駐車場上のウッドデッキが腐っちゃいました~船橋市~調査編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:腐朽ウッドデッキの取り換え工事, 駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2012年3月21日

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表題の「駐車場上ウッドデッキが腐っちゃいました~」といっても、テクノグリーンが施工したウッドデッキではありません。

1月に当社駐車場上ウッドデッキ資料とイペ材サンプルを送付させていただきました千葉県船橋市のお客様が、ご夫婦で家・ウッドデッキの図面と現状の写真を携えて、ご来社になりました。

お話をお伺いすると、6年前に注文住宅と一緒にウッドデッキを家を建てた工務店に作ってもらったそうです。

新築時は10年保証とかは気にしていなかったそうですが、まさか数年でこんな風になるとは・・・・・。

こうなると腐朽への10年保証が付いていないと、文句の持っていきようがありません。

3年ほど前から床板やフェンス柱に腐ったところが出てきて、ご自分で出来る範囲の補修をしてきたそうですが、昨年の大地震で梁の部分が2~3センチ下がったようで、あまり使用しなくなったのと、倒壊の危険性を感じて建て替えを検討されているとのこと。

さっそく概算させていただき、ご予算内になんとか納まりそうでしたので、翌週さっそく施工職人と調査・採寸へとお伺いさせていただきました。

調査時の駐車場上ウッドデッキ全景

全景の遠目では塗装が取れてきていますが、そんなに傷んでいるようには見えません。

柱と梁の接合部

柱は90角、梁との接合は切欠き加工。よく大工さんが使う仕口です。一見大丈夫そう?ですが・・・・。

同じく柱と斜梁の接合部

ここも切欠きとほぞ組みでの施工となっています。

一見、大丈夫そうに見えますが、実はくせ者で、私の判定では「アウト」でした。

床板も一部が腐っています

金物でのフェンス柱取り付け

もともとは、フェンス柱ざいを床板へ斜めビスで施工していたそうですが、2~3年で腐朽によりビスが浮き、終いには外れてしまったので、お客様がご自分で金物を使用して留めてなんとか使用していたそうですが、やっぱり効かなくなっていました。

アチャ~。斜めビスですか!斜めビスは使い方を間違えると屋外ではとんでもない事になるんですが・・・・。

床板へ支柱を斜めビスで留めるという発想はどこからでてくるのか不思議です。素人の方でもやらないんじゃないかい?

お客様は床板やフェンス支柱の腐朽が目立ので気にしていたようですが、”根本的なところの腐朽大”の判断としましたので緊急性あり。

早急に解体・撤去を行うスケジュールを組んで、それまでは使用しないようにお伝えしました。

帰りがけに、玄関前に同じように作ってもらったフェンスがあるのですが・・・・。

玄関前の飾りフェンス

これも一見大丈夫そうです。が!・・・・やっぱり腐っていました。同じく木組みのところから水が沁み込んで腐りズブズブです。

一緒に全て解体・撤去に決定です・・・もちろんこれも建て直しのご依頼。

それでは、次回は解体編をおおくりします。

鉄骨下地の駐車場上ウッドデッキ~松戸市~施工編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年12月21日

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さて今回は、前回の続き松戸市での鉄骨下地の駐車場上ウッドデッキの施工編です。

前回のお話のように、縦列駐車タイプの駐車場ですので、真ん中に柱を建てるわけにもいかず、強度を考えると大断面で7m近いイペ材の一本物もありません。

こういう場合は鉄骨で構造部分を施工するしかありません。

そこで鉄骨を製作している間に、鉄骨柱が建つ部分の基礎工事から開始します。

鉄骨柱の基礎工事風景

駐車場のコンクリート舗装をハツリ、柱基礎を新たに打設します。この作業もテクノグリーンのウッドデッキ職人が行いますが、慣れたものでハツリ職人も顔負け?・・・・カナ。

この写真の撮影後、私もチョット参加させていただきましたが、あえなく3分でダウン(1分も持たなかったくせに・・・・職人の声)。振動ドリルは体力がいります。

なにせ前面は鉄骨の柱2本で荷重を受ける構造となりますので、丈夫な基楚が必要となります。でも今回は表面の舗装をとるだけで、下にはL型擁壁がありましたので、それを基楚部として利用します。事前に、お客様から駐車場の地盤対策工事をおこなった土木図面等もいただいていましたので、工事はスムーズに進みました。

鉄骨の組み立て風景

下地鉄骨の組み立てです。

さすがに、この鉄骨の製作と組み立ては、専門の鉄骨工事会社にお願いしています。図面は上部のウッドデッキに合わせて私が作成していますので、もし寸法間違いがあったら、私の責任となりますので、無事に木部との取り合いがうまくいくまでヒヤヒヤです。

なぜなら、鉄骨は腐食を考慮してテクノグリーンでは全て溶融亜鉛メッキですので、現場で切断したり溶接する事ができません。いわゆる現場合わせが不可能です。・・・・・無事に取り付きました。安心して現場をあとにしました。・・・・・・ヨカッタ。

いや~実は、昔々の忘れてしまいたいほどの昔に、やってしまった事があるのです。

図面のミスで鉄骨が取り付かない。単純な計算ミスで、組み立てられなくて一部の鉄骨を新たに製作した事がありました。それ以来、鉄骨の組み立てがあるときは、なるべく立ち会うようにしています。心臓をドキドキさせながら。

まぁ、今はCADで図面作成しますから、間違える方が難しいので安心してください。って本当か?

この下地鉄骨と木の根太の構造部分が出来上がった頃に、お客様から「思っていた以上の構造部の頑丈さにビックリしています。これなら安心して使用できます!それにイペ材の丈夫さと滑らかさ、素晴らしい木ですね。」と、おっしゃっていただきました。

家側から見た駐車場上のウッドデッキ

構造部の施工が終われば、木部の工事は早いです。ウッドデッキの入口にあたる部分です。この勝手口からの出入りがメインになるとの事です。

正面から見た駐車場上ウッドデッキ

最後、フェンスの仕上げです。

右隣に見えますのが、調査時に工事を行っていたお隣さんの駐車場です。車庫を建てて上をウッッドデッキにしていたんですネ!

内側の写真です

床板と家の間にあるすき間は床板の張り忘れではありません。お客様のご要望で5cmほどあけました。

また張り方向は横で、千鳥張りにしています。

施工完了後の全景

工事途中にお客様のご要望でフェンス高さも計画より少し下げました。「お隣さんより高くなりすぎると・・・・」との気遣いからです。

と、部分変更もありましたが、無事に引き渡しも完了。

お客様からのお手紙で、

「いろいろお世話になり、ありがとうございました。施工途中の変更相談にも親切に対応していただけました。図面だけでは決めかねていた部分も納得いく仕上げになりました。おかげさまで、お隣とのバランスもよくとても満足しています。そして足裏の感触が素晴らしい!」

・・・・・こちらこそ、ご注文いただきありがとうございました。イペで施工したウッドデッキはお客様みなさんが、材質が素晴らしいと言われるので、どうしても他の材ではなくイペでの施工を薦めてしまうんですよね。

また、調査にお伺いしましたときに、見せていただきました表側車庫上デッキの取り換え工事と玄関前のプチパーゴラ&フェンスを施工されるようになりましたら、またご用命ください。・・・・・・

駐車場上のウッドデッキ資料とイペ材のサンプルを無料で差し上げます。こちらから。

鉄骨下地の駐車場上ウッドデッキ~松戸市~設計編

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投稿者:technogreen | カテゴリ:駐車場上ウッドデッキ | 投稿日:2011年12月17日

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今回も松戸市です。今月初めに紹介させていただきました松戸市のウッドデッキも駐車場上への施工でした。今回も同じ駐車場上へのウッドデッキで、現況写真と家の敷地図面、ご希望のデッキサイズを入れたポンチ絵をメールでいただきました。

が、写真と図面を見ますと、縦列駐車の形状!

「縦列駐車」という言葉で、学生時代に車の免許を取りに自動車学校へ通ったときの事を思い出しました。・・・・・・苦手だったのです。

この「縦列駐車」と「坂道発進」、合格点をもらえず再履修。・・・・今まで誰にも話した事はないのですが、どちらも2回づつ落ちてマス。

今はオートマがあるので、問題ないかもしれませんが昔はマニュアルのみ!

坂道発進ではエンスト。縦列駐車ではポールにぶつけ。今日のように話は脱線、車は脱輪と。

その頃から、車は脱輪話は脱線の才能があったのかもしれません。(才能と呼ぶかどうかは別として)

ここで不合格とならないように車線(本題)に素早く戻ります。

正面から見た駐車場

あらら、お隣さんでも駐車場でなにか工事をしているみたい。

お客様のところは正真正銘の「縦列駐車場」。横幅が7m近くです。奥行きは2.5m弱、一部は斜めっていて2m強。

縦列駐車が不得手な私は決して近寄らない代物です!・・・・いまでも縦列駐車場には停めません。(えらそうに!)

気になるところへ扉があります

この扉が開閉できる位置に柱を建てないとならないので、詳細の墨だしが必要となりました。

家側の方から見た駐車場

家の勝手口からもウッドデッキに行けれるように、既存のアルミフェンスも取り外します。

駐車場の擁壁高さ

駐車場デッキの内部高さは最低、この擁壁高さが必要となりますが、家の窓サッシ下端よりはウッドデッキ高さを低くしなければならず、これももう一度、レーザー墨出器で正確に測らなければ図面作成するには難しい微妙な高さ関係でした。

今日も脱線しすぎて時間がきましたので、施工完了編は次回で!