板橋区の戸建て住宅へお住いのお客様から資料請求と見積もりご依頼いただきました。
「既存のウッドデッキが腐ってきているので、ウッドデッキを作り替えたく、
人工木で他社に見積を取ったのだが、金額が高く、もう少し安く施工できないか検討したいので、見積をお願いしたい。
2.4m×2.9mですが、変形で、2.4mの反対側の辺の長さが2.3mです。」
人工木デッキは当社がいつも施工しているイペのウッドデッキと比較すると普通は安いのですが、
規格外の形状やサイズの場合は逆に高くなることもあります。
今回も、そのパターンだったようで見積もりが届いてから「御社のイペのほうが安かったので現地調査をお願いします」と連絡いただいて・・・

新築時に大工さんに防腐注入木材で造ってもらったウッドデッキでした。

床板もさることながら構造部分はもっと腐っていて、使用するには。。。。。

このウッドデッキは家の凹部と隣家の塀に囲まれた閉ざされた中庭に造られています。
つまり、解体した木材と新たに造るウッドデッキの材料は、このデッキへの入り口から・・・・

こちらの部屋を通して玄関までが荷運びの動線となります。
道路に面した庭のウッドデッキと違い、中庭へのウッドデッキはこの材料搬入条件も考慮した設計をする必要となってきます。

ウッドフェンスは、まだ使えそうな感じでしたが人工木より思いのほか安くできそうなのでと、こちらの交換工事も一緒にご注文いただきました。

新設のイペウッドデッキが完成。
解体・撤去後にもう一度、詳細寸法を測り工場で仮組み立て後に現場で施工しました。・・・・現場では加工できるスペースがありませんので。

ウッドフェンスももちろんイペ。

部屋の中から眺めた中にわウッドデッキ。元のウッドデッキより高級ウッドデッキになった!と喜んでいただけました。
これで中庭ウッドデッキの紹介は終了。次回はコーポラティブハウスのバルコニーウッドデッキを。
前回の大規模修繕時サービスの紹介では、マンション1階テラスのウッドデッキでしたが、今回はベランダウッドデッキ。
15年前に新築マンションで施工しましたが、大規模修繕工事が始まるとのことで取り外しへ。


前回紹介しましたウッドデッキより2年多く経過していますが、色褪せは少ない感じです。
また1階のテラスデッキと違い、表面に土がついての汚れもなくきれいな状態でした。
マンションや戸建てのベランダ(屋根や庇がある)は、ルーフバルコニー(屋根庇が無い)と比べると紫外線が当たる量が少ないのでその分色褪せは少なくなります。
こちらのウッドデッキも特別手入れをしていたわけではなく、たまに掃除機をかけるくらいとの事でした。

外し終えたところの状態。全くごみが無いわけではありませんが15年間でこれくらいです。多分排水溝側からのすき間から吹き込んだ枯れ葉のようです。
これがすき間ありの通常のタイプですと、すき間から落ちたゴミが堆積した状態になっていたと想像できます。(以前施工したウッドデッキで経験しています)

6か月後に大規模修繕工事が完了し、再設置されたウッドデッキ。


オプションで高圧洗浄とサンダー掛けを保管中に施しました。
新品と同じとまでは言えませんが、15年使用したウッドデッキと思えないほど木肌の色も蘇っています。
さすがイペですね。残念ながら他の木材ではここまでにはなりません。
これでマンション大規模修繕時サービスの紹介は終了。次回は戸建てのウッドデッキを。
投稿者:technogreen | カテゴリ:一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2021年3月25日
1年ほど前に屋上ウッドデッキをご注文いただいた工務店様から、施工終了後に「今度は戸建ての庭ウッドデッキをお願いします」と言われていました。
その新築住宅が竣工し、もう引っ越しされたとのことで現地調査依頼を受けお伺い。

玄関脇全面にウッドデッキを造ります。

初めからこの場所にウッドデッキを造る予定でしたので、それに合わせた高めの位置に立水栓が設置されていました。
・・・・立水栓の高さの上げ下げの切替工事は以外と費用が掛かりますので、これって大事ですよね。

通常はウッドデッキ高さは掃き出し窓枠の下までとするのですが、今回はお客様のご希望で室内高さへ。つまりサッシ枠下端より上となります。
造る大きさと高さを打ち合わせ後に、最後にお客様からご要望が・・・・・それは、掃き出し窓と同じ幅での扉取り付けでした。
引っ越し時に大きな家具・電化製品が玄関から入れるのが難しくこちらの掃き出し窓を使って入れられたそうで、ウッドデッキを造ってもこの窓から入れられるようにとの理由でした。
ただ、その大きさの扉ですと奥行き以上の大きさとなり全開できなくなるので親子扉を提案してご了解いただきました。

こちらが親子扉を全開した写真。幅170cmくらいオープンとなります。

こちらは扉を閉めた状態。普段はこの状態でウッドデッキを使用しますので、ちょっと見では普通の横板フェンスに見えるような造りにしています。

ウッドデッキ内側の写真です。今回は珍しくお客様のご希望で床板間のすき間は10mmとなっています。
これで親子扉付きウッドデッキの紹介は終了。次回はマンションベランダウッドデッキ大規模修繕時サービスを。