神奈川でガレージデッキの取り換え工事(調査編)

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年2月8日

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1月にお伝えしました柏のガレージデッキ取り換え工事に引き続き、今度は神奈川県での施工例です。

前回、駐車場上デッキも車庫デッキも同じと書きましたが、数年前に東京の世田谷区で施工させていただきましたお客様から、このブログを見て、メールをいただきました。

そのお客様のデッキは三方をコンクリートの擁壁に囲まれていて、その上にデッキを製作させていただいたのですが、「こういう形状のときは車庫で、平地で周りが囲まれていないのは駐車場ではないですか?」という内容でした。

ご指摘の通り!  S様するどい! 参りました! ありがとうございました!

ということで、私はこれからこういう状況で施工したのを「車庫上ウッドデッキ」=「ガレージデッキ」、周りが囲まれていない平地の駐車場に施工するのを「駐車場上ウッドデッキ」=「カーポートデッキ」と呼称するようにいたします。・・・「他は皆、以前からそう呼んでいる」という声が聞こえてきそうですが、この際、無視。

それでは本題の今日の「車庫上ウッドデッキ」(ガレージデッキ)の取り換え工事の紹介です。

一見すると大丈夫そう?

 

床板は数枚に腐朽が見られます

 

フェンスの支柱付け根部分の腐朽が多く見受けられます

 

裏からみると。 アチャー。梁が腐ってます!

 

ご覧のように、車庫上ウッドデッキでよく見られる”梁”部分の腐り、今にも崩壊しそうです。

前回は構造計算をしていない梁の為に、たわみ量が大きく腐朽していましたが、今回はご覧のように太い梁材を使用していますし、本数もそれなりにあります。

それではナゼ?

この理由とイペで取り換え施工しました(完了編)は次回へ続きます・・・・・・。

他のガレージデッキ等の施工例はホームページへ。

イペ材・資料請求はこちら。・・・・・もちろん無料です。

柏市の駐車場上ウッドデッキの取り換え工事(完了篇)

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年1月20日

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・・・・ところが、こういう駐車場上ウッドデッキや2階建て木製バルコニーによくある理由で、今回のウッドデッキも使用不可能なところまでになっていました。・・・・・というところで昨日は終了しました。

柏のN様からご注文をいただき、さぁ~解体となり、床板を外しながら根太に乗ったところ、”職人もウッドデッキから落ちる?” イヤ、落ちませんでした。ウチの職人は「猿」よりズゥ~っと優れているので落ちませんでしたが、根太を踏み抜きました。ヒェ~危ない!

「猿と比較して誉められてもウレシクナイ!!」  by職人一同

そこで、根太・梁の間隔と断面サイズを測り会社へ持ち帰って、構造計算してみると。

ヤッパリ!案の定!思った通り、たわみ量が大きい構造となっていました。

たぶん、たわみ量まで考慮した構造計算をしないで施工したと思われます。

確かに、この構造で人が載っても壊れる事はありませんし、新品のときは撓みも、あまり気づきません。

ただ、長年使用していると、たわみ量が大きいとヘタレを起こしてきて、真ん中部分が下がってきます。

そうです。

下がった部分で上部材が留められていると、雨水が溜まり、この部分から腐り始めます。

腐りますと、その部分の断面欠損(強度が小さくなります)がおこり、なお一層撓み、加速度的に腐朽してしまいます。

このようになるとイペやウリンといった高耐久性のハードウッドでも腐朽速度が早まります。

今回のような、駐車場上ウッドデッキや2階建てウッドデッキはどうしても、柱間隔に制限があるため(今回の駐車場間口は3m)、梁の断面・間隔は撓み量を含めた構造計算をしてやらなければなりません。

といって、梁や根太を過剰なサイズや短い間隔で施工しますと、バカ高いものになってしまいます。

そこで、いくつかの組み合わせパーターンでシュミレーションをし、最少コストでかつ安全な構造に設計するのが、私、プランナーの仕事となります。

・・・制約条件が重なり、ひとつづつクリアにして安全・低コストの構造計算を導きだすのは結構シンドイですが、又、「これしかナイ」という自信作ができると楽しいモンです。・・・・・

それでは、「自信作」の施工完了写真をどうぞ。

完成後の上から見たところです。(洗濯ロープ?はついていません)

階段ももちろんイペ。シロアリにも今度は大丈夫。

ラチスフェンスを横ボーダーフェンスに変えました。

ポリカ波板屋根を今回も付けました

今回は構造部がシッカリしているのでベンチ・テーブルも安心して置けます。これらも全部イペ製で総重量150Kg

おまけで、ウッドデッキ竣工パーティーに呼ばれまして・・・・

ご近所の方も集まりましてウッドデッキでBBQ

いやぁ~。ウッドデッキでのバーベキューは何時やっても最高ですね。

近いうちにまた神奈川県での駐車場ウッドデッキの取り換え工事を報告します。

柏市の駐車場上ウッドデッキの取り換え工事(調査篇) 

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年1月19日

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前回に予告させていただきました駐車場上ウッドデッキの取り換え工事の前篇です。

今回は、5年前に建売分譲住宅を購入されたN様の駐車場上ウッドデッキの取り換え工事の施工例です。

ところで、当社では「駐車場上ウッドデッキ」か「車庫上デッキ」と味も素っ気もない呼び方をしていますが、「ガレージデッキ」「カーポートデッキ」はともかく、「空中庭園」「スカイデッキ」などという気宇壮大な名前が付けられている場合がありますが、・・・全く同じものです。

このノリで私も「古代・出雲大社デッキ」「天空のデッキ、ラピュタ」、最近の名所にあやかって「スカイタワーウッドデッキ」と命名しようかと思いましたが、商標権に抵触しそうなのと地上高さ50mくらいないと似合いそうにもないので・・・・。ヤ・メ・マ・シ・タ。

「天空のデッキ ラピュタ」は「天空の城ラピュタ」のもじりです。

ちなみに私はスタジオ ジブリのアニメが好きで、ほとんど観ていますが、この作品はもう24~5年も前の作品なんですネ。

すみません。話がそれました。

今回は何故、5年で腐って使用できなくなったのか?という解析です。

先ずは、解体前の写真を見てください。

解体前のウッドデッキ。床板。フェンス。

解体前のウッドデッキですが、N様は毎年塗料の塗り替えをかかさず行っていましたので、5年たったわりには一見、床板はそんなに傷んでいるようには見えません。

ただ、フェンスは床板に金物で取り付けているだけなので、グラついてきていて、ロープで倒れないようにしています。洗濯用のロ-プではありません。

当社のウッドデッキホームページ資料で「この方法は絶対ダメ」と書いてているのですが、なかなか減りませんね。

もう一度書きますが、床板に金物でフェンスを固定するのはいけません。後々グラつきますし、危険です。また見た目もカッコ悪いです。

施工会社が施工手間を惜しんでいるだけです!

腐朽している床板

腐った床板

裏側から腐ってきています。

束の部分です

シロアリに食害された束です

束の部分にはゴム製の基礎パッキンを使用して建ているのですが、ご覧のようにシロアリにやられて、幕板がはずれていました。

木材は米栂の防腐剤注入処理材のようです。

ラチスフェンスはホームセンターで販売されているのを取り付けただけのようで格子がはずれてきています。

施工は家を建てた大工さんが一緒に作ったようです。

下から見上げた解体前ウッドデッキ

解体前の下からの写真

ウッドデッキの裏側にはポリカ波板の吊るし屋根が付いています。

ここまでの写真から一見、フェンスの取り付け方以外は一部補修、取り換えで大丈夫そうにも見えます。

ところが、こういう駐車場上ウッドデッキや2階建て木製バルコニーによくある理由で、今回のウッドデッキも使用不可能なところまでになっていました。

というところでその理由と新しく取り替えたイペ製のウッドデッキ完了編は次回へ。

駐車場ウッドデッキの施工例はこちら。