和風の庭なのでやっぱり天然木で~船橋市

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例, 腐朽ウッドデッキの取り換え工事 | 投稿日:2017年2月13日

タグ: , , , , , , , , ,

千葉県船橋市のお客様から、10年前にレッドシーダーで作ったウッドデッキが腐ってきたので作り直したいとご注文いただきました。

このウッドデッキを施工した外構工事屋さんに相談したら、今度は腐りにくい人工木のウッドデッキを勧めてきたそうです。
今のレッドシーダーと同じメーカーの製品で腐りにくいといいながら、メーカーの保証は2年だけ。・・・・・これではレッドシーダーと同じ?
外構工事屋さんが勧めるウッドデッキ、昔はレッドシーダー今は人工木とエクステリアメーカーの意のままです。

お客様の庭は和風で、鉢植えも多くガーデニングを楽しんでいる憩いの場所にプラスチック?(人工木)を勧める外構工事屋さんに不信感を持って出入りの植木屋さんに相談。

この相談を受けた植木屋さんは、テクノグリーンのイペ製ウッドデッキを十数年前から何か所か紹介施工していて、いまだに1ヵ所も腐ったのがないので今回も。

現地調査は、この植木屋さんが庭の剪定に入っている日にお伺いしたのですが、

 

PC150043

植木職人が4人で3日も掛かる大きな庭です。写真には写っていませんが大きな木の上に職人が登って剪定中。

PC150025

 中に入ってみると樹木や植栽がいっぱいのお庭でした。手前に見えるのは植木職人の専用の道具ですけど何に使うんでしょうか?
さて、植木屋さんの作業が終了してから採寸を。

 

IMG_2226

IMG_2225

2段ステップで庭に降りられる形状。新しく作るウッドデッキは大きさもデザインも同じ風がお客様のご希望。

IMG_2223

 

こちらが腐っていたステップ部分。数年前から腐朽が始まっていたそうで、やっぱりレッドシーダーだと7年くらいが限度か?

 

IMG_2224

当時はこのラチスフェンスが大流行でしたが、家の中から庭の景色を眺めるには少々邪魔と感じていたので、今回は見通しの良い幅狭のボーダーフェンスに。
人工木にしなかった理由のひとつに、このフェンスデザインがあまりにも少なく決まりきった規格品しかなかった事のようでした。
その点、天然のウッドデッキは無垢材から加工していきますので、幅や厚みやすき間を自由自在に作れてバリエーションが豊富です。

それでは解体後に完成しました新ウッドデッキの写真は、このボーダーフェンスから。

IMG_2229

幅狭の横板で、すき間も板幅と同じに。イペは強度がありますのでこの狭い幅でもハンギングバスケットが可能です。

IMG_2233

板張り方向も今までと同じ横張りで。

IMG_2227

IMG_2236

和室前のウッドデッキ。ステップからは飛び石で。純和風の作りですね。

IMG_2228

IMG_2235

こんな所にも木が。ウッドデッキ用木材はそれなりに詳しいですが、観賞用の樹木はさっぱりわかりませんので説明なしとします。

完了して、お客様からは

「やっぱり、天然木にして良かった~。フェンスデザインも気に入っています。」

では次回はマンションのベランダデッキを。

屋上をウッドデッキで有効利用~目黒区

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキとテーブル&ベンチ, バルコニー ウッドデッキ, パーゴラ付きウッドデッキ, 別荘地ウッドデッキ, 屋上ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年2月7日

タグ: , , , , , , , , , , , , ,

今回の紹介は屋上をウッドデッキにして有効利用した例です。
それも元々は屋根の役割だけの屋上で、人が出入りできるようにはなっていなかったところです。

目黒区にあるコンクリート3階建ての中古の戸建を購入されたお客様が、家の図面1式を持たれて来社されました。
2階のバルコニー1ケ所と3階のバルコニー2ヵ所へのウッドデッキと屋上部分全面へのウッドデッキとウッドフェス。
現況では、その屋上へ登れないので”登る為の階段も”これらがお客様のご要望。・・・・・・・ウッドデッキはともかく、この階段が難しい。

翌週に現場の調査と採寸へ。

 

IMG_2164

調査の為には、梯子と命綱のロープが必要で持参しました。梯子はたまに持っていく事もありますが、ロープで登るの初めて。まるで登山の気分でしたが、寄る年波には勝てないので、これが最後か?

ちなみに先行して命綱を張ったのは、元トビ?のうちの職人です。

DSCF7719

こちらが施工前の屋上。総3階建ての建物ですので4.5m×約8mの大きさです。・・・・・・家の中を通って材料を搬入出来ないので足場を掛けての荷揚げになりそうです。

さて、こちらの屋上は築10年以上経っているので防水工事をし直してからの、ウッドデッキ工事となりますので防水工事屋さんと施工の仕様とスケジュールを打ち合わせ後に設計へ。

シート防水後のウッドデッキ・ウッドフェンスになりますので、防水層を傷つけることなく施工方法を考えなくてはなりません。毎回の事ですが。

それでは屋上の施工前に、ちゃっちゃと2階、3階のバルコニーデッキを施工して、

DSCF7747

こちらは2階のバルコニー。

IMG_2198

当然こちらも防水工事をした後の施工ですが、バルコニーはウレタン防水でした。

DSCF7742

こちらは3階のR形状のバルコニー。元からあったウッドデッキはやっぱり腐っていたので、イペ製すき間なしのバルコニーデッキに交換。

IMG_2203

元の写真と比べていただくと良く判りますが、上が”すき間あり”、下の写真が”すき間無し”のイペバルコニーデッキ。特にガーデニングを考えていらっしゃるようですので、このすき間あり、なしは大きな違いとなります。

DSCF7730

こちらがもう1ケ所の3階バルコニー。室外機や給湯器がある上、一部に屋根が掛かっています。その間隙をぬって屋上へ上がる階段を設置予定。

まずはウッドデッキを施工して、

IMG_2201

ウッドデッキの施工は完了。この上に階段の設置にします。

DSCF7834

バルコニー側から見た階段の一部。設置スペースが狭いので木製の階段はあきらめてステンレス製です。

DSCF7831

屋上側から見た勾配屋根上のステンレス階段。・・・・・今回この階段の設計・製作が一番の骨でした。家屋メンテナンスする時に取り外しが効くように現場でのカット・溶接なし、ボルト組立ての仕様でしたから。

IMG_5773

階段を上ったところから見た屋上ウッドデッキの全体像。

IMG_5782

逆サイドから見たパーゴラ。天井部にはタープを、そして側面部にはシェード(リゾート施設にあるようなカーテン?)が吊れるように金物は合計12個取り付けています。これらが取り付けられるとどのようになるのでしょうか?私には想像できないので、取り付けられた写真を見てみたいものですね。

またライトも付けていますので、夜間でも使用できるようになっています。

IMG_2130

IMG_5778

L字型に作ったローベンチ。両サイドは少し高くしてテーブルとして使用します。
当社へ打ち合わせに来社された折に、テクノグリーンが十数年前に横須賀市の別荘屋上で製作しましたのと同じローベンチの写真をご覧になり参考にして、お客様がデザインされました。

ウッドデッキも広いので、段差を付けベンチのある部分は1段高いステージ状として単調になるのを避けるデザインとなっています。

 

その参考にした写真は下で。

BBハウス 009

横須賀別荘屋上ウッドデッキ&パーゴラ

 

IMG_2131

同じくコーナーの一角を扇形のステージ風で1段上げて。こちらは植栽の鉢を置くコーナーになるそうです。

ウッドフェンスは横ボーダーですが、2本と1本を交互にしたデザイン。手摺部と支柱の上部は白塗装。テクノグリーーンでもイペへの白塗装は初めてでした。・・・・試し塗りしたサンプルは打ち合わせルームには置いてあるのですが、それをご覧になってでの採用でした。(いろんな塗料で試しにサンプルを作っているのですが、今回役立つとは)

IMG_2136

床部分に入れた欠きこみ。これは一度床を仕上げてから、お客様に直接床に欠きこみの位置・形状を書いていただいた部分をカットして作っています。奥の床下に見えるのはスポットライトで下から上へのライトアップ用。
で、ここには下の写真の物が据えられます。

IMG_2239

そう流木です。自立できるようこの流木の下にイペでスタンドを取り付け。

お客様は流木がお好きなようで、ベンチにもパーゴラにも取り付けさせていただきました。これらの流木はお客様がお好みのをご用意していたのですが、何故か当社の職人に”流木”に詳しいのがいて、「形の良いのはいい値段がするんだよ!」との事。・・・・・・・・・・・知らなかった。

IMG_2245

こちらは、階段を照らすスポットライト。これだけは室内から点灯できるようになっていますが、他5個のライトは上がってからスイッチボックスに納められたスイッチで点灯できるようになっています。主に夜間にこのウッドデッキは活躍するようです。

今回は、この屋上ウッドデッキや工作物にこだわりをもってご依頼いただきましたので、会社で2回、現場で3回の打ち合わせをしての施工となりました。

お客様から全て完了引き渡し後に

「すばらしい空間ができました。ありがとうございました」

とアンケートでいただき、一安心。

で次回は、また腐った庭ウッドデッキの取り替え工事です。・・・・・ホント最近多いです。

コーポラティブハウスのバルコニーデッキ~品川区

0

投稿者:technogreen | カテゴリ:バルコニー ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2017年2月1日

タグ: , , ,

今回の紹介はコーポラティブハウスのバルコニーデッキ。

コーポラティブハウスって?あまり聞きなれない言葉ですが、「コーポラティブハウス」自体が和製英語みたいですが、簡単な日本語にすると”組合方式による注文集合住宅”みたいな?

テクノグリーンでは10年ほど前に1ヵ所施工させていただいて以来、今回で2ケ所目。というくらい分譲マンションからみますと、まだ日本では少ないのかもしれません。もしくはただ単純に当社が注文を受けていないだけかもしれませんが。

バルコニーのウッドデッキとしましては、基本的にはマンションと構造は同じです。
コーポラティブハウスは、低層が多くエレベーターが付いていないケースが多いです。
今回のお客様の部屋も3階建ての2階にあり、材料搬入は外階段で。

では現調時の写真から。

DSCF7806

DSCF7802

以前施工したところもそうでしたが、コーポラティブハウスの外壁はコンクリートの打ちっぱなしが多いようです。

DSCF7804

このサッシの水切りは隠して室内と同じ高さのウッドデッキに。

DSCF7808

 

こちらはバルコニーについてる物置。この扉が開く高さに調整が必要。

それでは、施工完成後の写真を。

 

IMG_2109

 

 

IMG_2114

 

物置の扉が開く高さでなおかつ水切りも隠れています。

 

IMG_2116

 

室内と同じ高さに仕上がりました。
さっそく元からある植木鉢を置いてみましたが、やっぱり緑はコンクリートの上に置くよりは天然の木の上の方が映えますね。

これでコーポラティブハウスのバルコニーウッドデッキの紹介は終了。次回は屋上ウッドデッキです。