墨田区のルーフバルコニーがあるマンションへお住まいのお客様からお問い合わせをいただきました。
「はじめてご連絡させていただきます。
現在、マンションのルーフバルコニーのデッキを検討しております。
広めのバルコニー(15畳程度?)なのですが、今までは30×30サイズのウッドパネルとバーセアを全面に敷き詰めておりましたが、大規模修繕があり、全てを撤去したところ、約2/3数のパネルが劣化しており廃棄しました。また、撤去の手間もなかなかの重労働だったため、今後は御社のような大規模修繕に対応されている会社に依頼して施工していただきたいと考えております。
お忙しいところ恐れ入りますが、パンフレットと木材サンプルのようなものがあれば、送付していただけないでしょうか?」
・・・・・・10年くらい前までは、このウッドパネルがバルコニーへ敷くのが流行っていましたが腐ったり、バラバラになってしまうのでさすがに最近は使われなくなってきたようですが。
下の写真は、昨年ルーフバルコニーのウッドデッキ調査時に写したウッドパネルです。こんな状態だったんでしょうか?
ご連絡いただきました面積からの概算見積書と資料・写真集・サンプルを送付させていただいた数日後に、
「先日は、資料とサンプル木材の送付をありがとうございました。
現在、大規模修繕工事中を行っており、もしよろしければ、ルーフバルコニーの計測および見積もりをお願いできないでしょうか?」
日程を調整し、現地調査へお伺い。
まだ大規模修繕工事の足場がありますが採寸を。
今までルーフバルコニーを有効に使われていたようです。
そこで今回はタイルを敷いていた部分も全部ウッドデッキ化に。またサイドの片側には目隠しウッドフェンスとタープ用の柱も。
大規模修繕工事が終了を待ってウッドデッキの施工へ。
施工完了しましたウッドデッキとウッドフェンス。
凹凸が多かった出入り口部分も綺麗に納まりました。
元々あった植栽やガーデンファニチャーを戻して、これで明日からでもベランダガーデニングを再開出来ます。
こちらは追加でご注文いただきました同じイペで製作しましたガーデニンググッズをいれる収納ボックス兼用ベンチ。・・・・・・・ルーフバルコニーウッドデッキのお客様からは特にご希望が多いアイテムのひとつです。
施工完了後のアンケートで、
「この度は猛暑の最中、ウッドデッキの施工をありがとうございました。
おかげさまでバルコニーライフが復活。花火大会の観賞やリラックスタイムを満喫しています。」
また、この後にメールでタープ柱や収納ボックスも大規模修繕時の預かりや再設置の対象になっていますか?とご質問いただきました。
———ご安心ください。イペ製のタープ柱やファニチャー類も一緒に預かっています。——
それではこれでルーフバルコニーウッドデッキとウッドフェンスの紹介は終了。次回は庭ウッドデッキ取り替え工事を。
投稿者:technogreen | カテゴリ:戸建てベランダウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2018年9月12日
世田谷区の戸建住宅へお住まいのお客様から、「2階ベランダへウッドデッキを検討しているのですが。」と、お電話をいただきました。
大きさをお聞きして概算見積もり後、調査・採寸へ。
タイルは家を建てられた時に初めから敷かれていたようです。その上に人工芝もご自分で敷いていましたが・・・・・・
タイルを敷いても如何せん室内との段差はこの通り十数センチも。
窓前にありますのは、いろいろと蒐集しましたウッドデッキ材サンプル。
比較検討の結果、イペ材をお選びに。・・・・・・・理由はすき間無し施工ができるからとの事でした。(タイルのすき間で相当困っていたようです。すき間から落ちたゴミ掃除大変ですもんね。)
ベランダで一度でもタイルやすき間があるウッドデッキを使われた方には、この”すき間無し”の良さが判っていただけます。
お客様はご注文の際に念押しで”すき間無しのイペ”とお電話いただきました。
すき間無し施工のベランダウッドデッキが完成。今回はお客様のご希望で塗装タイプ。
ウッドデッキ高さは掃出し窓に合わせて段差解消。
こちらは移動できるキャスター付のウッドプランター、同じ木材のイペで製作。これに鉢を入れますが、購入された鉢サイズを事前にお聞きして製作しています。
これで戸建の2階ベランダウッドデッキの紹介は終了。次回は2階建てバルコニーデッキの取り替え工事を。
小金井市の戸建住宅にお住まいのお客様から、
「現存ウッドデッキの劣化が激しいため、取替を検討しています。」
と、数か月前に資料請求いただきました。
一度でも所有しているウッドデッキが腐ってきた経験をしますと、ウッドデッキ用木材について真剣に調べますが、初めての時は大工さんや外構工事会社から勧められるままに作られ失敗する方が多いようです。
当社では庭ウッドデッキの5件に1件は、こういう腐ったウッドデッキの交換工事を請けていますが、昔は概ね外構工事会社はレッドシーダー(最近は人工木)、大工さんや工務店は防腐注入木材でウッドデッキを作っていたようです。
で、今回のお客様の腐ったウッドデッキは杉のACQ防腐注入木材。
では現地調査時の写真から、
床板の一部は抜け落ちています。
根太に留めているはずのビスが抜けてきて床板が浮いています。・・・・・・・こうなってきたら下の根太が腐ってずぶずぶになっているの想像できます。
施工時に「毎年塗装すれば長持ちしますよ」といわれて塗装していても、こんな状態になります。
何故このようになるかというと、塗装で効果のあるのは表面だけ防腐剤を注入しても表面から数ミリしか入っていないので割れ目から雨が侵入して内部から腐ります。
こちらは解体時の写真。
予想通り根太は腐ってずぶずぶ、これじゃビスが効かないどころかいつ折れてもおかしくない状態です。
ご覧のように床板と根太だけの2層構造。
これでは、低コストで作れるかもしれませんが耐久性は、ぐ~んと落ちてしまいます。
雨掛かりになるウッドデッキなのに、家の床下と同じ構造で木組みしているのが他にも見受けられました。・・・・・・・ウッドデッキの耐久性は使用する木材もさることながら、設計・施工方法に左右されます。
こちらは裏庭に続く通路に設けられた内門袖。門扉はすでに朽ち果てて無くなっていました。採寸時にこちらも追加ご依頼いただきました。
柱に使われる角材は特に内部まで薬液が入りにくく早くに腐りがちです。
それでは、お客様が耐久性を一番に考えいろいろと比較検討され選ばれましたイペ材を使用した10年保証付きウッドデッキの写真を。
元と同じサイズに造り替えましたウッドデッキ。
新たにウッドデッキを計画したのと違い予期せぬ交換工事での出費の為できるだけ予算を抑えたいお客様からご相談いただき、今回は飾りの化粧幕板を付けないデザインとしました。
こちらもイペで交換工事をしました門扉・門袖。門扉は軽くなるように以前のとはデザインを変えています。
柱の基礎は簡易タイプで作られていましたが、今回は現場打設の本格基礎としています。・・・・・・・・開け閉めで力が掛かる門扉・門袖は基礎が大事です。
施工完了後お客様から、
「デッキの出来栄えには大変満足しています。ありがとうございました。」
と、メールをいただきました。
これで庭ウッドデッキ交換工事の紹介は終了。次回は戸建2階ベランダウッドデッキの紹介を。