人工木のデッキを提案されて~小金井市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 屋根付きウッドデッキ(サンテラスデッキ), 最近の施工事例 | 投稿日:2016年10月29日

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半年ほど前に小金井市のお客様から、新築予定の家の図面を送付いただきました。

「同じ市内に新築戸建てを建設予定です。

庭にリビングに続くイペかウリン(強度が高いと聞き)でウッドデッキを
作りたいです。
ハウスメーカーはLIXILさんに依頼する形になるそうですが
出来れば本物の木のウッドデッキが理想の為、御社を見つけました。」

前々回のブログでも書きましたが、昔は防腐注入木材のウッドデッキを提供していたハウスメーカーや工務店は、最近腐れによるクレームに懲りたのか、人工木材のウッドデッキを提案するところが増えているようです。
また下請けの外構工事屋さんに一括で丸投げできるので楽なのかもしれません。

「天然木材の住環境は情操教育に効果あり!」という事で保育所・幼稚園だけではなく小学校の校舎でも無垢材が使われ始めているようです。
お子様がいらっしゃるお客様の中でそんな情報をお持ちの方は、ウッドデッキは人工木ではなく天然の木材で!と、要望されます。

私らの年齢になりますと、いまさら情操”教育”といっても手遅れですが、天然木ウッドデッキの上では落ち着くのは確かです。周囲が人工木(プラスチック)やコンクリートの環境下では、なかなか落ち着けません。(人それぞれですが)
そもそも(亻)がに寄り添ってという字になるように、昔から人間は「木」のそばで安らいでいたんだと思います。

話は戻りまして、数か月後にお客様から新築中の家の足場が取れましたとご連絡いただき、建築中の現場へ。

 

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打ち合わせ前のご希望の出幅は2.2m。正確に隣家との境界を測りますと2.4mの出幅デッキが余裕で出来ます。
材料からしますと、2.2mも2.4mも同じ2.4mサイズを使用します。そこで材料費は変わりませんので2.4mで提案させていただきました。

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当初は3面フェンス付のウッドデッキでしたが、屋根も付けたウッドデッキにご希望が変更になっていましたので、どこに屋根用の柱を建てるか、窓位置も正確に採寸。窓の真ん前には柱を建てられませんので。

約2か月後、家の引き渡しが完了しウッドデッキの施工へ。

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 道路側から見たウッドデッキ。横板フェンスの高さは1.5m。すき間は10mm。
これで通行人からの視線は気にならなくなり寛げる空間となりました。

 

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扉を開けた状態。

 

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入口側から奥側を見た画像。

 

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逆に奥から見た入口。横幅も7.2mのありますので広いウッドデッキです。

 

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屋根はポリカの波板。うすいスモークブラウン色。
桟にタープ用のフックも付けましたので、夏場の日差し対策もばっちりです。

 

 

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隣家側へ雨水が落ちないよう、雨樋も付け、雨水桝へ繋げて完了。

初めからウッドデッキ付の戸建住宅を計画されていたお客様は、ご自身も本物の木で造りたいと考えていたようですが、やはり子供を自然の木で出来たウッドデッキで思い切り遊ばせたいと。
でも天然の木は腐りやすいし・・・・・と、悩みながらもネットで当社の10年保証付きウッドデッキを探し当てられたようです。
送付しました資料とイペのサンプルをご覧になり、”これだ”と確信されたそうです。

 

次回はマンションのベランダウッドデッキの紹介です。

 

角地の庭のウッドデッキ~市川市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年10月9日

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半年以上前に、千葉県市川市のお客様から資料請求とお問い合わせいただきました。

「現在戸建ての小さめの庭にウッドデッキと目隠しとしてフェンスを考えています。
金額的にも恐らく今すぐにとわいかないと思うので、実際に庭を見て頂いてから見積もりを出して頂けないかなと思いお問い合わせ致しました。
見積もり金額が出てからそれを目標に資金などを計画したいと思っております。」

資料・写真集とサンプルがお手元に届きましてから、

「ウッドデッキ資料、サンプル送付ありがとうございました。

実際に、庭を見て頂いて見積もりして頂きたくご連絡致しました!
資金等の準備、計画などもありますので長い目でお付き合いさせて頂きたいなと思っております。」

はい、結構です。当社では見積もりさせていただいて最長2年後に施工した例もありますから。(ただ、その間に材料が値上がりしまして、再見積りさせていただきましたが・・・・・)

打ち合わせ・採寸へ。

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ご覧のように庭が2面の道路に面しています。それも結構人や車の通りが多い状況。
これでは庭に出てのんびりと、というような環境ではありません。

プライバシーの確保の為にもウッドデッキには、目隠しフェンスが必須ですね。

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先ずは、お部屋の中に居る時でも安心できる目隠しフェンスの高さを決めていきます。
お庭には、木タイルや玉砂利をご自分で敷かれ活用を図っていたようですが、室内からの段差と目隠しだけは如何ともしがたいようでした。

※採寸している調査担当者が、まだジャンバーを着ています。調査時は2月頃。

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庭とブロックで仕切られた駐輪スペースは使われていないので、こちもウッドデッキに。これだと結構広いウッドデッキとなりますね。

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この室外機はホースが固定され全く動かせませんので、この部分はくり抜きで。

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これがくり抜いて室外機の頭だけが出たところです。本当は室外機カバーを付けてあげたいところですが、シャッターや壁とのすき間もほとんどなく、設置は断念。

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道路から見たウッドデッキの全体。これで通行人の視線も気にならなくなりました。
ブロック上にありました既設のアルミメッシュフエンスは、施工する上で邪魔にはならないのですが、デザイン的に目障りなので撤去しています。

 

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駐輪スペース上へのウッドデッキ部分。こうしてみるとこの部分の面積というのは相当部分を占めているんですね。

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内部から見ても目隠し効果はばっちり。ちなみに横板のすき間は10mmです。
10mmのすき間だと圧迫感があるように思えますが、広幅と狭い幅の組み合わせにしますと、そんなには感じません。
このフェンスデザインは写真集の中からお客様が選ばれました。・・・・・ここ数年、当社一番の売れ筋?

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上から覗ける高さ?
いえいえ、わざわざトラックの荷台から撮った写真です。
フェンスの高さはウッドデッキ床からで1.5m、道路からですと2m以上あり、道往く人からは覗けない高さです。

 

活用出来なかった庭が、念願の使えるウッドデッキに変身したのをご覧になり、

「先ほど、帰宅しまして確認出来ました!
完成されていてすごく大満足しています!!
本当に本当にありがとうございます!
職人さん達にもよろしくお伝えください!!」

と、施工完了しました日の夜にメールをいただきました。

元あったウッドパネルやアルミフェンスの撤去、防草シート敷設も含め途中大雨で中断しましたが実質2日間の工事でした。ともに平日だった為、帰宅したら完成していた次第です。

時間を掛けて調べ慎重にウッドデッキ材をお選びになられたお客様は、アンケートで

「仕上がりとても満足しています。大金を出した価値があると思っています。
10年保証書いただきましたが、それ以降は自分で手入れなど必要でしょうか?」

と、ご質問いただきました。

~手入れの件ですが、耐久性を保つための手入れは不要です。
塗装で耐久性を高める等の説もありますが、下の構造部分は塗装できませんので塗装で耐久性を高める事は不可能です。
イペは塗装無しで10年保証していますし、実際20年前に当社で施工しましたイペ製ウッドデッキは腐ってなく、現役で活用されています。~

ただ、できるだけ元のより良い状態で使用していただく為のメンテナンス方法としては、
1)水洗い
2)サンダー掛け
3)塗装(あくまでも退色防止の為)

の3つの方法があり、その詳細をメールで連絡させていただきました。

といいながら、会社の玄関前ウッドデッキは施工後10年になるのですが、その間たった1度水洗い(高圧洗浄)しただけですが・・・・・・・”紺屋の白袴”ならぬ”ウッドデッキ屋のノーメンテナンス”?

で、今回の角地のウッドデッキの紹介は終了。次回はルーフバルコニーウッドデッキです。

中庭へ2段ステップのウッドデッキ~土浦市

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投稿者:technogreen | カテゴリ:ウッドデッキ用木材について, 一戸建て庭ウッドデッキ, 最近の施工事例 | 投稿日:2016年9月28日

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茨城県土浦市へお住まいのお客様から、半年以上前にこれから新築予定の家の図面へ希望のウッドデッキを書き加えて送付いただきました。

半年後に、「新築中の家の足場が外れました」と、ご連絡いただき新築中の現場調査へ。

 

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左側のエントランス棟と右側のリビング棟に囲まれた中庭部分へウッドデッキを施工します。
こちらの家基礎が結構高く、地面から65cmほどあります。採寸に立ち会っていましたお客様から、この高さのウッドデッキへ上がる為に、ステップを追加するご相談を受け追加設計、再見積もりとなりました。

以前に送付していました写真集をご覧になり、似たような2段ステップ付のウッドデッキ写真をみて思案していたようです。

 

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上の写真が参考にされた2段ステップ付デッキ。

 

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現場打ち合わせから、1ヶ月以上の間に中庭には雑草が!
お客様はこれを見て、除草と防草シートの追加を。

 

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ウッドデッキ施工前に除草と防草シート敷設を。

 

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ウッドデッキの完成。
これでポーチ、廊下、リビングと全てがウッドデッキで繋がり中庭の用途が広がりました。

 

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中庭奥から。

 

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ポーチから。左に半分写っているのは玄関扉。玄関を通らなくてもウッドデッキを介してリビングへ行けます。

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敷地のアプローチ側から。
外構・エクステリア工事は、このウッドデッキに合わせてこれからご入居までの間に工事をされるそうです。

このごろ、このようにエクステリア工事でウッドデッキをメインとして考えられるお客様が増えているような気がします。

初めにお問い合わせいただいた時に、「耐久性のある天然木材で!」と、人工木材はご覧になった事があり、検討の対象外とされていました。・・・・やっぱり風合いは全然違いますもんね。
完成時に残念ながら立ち会えなかったお客様、翌日お電話をいただき、「今日完成したウッドデッキを見てきました。イペのウッドデッキは想像以上に素晴らしかったです!」

耐腐朽試験でも国内の実績でも耐久性は一番のイペですが、それ以上にこの木目・色合いが一番”天然木らしさ”が感じられるイペ材。(一枚一枚、色も木目も違います)
そういう意味では人工木材の対極にあるハードウッドですので、これを判っていただけるお客様にお会いできると
「お勧めした甲斐があったなぁ~」と、つくづく感じます。

では、今回の紹介は終了。次回はお勧めした訳ではないですが、イペ材ご指名のマンションベランダウッドデッキを。