投稿者:technogreen | カテゴリ:ルーフバルコニーウッドデッキ | 投稿日:2013年7月10日
ルーフバルコニー付の中古マンションを購入され、引っ越しが済んだばかりの東京都港区のお客様のところへ調査へ。
見晴の良いルーフバルコニー
都心部ですが、非常に見晴しの良い立地のマンションです。引っ越しが終わったばかりの時に調査へお伺いしました。
ルーフバルコニー全体
まだまだ引っ越しの荷物がルーフバルコニーへ置かれていましたが、なんとか採寸を完了。
室外機設置部分
元から設置されていた室外機ですが、このような状況で動かせません。ウッドデッキはこの部分をくり抜いての施工となります。
段差部分
出入りしやすいように少しでも段差を小さくしたいというのが、お客様のご希望。・・・・・・お任せください。
ウッドデッキ完成後の全体
どうですか?雰囲気がずいぶんと変わりましたでしょ!
逆方向から
まだまだ引っ越し後の後片付けは終了していませんので、とりあえず一部の荷物はルーフバルコニーへ。
掃出し窓サッシ部
サッシの下枠に合わせて施工しましたので、これで段差はなくなりました。出入りも楽になり充分なルーフバルコニーの活用が期待できます。
お客様は、「晴れてる日はここで食事を」と構想していらっしゃるそうです。今後のためにベンチ・テーブルの見積もりご依頼も。
今回のお客様は独身男性で平日は働いているため、土曜日のみが施工できる日となりました。(マンションは通常、日曜日・祝日は施工不可の規約となっています)
ところが、予定していた土曜日が雨で2回延期となりましたが、最後は詳細図面を基に工場でオーダー製作し、現場での加工をほぼゼロで今回施工しましたので、約20㎡ありましたが午後の晴れ間を使い、半日で施工を完了させました。
施工に入る職人の数にもよりますが、平面で出入りが少ないとこんな荒業も可能なんですが、これが限度かな?
ともあれ、今回のところでは問題にならず無事に終了しましたが、ウッドデッキを施工するにあたりルーフバルコニーには普通のバルコニーにはない難問が実はあります。そんなこんなも含めた梅雨時期最中に施工しましたルーフバルコニーウッドデッキの紹介を近々?に紹介させていただきます。・・・・お楽しみに。
前回の続きで松戸市のウッドデッキの解体が終了。
解体終了後の庭風景
室外機がウッドデッキの下へ設置されていたんですネ!ウッドデッキの高さが1mくらいありましたから、スッポリと室外機が2基入っていました。
今後のエアコンの交換も考えて室外機の上の部分は、点検口蓋を付けて施工する事に。
家壁の割れ
ウッドデッキの束があった壁がこのように割れていました。いやいや、解体したときに割ってしまった訳ではありません。前の持ち主がDIYされたときに壁に束柱を釘で打ち付けて留めていたようです。
高さ1mもあるので、根太だけの工法ではグラつくので、こうして家へ留めたくなる気持ちは解りますが・・・・・。構造部の組み方でこれは解決できるのですが、素人の方ではチョット難しいかも。ただ、家に留めるにしても窯業系のサイディング材は割れやすいので、先穴を開けて取り付けてやればこのように割れずにすんだのですが・・・・・。
壁の補修
ウッドデッキの下になってしまい後から補修できなくなるので、見た目は二の次にして防水のためのシーリングを充分に施してからウッドデッキの施工へ。
正面からの全体写真
基本的なウッドデッキサイズは以前と同じに。コーナー部の長い柱も前と同じように取り付け。
庭の奥から見た写真
庭の奥から見たウッドデッキと側桁階段です。これも以前と同じ場所に。
ウッドデッキの扉
階段がある場所には扉を付けて。
掃出し窓前の床
さきほどの室外機が、この床下に収まっています。簡単に交換できるように蓋加工していますが、あまり目立たないように作っています。
ウッドデッキ内部の樹木
さきほど紹介しました扉の写真にもありました樹木とこちらの樹木は伐採せずに、このようにウッドデッキ内部に取り込んで施工。
ボーダーフェンス
すき間5cmのボーダーフェンス。当初、一部分は目隠しを兼ねたフェンスも考えていましたが、最終的にはすべて同じ高さの1mでこの隙間でのボーダーフェンス。お持ちした写真集の中にも同じデザインがあり、それを見て決定されました。
今回のボーダーフェンスはよく施工しているデザインですが、板幅、すき間、厚さを変えたり、組み合わせることにより以外と面白いデザインが可能です。
最後に追加ご注文いただきました道路との境界フェンス。擬木フェンスからウッドフェンスへ。
イペ製の境界フェンス
境界フェンスもイペで。プラ擬木と比べ天然木のため、周りの植栽を生かしていますね。高さ60cmで横板2枚なので、ウッドデッキと一緒に施工すると諸経費・施工費も安く済みますので、これは正解でしたね。
これで、松戸市の腐ったウッドデッキの取り替え工事の紹介は終了。次回はマンションのルーフバルコニーウッドデッキを紹介します。
今回もまた、腐ったウッドデッキを解体して新たにウッドデッキを新設しました紹介となります。
千葉県松戸市のお客様からご依頼があり、お伺いしますと、
季節ウッドデッキの全体
外からのちょっと見には、それほどでもという感じですが・・・・・
バラバラになったラチスフェンス
ホームセンターで売られているラチスフェンスは驚くほど安いのですが、腐る以前にこのようにバラバラになってしまう事の方が多いようです。作りをみたらその原因もすぐわかるのですが、価格が価格だけにしょうがないかという感じです。
腐ったウッドデッキ床板
こちら床板も写真では大丈夫そうに見えますが、歩く場所を選ばなければ危険というほど、あちこちに腐朽がみられました。
お客様にお聞きすると、昨年中古でこのお家を購入されたそうですが、前の持ち主がホームセンターから材料を購入してDIYでこのウッドデッキを作られていたようです。
10㎡くらいの正方形が二つ繋がったような形で、けっこう大きいウッドデッキでした。・・・・・ソフトウッドといえ、これだけの大きさをDIYで作るとなると、かなりの時間をかけて作ったんだろうなと感心してしまいました。・・・・・釘一本、まともに打てない不器用な私にとっては、特に。
そんな人間がお客様のウッドデッキを作ってるんかい?という疑念をお持ちになる方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。私は施工には一切関わりません。すべて職人が行います。
一見すると大丈夫そうにみえますが、
腐った床板
このように床板のあちこちで腐っています。調査するにも足元を見ながらの作業となりました。床板でこのくらい腐ってるとなると、根太や束は推して知るべしでしょうね。
お客様と作り変えのウッドデッキ大きさと、フェンスデザイン等を打ち合わせをした帰り際に、こちらも一緒に見積もりを・・・・。
樹脂製の擬木フェンス
昔それなりに流行った通称「プラ擬木」。これで道路との境界フェンスを作られていました。木粉入りの人工木材と違い腐ってはいませんが、すっかり色褪せていかにもプラスチックという感じになっていたので、一緒に交換依頼いただきました。
いよいよ解体と新しいウッドデッキの作り替えの写真は次回、解体・施工編で!