ろしの写真はありません。というか、そんな余裕もなかったようで・・・・・。
今回は、材料の搬入と廃材の降ろしで1日。施工で1日と都合2日の作業となりました。

 

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手前に見える枕木1本は交換しました新品枕木、古枕木ではないのでクレオソートは注入されていません。昔のクレオソート油は防腐性能も高かったんですが、発がん性があるという事で10年ほど前から有害指定物質となっています。

 

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今回いたの張り方は、お客様の御希望で横張り。エレベーターに載せないし、室内も通らずに搬入できる条件でしたので、長尺物のパネルで工場製作しています。・・・・・余計、重たいって!

 

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この風景。マンションとは思えない戸建の庭そのものです。それも前を遮るものがないので、小高い丘の上にある庭から下を見下ろす景色。最高、ウッドデッキも新しくなったし!

ここ数年、この庭でお友達と飲み会(これは私の願望でした)、お茶会が出来なかったのが、これからまた始められると取り替え工事を心待ちにしていたお客様から、

「留守中に施工していただき、ありがとうございました。リビングがとても明るくなりました。
難があるとすれば、庭の周りの枕木とのすき間が、統一でなかった事くらいです。
でも、仕上がりには満足しています。今後、雨、晴天と天候による板(イペ)の変化を見ていきたいと思います」

 

イペの変化を楽しみたいとは!心に余裕のあるお客様ですね。天然木は日々変化をしていきます。これを楽しむか、嫌だと思うかは人それぞれですが・・・・・・。私はまだまだですので、明日からの夏季休暇で心に余裕うを持たせようっと!
そんなわけで、次回の投稿は18日以降から。

ウッドデッキには木製ベンチ~川崎市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, 一戸建て庭ウッドデッキ | 投稿日:2014年2月24日

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今回は神奈川県川崎市の庭ウッドデッキの紹介です。

お客様からは資料請求いただい後に、メールにてご自分で測られた庭のサイズとご希望のウッドデッキの2パターンの図面を送っていただきました。
何度かのメールでのやり取りの後、調査・採寸へお伺い。

リビング前の庭

リビング前の庭

この掃出し窓前にウッドデッキを作ります。
事前にメールで打ち合わせをしていましたので、当日の採寸・調査は早く、詳細の測量が必要だったのは次の1点のみ。

雨水枡

雨水枡

 

お客様は、万が一の事を考えてこの雨水枡用の点検蓋をご所望。
10年くらい前までは、庭用のウッドデッキの下にこの雨水枡がくる場合、必ず点検口とその蓋を作っていたのですが、周辺の環境によってはこの枡を開ける事が殆ど開けない事が判り、最近ではあまり点検口を作ってはいませんでした。

加工そのものは難しくないのですが、位置によっては束・大引き・根太の配置をどうするか設計で悩む場合があります。
今回はこの土の下を通っている排水管も気にしながらの設計となりました。束石は管の上に置けないし・・・・・・。

昔、確か同じような条件で施工した事を思い出し、怪しい記憶をたどって図面を探しだし無事、設計を終了。

点検口の蓋

点検口の蓋

 

と、いってもどこにあるんだ?写真が悪くてすみません。ベンチの左隅下にあるんですが・・・・・。
というくらい、目立たなく作ってあります。普段は使わないからね。

 

敷地外から見たウッドフェンス

敷地外から見たウッドフェンス

 

裏側の高い位置(3mくらい?)から撮った写真です。下の道路からでは十分フェンス高さがあり、目隠しとして機能しています。
ところで右端の柱が1本ニョキッ!これは何だ?施工ミスか?
実はこの柱の先端にはタープ用金具が付けられています。あとは前面フェンスの両端部に2個。全部で3個。足りないんじゃないの?
4個目は窓のシャッターボクスにお客様自身で取り付けるそうです。それもマグネット式のフックを。・・・・・・・そんなのがあるなんて知らなかった!今回もお客様に教えられました・・・・・

 

イペ製ベンチ

イペ製ベンチ

 

今回ご予算内でウッドデッキ&フェンスが出来たとのことで、このイペ製ベンチも一緒にご購入!ウッドデッキ施工時に同時納入しますと運賃は無料。重いので、これだけの配送だとエライ運賃になってしまいます。ちなみに重さは約40Kg。
サイズは標準的な1.5m、これで大人3人でも楽々座れます。

納入後お客様から「何人まで乗っても大乗ですか?」と、ご質問をいただきましたが「計算上では3人でも大丈夫。それ以上でも座板がちょっと撓むだけで壊れませんから・・・」たまに計算外の体重の人もいるので保証はできませんが・・・・。

実はこのベンチ、公園や商業施設の休憩用に納入していたのを一般家庭向けへ改良した物なので、基本部分は変わってなく頑丈な造りとなっています。

最後の写真。

ウッドデッキ正面から

ウッドデッキ正面から

 

こちらは、ウッドデッキの正面。これまた写真には写っていませんが入口なので1段ステップを付けています。

私が勧めたせいもあり、施工前から塗装方法をお尋ねしていたお客様は。
「ウッドデッキ&フェンス&ベンチですが、施工翌日から3日かけて塗装しました。暖かくなったらウッドデッキの上で子供とお茶でもしようと楽しみにしています」とメールをいただきました。・・・・・ホント早く「春よ来い!」ですね。

今回の紹介はこれで終了。
次回は大規模修繕後に、新たにウッドデッキを作り直しされたお客様の紹介となります。