「マンションバルコニー(約15平米、8.5m×1.5)へのウッドデッキ施工を検討中です。
可能であれば、施工事例と費用の目安などわかる情報をご提供いただけると幸いです。」
と、江東区のタワーマンションへお住いのお客様から資料請求と見積もりご依頼いただきました。
ご連絡いただいた寸法から概算見積書を一緒に送付。
それから2週間後に「これからお伺いしてよろしいでしょうか?」と電話いただき、家族でご来社いただきました。
今度は間取り図面をお持ちになり、もっと正確な見積もりと資料にあった”すき間無しのウッドデッキ”の実物を確認されるのが目的でした。
当社打ち合わせルームには”すき間無し”と”すき間有(5mm)”の実物サンプルを置いてあり、その場で両者を見比べられます。
すき間からウッドデッキ下へゴミが落ちるのを一番気にされていた奥様が一目みるなり「すき間無しでお願いします。」と決定され、その場で現地調査の日時も打ち合わせをさせていただきました。
出幅は2mほどあり広いベランダです。
サッシの網戸下は低い位置なのですが、お客様はこれより高くなっても室内と同じ高さのウッドデッキをご要望で室内高さを測ります。
柱の向こう側は斜めになっているので、普段からあまり使われていないスペースとの事で、全面施工と部分施工2パターンの見積もりを。
下がエコキュートのヒートポンプ?、上がエアコン室外機の2段積みです。
最近のマンションでは、この2段積みが置かれてているのが見うけられます。
お客様はこの下にもウッドデッキを敷きこみたいとのお希望でしたが、一度外した状態にしないと2段積みの場合は施工できません。
調査・採寸後に見積書を送付しましたところ、
「先日は突然の訪問にも関わらずご対応ありがとうございました。おかげさまで方向性が決まりました。
お見積もりの件、ありがとうございます。
本来であれば全面施工が見栄え的にも良いと思っておりましたが、予算の関係もあり部分施工でお願いさせていただきたいと思います。
室外機部分くり抜き施工でお見積もりいただいておりますが、くり抜かない場合についても金額変更なしでよろしいでしょうか?
こちら、くり抜かない方向でも検討しておりまして、エアコン、エコキュート室外機の一時的な取り外しが可能な業者さんとやりとりをしているところです。
予算次第ではありますが、可能であればくり抜かない方向で実施できたらと思っております。
その場合、業者さんの取り外し・取り付け作業とデッキ施工の時間との調整が必要になると思われますが、例えばデッキ施工中の1、2時間の範囲を指定いただき、その時間で業者さんに作業いただくような形はできますでしょうか。
長文となり恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。」
その後メールで
「エアコンとエコキュート室外機を同時に施工してもらえる業者さんがなかなか見つからないので、上乗せを諦め切り抜き施工でお願いします。」
と、いただき2段積みラック部分は当初予定通りくり抜き施工となりました。
こちらがくり抜き施工。
室内高さに施工したベランダウッドデッキ。サッシ枠や網戸より上になっています。
サッシのレール部分が少し下がり溝状になっていますが、室内フローリングとウッドッデキは同じ高さです。
柱端部の仕舞部分、部分施工といいましてもベランダ全体の9割以上を施工しています。
お客様から翌日メールをいただきました。
「昨日は施工ありがとうございました。
サイズもぴったりで、イペの風合いも良く施工してよかったと満足しています。」
これでマンションベランダウッドデッキの紹介は終了。
次回は既設ウッドデッキへのウッドフェンス取り付けを紹介します。