ワンコの為にウッドフェンスも~渋谷区

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, ベランダウッドデッキと木製フェンス, ルーフバルコニーウッドデッキ, ワンコ・ニャンコとウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2017年3月11日

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大規模修繕工事中のマンションにお住まいのお客様から、工事が終了した後ルーフバルコニーにウッドデッキを検討していますと、間取り図面をFAXしていただきました。

工事前までもウッドデッキを敷いてあったそうですが、耐久性のない木材を使用してのウッドデッキだったようで、腐ってしまい工事前に撤去。
今度は腐りにくいウッドデッキという事で、いろいろと調べられ10年保証付きのウッドデッキを提供している当社へご連絡いただきました。

テクノグリーンでは、このブログでも何度か紹介していますように施工後十数年たって大規模修繕工事に一時保管・再組立てを行っているマンションのベランダウッドデッキが、数十ヵ所も実際にあります。
言葉だけの10年保証ではなく、これらの実績を踏まえての10年保証を評価されてのお客様でした。・・・・・一度ウッドデッキを腐らせた経験がある方は、この耐久性の比較を慎重にされるようです。テクノグリーンのウッドデッキ資料の中には、比較検討できるように腐朽試験の成績表も入っています。資料請求はこちら。

大規模修繕工事が終了したご連絡を受けて採寸・打ち合わせへ。

 

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採寸後の打ち合わせで使用木材はもちろんイペ、10年保証付きですから。
そして飼っているワンコが既設のフェンスから逃げ出さないようにウッドフェンス付がご希望。ワンチャンは小型犬のようで、デッキとフェンスの間もできるだけ小さくとのこと。
・・・・・・なるほど、ワンコがいるのだったら人工木にはしたくないし、すき間無しのウッドデッキを選びますよね。

また窓前のウッドデッキはサッシ高さにして、それより先は腰掛けられるように1段下げてとの事でした。いわゆる2段式ウッドデッキです。

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こちらが完成した写真で、窓前の段差部。

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室内から見たウッドデッキ。

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デッキの床とフェンスの横板との間は2cm。これだと超小型犬でも逃げだせないと思います。

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鉢植えを元」の位置に戻して全て完了。
ウッドデッキ(35㎡)に1日、ウッドフェンス(16m)に1日の計2日の工事となりました。

今回のお客様は、迷うことなく初めからイペ材でのウッドデッキをご希望でしたが、テクノグリーンでは現在イペ以外にウリン、マサランドゥーバ、クマル、イタウバと5樹種のハードウッドを使用してのウッドデッキを提供しています。
一番安いイタウバと比べると20%近くイペは高くなってしまいますが、耐久性とすき間無し施工ができるというメリットでイペをお選びになられるお客様が多いようです。
・・・・・・・これは、今まですき間があるウッドデッキ(一般のウッドデッキ)を使用していたお客様が特に感じられるようです。

それと、すき間無し施工にする為に工場でほぼ製作していくので現場施工時間が短いという副次的なメリットもありますので。

と、イペのウッドデッキのPRで今回の紹介は終了。

 

 

ベランダウッドデッキ同じイペでも~国立市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:マンションベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年12月27日

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東京都国立市の大規模修繕工事が終了したばかりのマンションへお住まいのお客様から、概略の寸法での見積もり依頼と資料請求いただきました。
資料送付後、数日して
「他社からもイペ材での見積もりを出してもらいテクノグリーンより安かったが、すき間無しではなかったので注文したい。」

当社でも同じイペ製のすき間ありの施工は、工場での製作の必要がありませんので当然安くできます。
20年近く前のベランダウッドデッキ施工初期に、提供させていただいたお客さまから「ゴミが落ちるすき間を何とかして欲しい!」と要望され、現在のすき間無し施工を開発した経緯があります。

「すき間に落ちるゴミは気にならない!10年保証も付かなくていいから安くしてほい!」というお客様には、何割も安くなるイペ以外のハードウッドで施工させていただいています。・・・・・・最近は、ほとんどいらっしゃいせんが。

この”すき間あり”と”すき間無し”の違いは、ホームページでもこのブログでも紹介していますし、資料・写真集にも載せていますが写真じゃなかなか判りません。
ご来社いただくと、両方の実物サンプルがありますので並べてみると良く判るんですが。

とりあえず、会社打ち合わせルームにある実物サンプルの写真で。

 

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イタウバ すき間あり

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イペ すき間無し

と、写真でもこのくらい違いはありますが、実物をご覧になると・・・・・・・・・。

話は戻りまして、このすき間無しのイペウッドデッキをお選びになりましたお客様の採寸時の写真から。

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出幅違いのベランダに避難ハッチありです。

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1角は隅切りされたベランダ。

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ベランダウッドデッキの場合、仕上げ高さにより採寸する位置が違いますので、最初に高さの打ち合わせ。
今回のお客様のご希望の高さは、このサッシ水切りも隠し室内と同じ高さなので網戸から出幅を測ります。

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すき間無しウッドデッキの完成。

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室内(一部はタイルでした)から見たウッドデッキ。
もしかしたら大規模修繕工事前には、ベランダには置き敷きのタイルがあったのかも?前々回のブログで紹介したように、あれの目地も大きなすき間ですから。

 

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隅切り形状の角部の仕上がり。

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L型形状のベランダでしたが、こちらはあまり使用しないのと、部屋からは見えないのでウッドデッキ施工は無し。
仕舞い端部は幕板を付けてお終い。

今回のすき間無しベランダウッドデッキの紹介もこれでお終い。

5年前に知っていたら~流山市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2016年12月24日

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千葉県流山市にお住まいのお客様から、
「5年前に家を建てた工務店に一緒に作ってもらったウッドデッキの床を踏み抜きました・・・・・・」と、お電話をいただきまして調査へ。

 

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まだ5年しか経っていないので一見は何ともなさそうに見えます。

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5年前に工務店からは、「防腐注入材だし、こうして床板のすき間を開けて風通しも良くしているので、後は毎年防腐剤を塗ってやると長持ちします」との説明を受けて防腐塗料を塗っていたそうですが。。。。。。。。

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ちょうど5年経った先日、表面は腐っていなかったのに乗ったとたん足を踏み抜いたそうです。・・・・・幸い怪我はなかったそうですが。

防腐注入木材や防腐塗料を塗った木材は、このように表面は腐っていなくても内部から腐ってくるので、なおさら危険!と私は思っています。

お客様はこの事を工務店に話されると、「今度はもっと腐りにくいセランガンバツでお安く作ってあげますよ。」
この言葉を聞いて、ネットでウッドデッキ用の木材をいろいろ調べ、イペ材で実績が多いテクノグリーンにたどり着いたそうです。

この工務店のように、ハードウッドであればどの樹種でも同じように耐久性があり腐らないと思っている会社、大工さんがいるようですが・・・・・・
セランガンバツは、イペと比較して数倍早く腐るという腐朽試験の結果を知らないばかりか、10年以上前に公共事業や商業施設のボードウォークが数年で腐り、取り替えした事例がある事をご存じないのかもしれません。

そんな理由で、ハードウッドをメインとしている当社でも、さすがにセランガンバツでのウッドデッキは施工をしていません。(使用しない理由には、耐久性の問題以外にもありますが)

ハードウッドの違いの説明をお聞きしたお客様は、経年変化したイペのウッドデッキを直接ご覧になりたいと当社の展示場というより”究極のノーメンテナンスウッドデッキ”(なんせ施工10年ほどになりますが、塗装どころか実験の為に一度高圧洗浄しただけで、あとは洗ってもいない)に、ご家族でご来場いただきました。

そのメンテナンスをしていないウッドデッキと床下(水道メーター上を点検口にしてあるので)もご覧いただき、全く腐朽していないのに驚かれ(汚れているのに驚かれたのかも?)、10年保証の裏付けも確認できたイペ材でのウッドデッキに決められました。

それでは、既設ウッドデッキ解体時の写真から、

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端の床板1枚を外すと・・・・・・・・白いのが白色腐朽菌。大引きが腐っています。
今までの経験から、だいたい床板で見つかる数倍の量が構造部では腐っているのが経験上判っています。

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典型的な防腐注入木材の腐り方。表面数ミリは腐っていませんが、内部はほぼ腐朽完了状態。乗ればいつ踏み抜いてもおかしくない状況です。

初めに載せた写真2枚の状況を毎日眺めていたお客様にとっては、この解体で見た状態は相当ショックだったようです。
・・・・・・他の今までのお客様も同様ですが、特に毎年塗装していた方にとっては。

解体終了後すぐに新たなウッドデッキを施工、その完了写真から。

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コーナー部分にあった隅切りを無くし広くしました。
デザイン的にどうしてもというのでなければ、広く使えますし価格的にも面積が大きくなった分、高くなるわけではありません。
使用材料ロスの関係から場合によっては安くなる時もあります。今回はどちらも試算してみましたが同じくらいでした。

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和室前に繋がったデッキ。こちらも以前のウッドデッキと形は少々変えています。

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現場で発生したイペの端材をご所望でしたので、プレゼント。さっそく地面置いて花置き板に使用しています。
今回は床板で斜めの部分がありましたので、それなりの枚数の端材が出ました。

最後の写真は、ウッドデッキ横にある植栽越しから。

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お客様からアンケートで、

「イペの質感、見た目、施工の仕上がりとても満足しています。
5年前の家完成時に知っていたら・・・・・・・と思いました。
大事に長く付き合っていきたいです。ありがとうございました」

家を新築する時って本体の家の方だけでも色々と検討する事が多くて、なかなかウッドデッキの樹種まで気が回りませんよね。

でも今回の取り替え工事で腐朽を心配しての塗装から解放されましたので、安心してウッドデッキライフをお楽しみください。